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グローバル化で大切な事。

■日本市場の魅力は如何に。
・最近のNEWS(2024年2月2日付)、「ベトナムでは賃金が上昇し、IT分野は日本の平均給与に迫る勢い。日本語を操るベトナム人技術者は現地でも年250万~300万円稼ぐため年収が400万円前後の日本の魅力は薄れている」。
・「時に躓いても成長するアジア、政治も経済も停滞する日本。この構図が続く中、日本は働く場としての魅力を失い始める。働き手にそっぽ向かれる国・企業は危うい。選ばれる努力が必要だ」とも言われる。

◾️人材は韓国、台湾を求め始める。
・ある日系企業の採用担当者は「ベトナムの大学3年生で日本の入社3~4年目の技術を持っている」と評するが、「そんな金の卵が日本企業の採用の網からこぼれ落ちる。ライバルは韓国・台湾企業だ」。
・IT人材争奪戦は激化しているのに変われない日本企業も多い。ある日本のIT企業は「AI 分野で優秀なベトナム人材を採用しなかった理由は日本語での社内コミュニケーションや受け入れ体制に不安があったためと」と説明。
・選ばれる企業になるために何が必要か。「まずはダイバーシティー(多様性)やインクルージョン(包摂)を実践に移すこと」と言われる。

◾️日本とアジアの労働市場がフラット化。
・ダイバーシティ(多様性)は進化論で有名なダーウィンの著書『種の起源』で「最も強いものが生き残るのではない。 最も変化に敏感なものが生き残る」という言葉から「ある集団の中に異なる特徴/特性を持つ人が存在する」、今後も企業に求められていると言う事だろう。
・また、インクルージョン(包摂)とは「企業内すべての従業員が尊重され、個々が能力を発揮して活躍できている状態」を示すそうだ。
・上述の言葉や試み等は指標として分かりやすく、様々な組織に取り入れられたら新しい世界の幕開けとなるだろうが、実際に異なる文化や価値観を持つ人々が一組織に集まり同じ目的に向かい走り出すまでには並々ならぬ組織努力や胆力等が問われるだろう。
・アメリカを知っているだけでは多種多様なアジア人を束ねられないだろう、アジアで生きてきただけでは外国人のマインドを一朝一夕で掴み取る事は難しいだろう。そんな環境下、最も大切な事は「挨拶、笑顔、相手の気持ちをまずは汲み取る」そこからがスタートで徐々にお互いを知り始め分かり合って行くのだと感じる。

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