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【前鋸筋を活性化させる3ステップ】前鋸筋の運動療法・ピラティスをする際の順序!

今回は、前鋸筋に対する運動療法というテーマとして臨床現場で実際にアプローチする際の順序を踏まえて紹介をしていきます。

前鋸筋は胸部を屈曲方向に動かしたり、肩甲骨を上方回旋・下制・外転する働きがあることが作用になりますが、ただ単純にそういった運動療法を行えば良いわけではなく、、

前提条件が人によって異なっていますし、前提条件によっては前鋸筋のエクササイズをしても前鋸筋のエクササイズにならないケースも非常に多いです。

前鋸筋のエクササイズをする際のステップを3つに分けて紹介していますので、この順序で行なって頂くことで比較的、前鋸筋に対する筋感覚であったり、前鋸筋の活性化に繋げやすくなります。


前鋸筋の運動療法のポイント

前鋸筋の運動療法のポイント

前鋸筋の運動療法としては、、

肩甲骨の動きばかりにフォーカスされがちですが、肩甲骨から胸郭まで付着している筋肉になっているため、胸郭の動きも着目したアプローチが必要になってきます。

むしろ肩甲骨の土台は胸郭になってくるため、胸郭へのアプローチの方が優先して行う必要性があるとも言えます。

理学療法士の評価学などで学ぶ徒手筋力検査としても、肩関節屈曲位のポジションから抵抗をかけたりしますが、それも胸郭のポジション次第で前鋸筋が反応する状態か反応しにくい状態かに分かれます。


前鋸筋の運動療法の大前提としてのポイントしては、胸郭・肩甲骨との関係性に着目してアプローチをすることが重要になってきます。


前鋸筋の運動療法(ステップ1)

前鋸筋の運動療法(ステップ1)

前鋸筋の運動療法のステップの1つ目としては、、

脊柱の屈曲と肩甲骨外転+下制の動きを組み合わせた運動療法が効果的。

前鋸筋は胸部を屈曲方向に可動させる特徴があり、胸部が屈曲する状態を作れていると、肩甲骨が全く動いてなかったとしても胸部に対して肩甲骨の位置関係としては外転したポジションになります。


胸郭の屈曲動作に関しては、、

猫背姿勢などの印象もあるかと思いますが、胸椎部分は基本的に生理的に後弯したポジションになっており、胸郭が屈曲がむしろできなければ肩甲骨のポジションも定まらない状態になりますし、前鋸筋も機能することができない状態になります。

胸郭の屈曲ポジションが悪いわけではない

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