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小学、中学、高校時代

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学生時代のお話です。
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げせない。

げせない。

さかのぼる事、小学校2年生の秋。

公園で、よく話しかけてくる子がいた。

当時は、警戒心もなく誰でも仲良くしてた。

その子は年上で、とても積極的。
それぐらいしか、知らなかったのに。

自転車で遠くに行こう。

そう言われ、私は自転車なんて、
持ってなかったし、乗れなかった。

だが、その子は二人乗りすれば、
いいよ、ここに座ってれば大丈夫だから。

言われるがままに、
その子の自転車の後ろに

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見上げてごらん

見上げてごらん

坂本九さんの歌で知られてるこの曲。
元はミュージカルの歌であり映画化されたか定かではないか、それが始まりである。

見上げてごらん夜の星を

ミュージカルの中身だが、夜間学校が舞台である。残念な事に私はその内容を知らない。

さかのぼる事、中学の進路相談の話があった時だが私は進学せずに働く事を希望していた。かあちゃんは世間体を気にして進学して欲しいと言う。悩んだ結果、昼間仕事して夜間学校に通う事を

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本物と偽物。

本物と偽物。

これは、私が高校3年生の冬の話。

当時、同級生の紹介で、
違う夜間高校に通っている人と、
お付き合いする事になった。

その子は、昼間に喫茶店で働いていた。
とても、気さくでいつも笑顔が眩しかった。

何もなく、順調に交際は続いていた。

なかなか、休みが合わず、会う回数も、
少ないが、それでも私は繋がっていると、
思ってて、少しの時間でも会える時間を、
作り、会いに行っては、愛を確かめ合った。

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代償。

代償。

これは、高校2年生の時の若気の至りである。

同じクラスに、
おとなしく真面目な、ジュンコがいた。

影が薄く、誰もが、
あー、そんな子いるな…と思うぐらい。

そんな、ジュンコが突然変わったのだ。

服装も派手になり、化粧をしだし、
明らかに、グレ始めたのだ。

ひねくれ者の私は、
そんなジュンコに何があったのか、
疑問に思い、直接話を聞こう!なんて、
思っちゃって、ジュンコに話しかけてみた。

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無実の印。

無実の印。

今現在、リハビリの真っ最中である。

うまく動いてくれないが、それが愛おしく、
よし、よし、お前はよくやってるよ。
なんて、誉めて伸ばす方法をやってます。

たまに、病室のベットで寝ながら、
腕を上げたり下げたりして、
私なりのリハビリをしているのだが、
病衣ってなんですぐ、まくれてしまうのだ。

腕が、あらわになってしまうのである。

私の腕には、根性焼きがいくつもある。

今どき、根性焼きなん

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学校

学校

久しぶりに、高校時代の友人に連絡をした。

ほんの気まぐれで、アイツ何してんのかな…。
と軽い気持ちで、電話したのだ。

そしたら、アイツは慌てて、

なんで、オレの電話出ねーんだよ!
何回も何年も電話してたのに!
お前、薄情だな!
今さら、なんなんだよ!

と怒られたではないか。

どうやら…私の夜間高校時代の母校は、

もう何年も前に廃校になったそうだ。

その知らせを伝えたかったらしいのだ。

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人の評価

人の評価

私が高校時代の頃の話。

私は夜間高校に通っていた。

席替えで、いつも
ポマードでがっちり髪型がきまってる、
じいちゃんが私の前になった。

しばらく、あの独特の匂いを嗅いで、
授業を受けるのかよ…と嫌になった。

だが、そのじいちゃんはとても、
いい人でよく後ろの私に話しかけてくる。

だいたい、授業内容が追いついてない、
じいちゃんにあーだこーだと説明してた。

じいちゃんは、真剣に私の説明

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冷凍そば。

冷凍そば。

高校に入ってすぐの頃、製麺会社で働いていた。

主に色んな麺の製造なのだが、
まだ高校生になったばかりの私は、
上手い事、社員に使われていた。

毎日、色んなフロアに行き、
そこで作業させられていたのだ。

その中でおばさんパートだらけの、
あるフロアがあった。

そこでは、
コンビニのお弁当コーナーに、
売られている麺類の、
製造をおこなっていた。

パスタにそば、うどん、そうめん、
ラーメン、

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たけのこの故郷

たけのこの故郷

普通のたけのこ。

と言えば、
大きくて太く土に埋まっていて、
鎌を掘って、出でくるものだと思うだろう。

私もそうだった。

小学校等の給食に出でくる、
たけのこは、そのたけのこだった。

おおざっぱに言うと、
お菓子の、たけのこの里もそうだ。

小学校入ってから、
私の家事の一つに料理が追加された。

もちろん、
近所の人から、処理された、
たけのこをもらう事もあり、
それを、たけのこご飯や、

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大事な彼女

大事な彼女

これは、いまだに私の中で
消化できてない出来事で、
かなり重い内容である。

それは、高校一年生の頃のお話。

ひとつ上の同級生の女がいた。
見た目は、
いわゆる美人で体のラインが
強調された露出の高い服装を、
いつも着用していた。

その女は、
入学してから次から次へと、
同級生を食い物にしていき、
先輩達にまで手を伸ばす。

私は、入学して程なくして、
彼女が出来たので、
あの女が何を言おうが

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前代未聞

前代未聞

家庭の事情で夜間の学校に通ってた。
シティボーイズにはまり、演劇部を作ろうと先生達を説得し、夜間学校の演劇部はどこにもないとことごとく反対されたが一人の先生が顧問になるからと学校側を説得してくれた。
ただし、部員がいないと成り立たないので、私はこれまた断れ続けながら部員を呼び込みなんとか5人そろった。ズブの素人5人。おばぁちゃんおじいちゃん達5人。その優しさに感謝しつつ、部活が始まる。
脚本は顧問

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校則という名の縛り

校則という名の縛り

これは、夜間の学校に行ってた話。
多分だか普通の高校でも厳しい校則があるのだと思うが、夜間になると多少校則がゆるい。
そこに赴任してきた熱血先生が来た。
服装は自由なので、基本なんでもいいのだが、
化粧や髪色など厳しくなって来た。
当時はヤンキー真っ盛りなもんで、これまた熱血先生は、無理矢理手洗い場に次々といわゆる校則違反とみなした者達を連れて行き頭を押し付け蛇口から勢いよく水をかけて違反者達の頭

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たった10人の卒業

たった10人の卒業

入学式には同級生が40人いた夜間の学校。
一年のゴールデンウィーク明けには30人
夏休みには20人に減っていた。
そこから、少しづつ人は減り最後には10人になっていた。
だが正確には9人である。
一番元気でムードメーカーだった、おじいちゃんが病に倒れたのは卒業まであと半年の頃。
はじめは、すぐに戻ってくるだろうと何故か軽く思ってた。
それは、年齢差を感じないくらいクラスに溶け込んでいて、同年代と錯

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中学2年生の心境

中学2年生の心境

実に、くだらない内容を投稿します。

また、懲りもせず、どうでもいい内容を、
投稿してしまった…。

ちょっと、お下品です…。
恥ずかしいお話なんですが…。
かあちゃん絡みです。

こんな、かあちゃんの息子である事に、
誇りを持っては、いるものの、さすが、
かあちゃんと言う、出来事です。

どうか…お許しください。

かあちゃんの不器用ながら、
ちょっと、度が過ぎるくらいの、
思春期な私の為に、頑

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