記事一覧
どんな花もやがては散って
学校も楽しいとは言い難いうえに、家庭は不和が続く。そして高2になると転校生がやってきた。彼女もアイドル好きだという事で、一瞬明るい兆しもあったのだが、色々あり、うまく関係を築けなかった。そんな反省点も多い惨憺たる高校生活も終わりが見えてきた。高2の最終面談で、担任から薦められた学校が思いの外良いレベルで、良いフィナーレが迎えられそうだと思っていた。ところが自分の成績を随分良いように履き違えていたら
もっとみるいつでも願いは届かない3
★続き★
そうこうしていると、いよいよ夏休みだ。
各教科、分厚いテキストがあって長期休みの度にそれを進めるのは私立の中高ならではのやり方だ。去年の公立には、こんな分厚いテキストはなかった。それをこなしながら、また近所のアキと集う。
「KAT-TUNの新曲がかっこいいの!
聞いたほうが良い。Don't you ever stop!
特に聖がカッコいい!」
「ん、わかった。聖は好みじゃないけどね。
いつでも願いは届かない1
★前回続き!今回はSIDE Bです!★
この頃のまりなは、中高一貫の女子校に通っていた。中学受験はせず途中からの転入だ。きっかけは公立の中学で、人間関係的にも成績的にも躓いたことだ。成績も悪く、学校で人間関係をまともに築けぬ娘の将来を憂いた両親の、中高一貫で自分のペースで大学受験を見据え、勉強するのはどうだ?という勧めに深く考えずに乗っかったのだ。5:30に起こされ、7:00前の電車に乗る生活に
窓ぎわのトットちゃんに寄せて
先週「窓ぎわのトットちゃん」を
見てきたので今回は感想を。
黒柳徹子さんの半生の中のエピソードは、ご本人も著書やテレビで繰り返し語っておられますし、繰り返し映像化されています。こすられたエピソードであるにも関わらず、何度触れても感動的なのは、それぞれの作り手の徹子さんへの並々ならぬ敬意と、やはり徹子さんの生まれ持ったチャーミングさゆえではないでしょうか。
今回の映画も、6年ほど前にテレ朝で
放