武宮直樹

ライター|本名で中小企業診断士|元)メーカー海外営業|1972年生まれ|息子ひとりのお…

武宮直樹

ライター|本名で中小企業診断士|元)メーカー海外営業|1972年生まれ|息子ひとりのお父さん|ゴルフ|サッカー(もっぱら観戦)|囲碁|黒霧島大好き|蕎麦大好き|時間と場所を選ばない働き方を模索中

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  • 中小企業診断士 合格体験記 <7つのセンターピンを狙う>

    中小企業診断士に一発合格した体験談です。

  • プロポ/随想集

    気ままに書いたものです。

記事一覧

【時事抄】 中小企業の倒産、とある一事例

中小企業の倒産件数が急増しています。せっかくコロナ禍を凌いだ企業でしたが、緊急融資の返済が始まり、事業継続が難しくなるところが出てきています。倒産が倒産を呼ぶ「…

武宮直樹
3時間前
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3回目)1次・2次共通:場外ホームランは要らない 【中小企業診断士試験】

進学に向けた試験にせよ、資格取得に向けた試験にせよ、受験勉強は時間との勝負でもある。大学受験にせよ、資格試験にせよ、時間無制限で合格するまで何度だって挑戦できる…

300
武宮直樹
2日前

【時事抄】 歴史は繰り返さないが、韻を踏む

ロシアのウクライナ侵攻は2年が経過し、今はロシア軍の優勢が伝えられています。侵攻開始直後の2022年、米国をはじめとする西側諸国は「前例のない」大規模且つ厳しい経済…

武宮直樹
2日前
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【時事抄】 共同親権の導入決定、選択肢は多い方がいいか

親権とは親が子供を世話し、教育を受けさせ、財産を管理したりする義務と権利をいいます。 少子高齢化、晩婚化・未婚化がいわれるなか、婚姻数と離婚数のデータを示してお…

武宮直樹
4日前
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【時事抄】 就職氷河期世代の三重苦

人手不足といわれるなかで、大企業によるリストラの記事を目にします。昨日も東芝がグループ全体で4千人の人員削減を発表しました。狙い撃ちされているのは40代、50代の社…

武宮直樹
6日前
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【時事抄】 シャープ TV用液晶製造から撤退

ついにシャープがテレビ向け液晶パネル製造からの撤退を決めました。シャープにとって液晶事業は、70年代前半に電卓用として白黒液晶の実用化に成功して以来続いた、会社に…

武宮直樹
7日前
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【追悼】 デビッド・サンボーン逝く、歌うサックス

サックスの巨匠、デビッド・サンボーン(David Sanborn)の訃報をネットニュースで知った。78歳、前立腺がんによる合併症と報じられていた。もう今後は過去に残した録音だ…

武宮直樹
8日前

【時事抄】 東南アジア諸国から見た米ドル高

昨今、円安に対する関心が高まっています。海外旅行がすでに高嶺の花となっていますが、実は東南アジア諸国も通貨安に悩まされており、渡航先を賢く選べば、円安の影響を多…

武宮直樹
9日前
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【時事抄】 中国の過剰な生産力が止まらない

世界の工場、人口14億人を擁した巨大市場をもつ中国が変調をきたし、世界経済のあちこちに影響が出ています。最近では米Apple社が、売上高の約半分を占めるiPhone部門の売…

武宮直樹
10日前
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【時事抄】 やり過ぎな人たち、過敏反応社会

花粉症の時期、公用で都内某所を訪れた日の朝のこと。その日は特に症状がひどく、朝の早いうちにポケットティッシュを切らしてしまいました。某所駅前にキャバクラらしき店…

武宮直樹
11日前
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【時事抄】 上司も部下も外国人

数ヶ月前のこと、自宅近くの古びた民家の解体工事が行われていました。重機を操作する人、廃材を運送車両に積み上げる人、いずれも外国人の方でした。東南アジア系とアラブ…

武宮直樹
13日前
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【時事抄】 仮想通貨の闇取引、投機というたしなみ

ビットコインが息を吹き返しており、底を売ったとみられる2022年末から、今年になって約5倍に急上昇しました。新NISA導入を機に、特に若者の間に投資熱が広がっていますが…

武宮直樹
2週間前
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【時事抄】 あと半年で米大統領選挙

今年11月5日に控える米大統領選挙まで残り6ヶ月となりました。コロナ対応に失敗して世論の支持を失い退場を迫られたトランプ氏が、コロナ禍が終息した今再び、超大国を率い…

武宮直樹
2週間前
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【時事抄】 苦しい花粉症にもメリット

5月GWを迎え、例年どおり関東地方周辺では花粉の飛散がほぼ無くなりました。新緑に包まれた街並みを眺めながら、花粉症から解放された嬉しさと、暖かく乾いた空気の気持ち…

武宮直樹
2週間前
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【時事抄】 SNS投資詐欺の急増、GAFAM一角の衰えを知る

著名人の顔写真を載せて勧誘に誘うSNS上の偽広告に対して、運営会社の日本法人に集団訴訟を行うことが報じられました。堀江貴文氏や前澤友作氏といった著名人が、問題を放…

武宮直樹
2週間前
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2回目)1次・2次共通:学習計画を立て、学習実績を見える化する 【中小企業診断士試験】

連載2回目となる今回から、文体を「です・ます」調から「である・だ」調に切り替える。ちょっと上から目線で。お許しを。 ということで、これから「センターピン」を7回…

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武宮直樹
2週間前
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【時事抄】 中小企業の倒産、とある一事例

【時事抄】 中小企業の倒産、とある一事例

中小企業の倒産件数が急増しています。せっかくコロナ禍を凌いだ企業でしたが、緊急融資の返済が始まり、事業継続が難しくなるところが出てきています。倒産が倒産を呼ぶ「連鎖倒産」の発生が懸念されます。

物価高や円安による各種原材料費の高騰に加えて、人件費を上げないとヒトが集められないという事情が重なり、中小企業の置かれた経営環境は一段と厳しくなっているからです。

ある印刷業者の破綻を報じた、日本経済新

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3回目)1次・2次共通:場外ホームランは要らない 【中小企業診断士試験】

3回目)1次・2次共通:場外ホームランは要らない 【中小企業診断士試験】

進学に向けた試験にせよ、資格取得に向けた試験にせよ、受験勉強は時間との勝負でもある。大学受験にせよ、資格試験にせよ、時間無制限で合格するまで何度だって挑戦できる。でも、仕事や家庭といった生活の条件は年ごとに変わるから、何年も受験を続けられる恵まれた人はごく一部だ。

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【時事抄】 歴史は繰り返さないが、韻を踏む

【時事抄】 歴史は繰り返さないが、韻を踏む

ロシアのウクライナ侵攻は2年が経過し、今はロシア軍の優勢が伝えられています。侵攻開始直後の2022年、米国をはじめとする西側諸国は「前例のない」大規模且つ厳しい経済・金融制裁をロシアに課してきました。

・半導体などの戦略物資のロシアへの輸出停止
・ロシア産資源の輸入停止
・ロシアの個人・企業・銀行の資産凍結
・ロシア一部銀行の国際決済網からの排除

資源高に支えられているとはいえ、これほど大規模

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【時事抄】 共同親権の導入決定、選択肢は多い方がいいか

【時事抄】 共同親権の導入決定、選択肢は多い方がいいか

親権とは親が子供を世話し、教育を受けさせ、財産を管理したりする義務と権利をいいます。

少子高齢化、晩婚化・未婚化がいわれるなか、婚姻数と離婚数のデータを示しておきます。ここで注意しておきたいのは、ある年に結婚した夫婦が同年に離婚するわけではないので、例えば2022年のデータを切り取って「結婚する3組に1組が離婚する」といった結論にはなりません。

日本社会に大きなインパクトを与えそうな今回の改正

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【時事抄】 就職氷河期世代の三重苦

【時事抄】 就職氷河期世代の三重苦

人手不足といわれるなかで、大企業によるリストラの記事を目にします。昨日も東芝がグループ全体で4千人の人員削減を発表しました。狙い撃ちされているのは40代、50代の社員たちで、就職氷河期世代、と呼ばれた人々です。

とはいえ、大手企業の正規社員であれば待遇としては恵まれた方で、非正規雇用者として長年を過ごし、経済的理由で結婚や出産を諦め、マイホームもないまま将来不安を抱える人が多数います。

最近見

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【時事抄】 シャープ TV用液晶製造から撤退

【時事抄】 シャープ TV用液晶製造から撤退

ついにシャープがテレビ向け液晶パネル製造からの撤退を決めました。シャープにとって液晶事業は、70年代前半に電卓用として白黒液晶の実用化に成功して以来続いた、会社にとって祖業に近いものだったと思います。

70年代まで職場の女性は算盤(そろばん)を使って事務計算をしていたそうです。70年前半まで商社勤めをしていた母親は家の中でも算盤を使って家計簿をつけてましたし、私の小学校時代には学校に算盤の授業が

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【追悼】 デビッド・サンボーン逝く、歌うサックス

【追悼】 デビッド・サンボーン逝く、歌うサックス

サックスの巨匠、デビッド・サンボーン(David Sanborn)の訃報をネットニュースで知った。78歳、前立腺がんによる合併症と報じられていた。もう今後は過去に残した録音だけで楽しむしかないと思うと、やはり寂しい。

聴けばすぐにサンボーンとわかる独特の音色。「サンボーン・スタイル」と呼ばれた、歌い上げるようなフレージングが「泣きのサックス」「泣きのサンボーン」と親しまれ、唯一無二の演奏スタイル

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【時事抄】 東南アジア諸国から見た米ドル高

【時事抄】 東南アジア諸国から見た米ドル高

昨今、円安に対する関心が高まっています。海外旅行がすでに高嶺の花となっていますが、実は東南アジア諸国も通貨安に悩まされており、渡航先を賢く選べば、円安の影響を多少緩和できる地域もありそうです。

歴史的な転換点が近づきつつある米国の経済状況は、これまで以上に注目していますが、東南アジア諸国の通貨価値を通じて、影響の裾野を眺めるに良い材料になると思い、取り上げることにしました。

GW期間中に報じら

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【時事抄】 中国の過剰な生産力が止まらない

【時事抄】 中国の過剰な生産力が止まらない

世界の工場、人口14億人を擁した巨大市場をもつ中国が変調をきたし、世界経済のあちこちに影響が出ています。最近では米Apple社が、売上高の約半分を占めるiPhone部門の売り上げ2桁減を発表し、中国販売の失速を印象付けました。

中国は、落ち込む国内需要を尻目に自国生産の過剰供給を止めず、米国や欧州への輸出を増やして摩擦を起こしています。欧米各国は関税の引き上げで対抗するとみられ、経済のブロック化

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【時事抄】 やり過ぎな人たち、過敏反応社会

【時事抄】 やり過ぎな人たち、過敏反応社会

花粉症の時期、公用で都内某所を訪れた日の朝のこと。その日は特に症状がひどく、朝の早いうちにポケットティッシュを切らしてしまいました。某所駅前にキャバクラらしき店が偶然あり、開店前の店頭にポケットティッシュが置いてあったので、2袋ほどいただいて急場を凌いだことがあります。

開店前の店頭にあった販促品を手にしたことで、その後職を失った女性の話を読み、今年春先の自身の出来事を思い出しました。少し冷や汗

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【時事抄】 上司も部下も外国人

【時事抄】 上司も部下も外国人

数ヶ月前のこと、自宅近くの古びた民家の解体工事が行われていました。重機を操作する人、廃材を運送車両に積み上げる人、いずれも外国人の方でした。東南アジア系とアラブっぽい顔立ちの、多様な国籍と思われる4〜5人の男性でしたが、目に止まったのが現場監督とみられる指示役で、恰幅の良い中年女性!でしたが、こちらも東南アジア系でした。

都内の閑静な住宅地で行われた解体作業に従事する作業員が全て外国人という風景

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【時事抄】 仮想通貨の闇取引、投機というたしなみ

【時事抄】 仮想通貨の闇取引、投機というたしなみ

ビットコインが息を吹き返しており、底を売ったとみられる2022年末から、今年になって約5倍に急上昇しました。新NISA導入を機に、特に若者の間に投資熱が広がっていますが、再び盛り上がる仮想通貨の闇売買に手を出し、知らぬ間に犯罪に巻き込まれているといったケースもあるようです。

日本経済新聞に掲載された記事を見てみます。

<要約>
暗号資産(仮想通貨)の違法売買が横行している。個人がSNS上で電子

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【時事抄】 あと半年で米大統領選挙

【時事抄】 あと半年で米大統領選挙

今年11月5日に控える米大統領選挙まで残り6ヶ月となりました。コロナ対応に失敗して世論の支持を失い退場を迫られたトランプ氏が、コロナ禍が終息した今再び、超大国を率いるリーダーに復権するのか。老齢のバイデン氏がさらに4年の任期を耐えるのか。2024年は時代の節目となるでしょう。

贔屓にする秋田浩之氏の手による、米大統領選に関する記事が日本経済新聞に掲載されてましたので見てみます。

<要約>
米大

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【時事抄】 苦しい花粉症にもメリット

【時事抄】 苦しい花粉症にもメリット

5月GWを迎え、例年どおり関東地方周辺では花粉の飛散がほぼ無くなりました。新緑に包まれた街並みを眺めながら、花粉症から解放された嬉しさと、暖かく乾いた空気の気持ちよさと、ともに感じています。梅雨が始まるまでのこの数週間が、1年の中で最も好きな時期のひとつですね。

そんな毎年恒例の「苦行」ともいうべき花粉症ですが、発症者は「がん」に罹りにくいというメリットがあることが報じられていました。面白い記事

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【時事抄】 SNS投資詐欺の急増、GAFAM一角の衰えを知る

【時事抄】 SNS投資詐欺の急増、GAFAM一角の衰えを知る

著名人の顔写真を載せて勧誘に誘うSNS上の偽広告に対して、運営会社の日本法人に集団訴訟を行うことが報じられました。堀江貴文氏や前澤友作氏といった著名人が、問題を放置を続けるFacebook運営元メタ社の企業姿勢を糾弾し、自民党が法規制に向けた勉強会が発足させました。

今年から始まった新NISA制度は多くの人々の関心を集め、堅調な株価にも支えられて、投資ブームが広がっています。お金への不安と儲け話

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2回目)1次・2次共通:学習計画を立て、学習実績を見える化する 【中小企業診断士試験】

2回目)1次・2次共通:学習計画を立て、学習実績を見える化する 【中小企業診断士試験】

連載2回目となる今回から、文体を「です・ます」調から「である・だ」調に切り替える。ちょっと上から目線で。お許しを。

ということで、これから「センターピン」を7回にわたったお伝えしていく。

最初のセンターピンは、

・計画を作りフィードバックを得て見直し続ける
・学習実績を見える化する

いわゆる「PDCAを回す」「見える化する」で当たり前すぎて拍子抜けするかもしれない。ビジネスなど実務の世界で

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