Styrax@妄ツイ

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「告白できずに…」

『はぁ…やっぱりか…』 体温計に表示された数字は“38.0” しっかりと発熱 とてもじゃないが、動ける気がしない “今年こそは” そう決めてから3回目の夏祭り 彼と…

Styrax@妄ツイ
11か月前
8

『あざとい2人』

真夏︰ねぇ、〇〇君? 美月︰○○? 真夏・美月︰どっちと付き合うの? 〇〇︰えーっと… 何故、こんな状況になったんだろう… こうなったのは確か… ・・・ 『おい…

Styrax@妄ツイ
11か月前
27

『私の描く世界』

私の描く物語のような人生を送れたら、 どんなに幸せなのだろう… 『はぁ…私はいつ自由になるのかな…』 小説の中なら私は何にでもなれる だけど、今の私は自由がない …

Styrax@妄ツイ
11か月前
3

『秘密の共有…』

「おっ、やっぱり居た〜」 『ん?これはこれは、我が学校のマドンナ “小林由依”様じゃないですか(笑)』 「その言い方、辞めて。バカにしてるじゃん」 『バカになん…

Styrax@妄ツイ
11か月前
18

「雪かきとブラコン妹」

「うぅ、寒っ…」 午前9時、いつもよりかなり遅い時間に目覚めた 今日は休み、朝日を浴びるためにカーテンを開けると… 「げっ…なんだよ、これ」 外を見ると辺り一帯…

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11か月前
27

「すれ違った想いを結ぶために」

いつからだろう 幼馴染の君から笑顔が消えたのは 笑みを浮かべているのに、瞳は冷たい 私の前では、私の前だけでも“本当の彼”でいて欲しかった… ・・・ 彼に異変が…

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11か月前
29

寝落ち通話…?

〇〇:“寝落ち通話”? 璃果:うん!やってみたいの! 下校中、突然言われた 璃果曰く、「時々、なにかをしたい」という衝動がくるらしい 〇〇:ちなみに、なんで? …

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11か月前
5

姉妹から始まる1日

『ん…重い…』 「スゥ~」 『いつの間に…“あやめ”、起きて?』 「ん…まだ眠い」 〇〇:いつからいた…? あやめ:うーん…スゥ~ 〇〇:寝るな寝るな(笑) あやめ…

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11か月前
37

暗闇で気づく想い

「はぁ、はぁ、はぁ…何なのよ、いったい…」 『知るかよ、そんなの…』 「よりによって、なんであんたと…」 『そりゃ、こっちのセリフだ…』 なんで私たちがこんな会…

Styrax@妄ツイ
11か月前
17

本性を隠して…

いつからか“光”が消えていた 知らぬ間に、私の世界から“色”が消えていった ・・・ 私は周りと比べれば、“まぁ、可愛い”と言われるだろう そのおかげ、そのせいな…

Styrax@妄ツイ
11か月前
11

雪の降る日に出会った彼女…

「雪、か…」 君と出会ったのはこんな季節だった シンシンと降り続く雪の中で… ・・・ 僕は目的もなく街の中を歩いていた 両想いだと思ってた人が別の男と腕を組んで…

Styrax@妄ツイ
11か月前
9

秋祭り、次の季節へ約束誓う

「あーむ、ん…さすがみたらし団子」 『なんで祭りでみたらし団子なの…?』 「みたらしは世界を救う、だよ」 と謎理論をドヤ顔でかます 『なんだよ、それ…』 「引か…

Styrax@妄ツイ
11か月前
13

「白雲、しばかれる」の巻

「つけてみ〜そ、かけてみそ♥」 白雲:このさくちゃん可愛すぎ♥ ブルッ 白雲:なんで、寒気が… ジー 遥香:なんで私意外に「可愛い」って言ってるの? 白雲:えっと…

Styrax@妄ツイ
11か月前
6

洗い流される関係

ザーザー 「ん…う〜ん…雨か…」 『スピー💤』 隣で愛しい人が寝ている だけど今日で、いや数時間後には関係が終わる 「ん…あのまま寝ちゃったんだ…」 営みのあと、幸…

Styrax@妄ツイ
11か月前
14

祈り

「はぁ…このまま、何もなくて死んじゃうのかな…」 少女は病院のベッドから窓の向こうに広がる曇った夜空を眺め、呟いた… まるで、自分の未来を見つめるかの如く… “…

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11か月前
3

奪い合い…?

らっぞむ:おい!こら、てめぇ!いい加減にしろや! N.K:そら、こっちのセリフじゃ!ボケェ! “ま〜たやってるよ、あいつら(笑)” “飽きないのかな(笑)” ?1…

Styrax@妄ツイ
11か月前
5
「告白できずに…」

「告白できずに…」

『はぁ…やっぱりか…』

体温計に表示された数字は“38.0”

しっかりと発熱

とてもじゃないが、動ける気がしない

“今年こそは”

そう決めてから3回目の夏祭り

彼と約束した神社には行けそうにない…

《ごめん、体調悪くて…今日、行けない…》

彼にメッセージを送った

・・・

ピロンッ

『ん…』

気づいたら眠っていた

どのぐらい経っただろう

時間を確認するついでに音の鳴った

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『あざとい2人』

『あざとい2人』

真夏︰ねぇ、〇〇君?

美月︰○○?

真夏・美月︰どっちと付き合うの?

〇〇︰えーっと…

何故、こんな状況になったんだろう…

こうなったのは確か…

・・・

『おい、〇〇!聞いたか!?』

〇〇︰何を?

『今日、転校生が来るんだってよ!
1年と2年!しかも美人で姉妹!』

〇〇︰ふ〜ん…んで?

『うちのクラスだぞ!?楽しみじゃねぇの!?』

〇〇︰転校生なんてチヤホヤされて俺らの入る

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『私の描く世界』

『私の描く世界』

私の描く物語のような人生を送れたら、
どんなに幸せなのだろう…

『はぁ…私はいつ自由になるのかな…』

小説の中なら私は何にでもなれる

だけど、今の私は自由がない

いつか忘れたが、交通事故に巻き込まれた

そのせいで植物人間とやらになってしまったようだ

やんわり聞こえたが、目覚める可能性はほぼないらしい

両親は幼い頃に亡くなり孤児院で過ごし、
高校から一人暮らしを始めた

人付き合いを知

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『秘密の共有…』

『秘密の共有…』

「おっ、やっぱり居た〜」

『ん?これはこれは、我が学校のマドンナ
“小林由依”様じゃないですか(笑)』

「その言い方、辞めて。バカにしてるじゃん」

『バカになんてしてないですよ?』

「敬語禁止、そう決めたよね?」

『そうだったね(笑)ごめん、由依』

「よろしい、ところで何聞いてんの?」

『テキトーに流行ってるのを』

「イヤホン、片方貸して?」

『どうぞ』

「ありがとっ」

『ち

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「雪かきとブラコン妹」

「雪かきとブラコン妹」

「うぅ、寒っ…」

午前9時、いつもよりかなり遅い時間に目覚めた

今日は休み、朝日を浴びるためにカーテンを開けると…

「げっ…なんだよ、これ」

外を見ると辺り一帯、銀世界のようだった

「雪かきか…しねぇと車も出せんな…
しゃあねぇや…」

・・・

「ちっ…しんどいな…」

『お兄ちゃん!』

「和!久しぶりだな… 」

『久しぶり!』

「急に来て、どうしたんだ?」

『昨日、連絡したよ

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「すれ違った想いを結ぶために」

「すれ違った想いを結ぶために」

いつからだろう

幼馴染の君から笑顔が消えたのは

笑みを浮かべているのに、瞳は冷たい

私の前では、私の前だけでも“本当の彼”でいて欲しかった…

・・・

彼に異変が見られたのは、あの“教育実習生”が来て数日経った頃だった

彼の気に障るような言葉をかけたのだろう

彼の心を揺さぶれるのは幼馴染である私の特権だと信じていた

なのに、たかが会って数日の他人が彼の心を揺さぶったなんて

嫉妬で気

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寝落ち通話…?

寝落ち通話…?

〇〇:“寝落ち通話”?

璃果:うん!やってみたいの!

下校中、突然言われた

璃果曰く、「時々、なにかをしたい」という衝動がくるらしい

〇〇:ちなみに、なんで?

璃果:流行ってるんだって!

〇〇:どこで…?

璃果:カップルで!

〇〇:ふ〜ん…

璃果:でね!でね!

〇〇:やりたいと

璃果:うん!

・・・

璃果:もしもし〜

〇〇:ん…もしもし…

璃果:眠いの!?

〇〇:

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姉妹から始まる1日

姉妹から始まる1日

『ん…重い…』

「スゥ~」

『いつの間に…“あやめ”、起きて?』

「ん…まだ眠い」

〇〇:いつからいた…?

あやめ:うーん…スゥ~

〇〇:寝るな寝るな(笑)

あやめ:まだ眠いの…

ギュッ

あやめ:抱き枕になって…

〇〇:ちょい…待って///

あやめ:スゥ~

〇〇:まぁ、いっか(笑)今日は休みだし

ガチャッ

『お兄ちゃん、朝ですよ〜』

〇〇:ん…

『なんで、あやめ

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暗闇で気づく想い

暗闇で気づく想い

「はぁ、はぁ、はぁ…何なのよ、いったい…」

『知るかよ、そんなの…』

「よりによって、なんであんたと…」

『そりゃ、こっちのセリフだ…』

なんで私たちがこんな会話をしているかというと、
ことの始まりは数時間前に遡る…

・・・

?1:みなみん、おはよっ!

美波:史緒里じゃん、おはよう。美月は?

史緒里:待ち合わせの場所に来ないから、
おいてきた(笑)

美波:相変わらずだね〜

史緒

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本性を隠して…

本性を隠して…

いつからか“光”が消えていた

知らぬ間に、私の世界から“色”が消えていった

・・・

私は周りと比べれば、“まぁ、可愛い”と言われるだろう

そのおかげ、そのせいなのか周りの女子から妬まれた

真実なんて一欠片もない噂が飛び交った

“プライドの高い女王様”

“人の彼氏を奪う泥棒猫”

主な噂はこの2つ

ほかにもありすぎて覚えてない

告白されたとしても「今の彼女より可愛い」だの「一目惚れ

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雪の降る日に出会った彼女…

雪の降る日に出会った彼女…

「雪、か…」

君と出会ったのはこんな季節だった

シンシンと降り続く雪の中で…

・・・

僕は目的もなく街の中を歩いていた

両想いだと思ってた人が別の男と腕を組んで歩いているのを見て、後悔した

“早く気持ちを伝えていれば…”

本当の気持ちに気づいたのは、つい最近

伝える機会は何度もあったはず

だけど“逃げた”

怖くて、心地よい関係性を壊したくなかったから

コンビニの前に座り考えた

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秋祭り、次の季節へ約束誓う

秋祭り、次の季節へ約束誓う

「あーむ、ん…さすがみたらし団子」

『なんで祭りでみたらし団子なの…?』

「みたらしは世界を救う、だよ」

と謎理論をドヤ顔でかます

『なんだよ、それ…』

「引かないでよ」

『呆れてるんだよ…』

「せっかく“可愛い幼馴染”とお祭り来てるんだから、楽しまないと」

『自分で“可愛い”って言うのな(笑)』

「だって事実だもん」

・・・

「ところで、〇〇はいつまで彼女作らないの?」

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「白雲、しばかれる」の巻

「白雲、しばかれる」の巻

「つけてみ〜そ、かけてみそ♥」

白雲:このさくちゃん可愛すぎ♥

ブルッ

白雲:なんで、寒気が…

ジー

遥香:なんで私意外に「可愛い」って言ってるの?

白雲:えっと、遥香さん?怒ってます?

遥香:怒ってないよ?ただ、気に入らないだけ

白雲:怒ってますよね?

遥香:怒ってないって言ってるでしょ!?

白雲:怒ってるでしょ!?

遥香:あーもう!こっち来やがれ!

白雲:えっ?ちょ

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洗い流される関係

洗い流される関係

ザーザー

「ん…う〜ん…雨か…」

『スピー💤』

隣で愛しい人が寝ている

だけど今日で、いや数時間後には関係が終わる

「ん…あのまま寝ちゃったんだ…」

営みのあと、幸せに包まれたまま朝を迎えた

お互いの乱れた服装を見て顔が赤くなる

「ねぇ、〇〇、起きて///」

『ん…史緒里?おはよっ…』

史緒里の呼びかけで目覚めた〇〇は上体を起こそうとする

「ちょっと、まだ起きないで…

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祈り

祈り

「はぁ…このまま、何もなくて死んじゃうのかな…」

少女は病院のベッドから窓の向こうに広がる曇った夜空を眺め、呟いた…

まるで、自分の未来を見つめるかの如く…

“美佑ちゃん、検温ですよ”

昨晩の考え事から半日、またよくわからない日々が始まる…

“うん、大丈夫だね

じゃあ、なにかあったらナースコールで呼んでね?”

「ねぇ」

“どうしたの?”

「私は、いつ楽になれるのかな…?」

“え

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奪い合い…?

奪い合い…?

らっぞむ:おい!こら、てめぇ!いい加減にしろや!

N.K:そら、こっちのセリフじゃ!ボケェ!

“ま〜たやってるよ、あいつら(笑)”

“飽きないのかな(笑)”

?1:2人とも!いい加減にしなさい!

『さくら!?』

さくら:毎回、毎回…何回言えば気が済むの!?

らっぞむ:こいつが突っかかって来るんだよ!

N.K:てめぇだろうが!

さくら:そもそも喧嘩の原因はなんなの!?

『どっちが

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