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行かなくていい現場

日が暮れるのも遅くなってきました。一日中微妙に降り続けた雨もそろそろ本降りになろうとしていることなど関係なく、人種も思想も概念も入り乱れた新宿で一人苦悩する私。好きな子が傘をささないので私もささず、グレーのキャップはとっくに雨が染みて黒くなっていました。ここまで来たはいいものの。 新宿で好きなグループのライブがあったこの日、数週間前から行かないことは決めていたはずなのに、バイトでお客さんに怒られまくって自制心を無くしたオタクは当日券とワンドリンクの3700円だけお財布に入れ

    • 不在

      推しのいないライブを見ました。 前日に体調不良で特典会を途中で去り、その後もSNSの反応が無かったので覚悟こそしていましたが。実際にその字面を睨んでみると不安と虚無がぶくぶく膨らんでしまって、そのライブに行く意義は、とか、推しがいないライブを楽しんじゃっていいのかな、とか、考えなくていいことで頭がいっぱいになった雨の目黒駅でした。とりあえず落ち着こうとドンキでお酒を買って、木陰で雨を凌ぎながらなんとなくTwitterを眺めながら、いま思うと言い訳を考えていたのかも。推しがいな

      • 君との思い出と、それから

        その声を聞くと当時の記憶が蘇ってくる的なことが最近よくあって。 先日したツイートです。ドゥロワー、川口公演の3階席で見た景色をまだ鮮明に覚えています。風見さんを推すことを決めた「全力☆ランナー」の歌い出しでした。あの頃の、上手くはないけど下手でもない年相応の声が大好きで。あの頃に最も熱量をもってエビ中を推していたとかあの川口公演が数年振りに見るエビ中ワンマンだったとかもあって、当時の風見和香さんの声を聞くと胸が締め付けられる気がします。 風見和香さん推しなので和香さんの忘

        • 大人

          私、昨年末にバイトを辞めまして、 前からやっていた家庭教師だけは続けているんですけど、今は週に1時間の時給3300円なので月に大体13000円くらい それなのに1現場で最低5枚くらいはチェキ撮るからたった2現場で大赤字です とはいえ収入はそれだけではなくて 家庭教師はもう一件始める予定なのでおそらく来月からはバイトの収入が増える予定だし、 月に一度、実の親より長い期間育ての親だったでお馴染み(もうすぐその記録は実の親に塗り替えられるんですけど)祖母が何故かお小遣い1

        行かなくていい現場

        マガジン

        • 推し、春秋
          7本
        • エビ中楽曲を考えるシリーズ
          11本
        • エビ中楽曲オタクによるエビ中楽曲の良すぎるボーカルまとめ
          4本

        記事

          肯定

          それが適切な選曲だったかは分からないが、とにかくいまは琴線が多すぎて、敏感すぎる琴線に触れない曲がなかなか見つからなかった。私にとってそれは恋愛の曲ではなく、初めて聴いた時、ライブ中の感動的な場面、推しの成長、時系列的には縦に長く続く五感をぎゅっと閉じ込めた小さな瓶のようで、コルクを開けてしまったら二度と元には戻らないものだった。私はそれを二文字か三文字で表現してしまうことをおそれている。 彼女にとって私は一過性の銀山、ないし宝箱?……いや、そんな大層なものではないだろう。と

          エビ中のマッシュル効果を調べてみた

          最近Spotifyの月間リスナー数がめっちゃ伸びてると噂のエビ中さん。 だったらYouTubeやGoogleの検索数も伸びてるのでは?と思い、久々にGoogle Trendsを使ってみました。 ↑前回。 こちらは過去90日に日本国内で「エビ中」とYouTube検索された数の推移です。 1月23日が最も多いですが特に上昇したという感じはありません。23日、なにかあったっけ? ちなみに、100とありますが実際の検索数が100というわけではなく、最も検索数が多い日を100

          エビ中のマッシュル効果を調べてみた

          アイドルの感じる「虚しさ」と、無力すぎるオタク

          俺たちの山崎あおいさんプロデュース楽曲。 山崎あおいさんってJuice=Juiceのひとそれなど女性の強さを表現するイメージが強いですが一番の強みは同グループの微炭酸のような、女性に限らない全ての人の心の隙間に冷たい風を通すというか、要するに人の弱さを表現するのがとても上手いんです(微炭酸の主人公は女性ですが)。 体裁的に、「売れたい」を全面に出すアイドルと「売れるとか気にせず自分の世界を出したい」というライブアイドルがほぼ同じくらいの比率で存在するおかしな地下アイドルの

          アイドルの感じる「虚しさ」と、無力すぎるオタク

          5年

          思えば当時から、試練とか、それに伴う縛りとか、要するにエビ中の型が決められてしまっていた2019年ごろ(6人時代後期)がとても苦手で、別に9人時代や8人時代のエビ中が特別好きというわけでもなく、しかしパフォーマンスにストイックであることが正義、みたいなアイドルはずっと苦手で、アイドルにはずっと笑顔でいてほしいしずっとポジティブを振りまいていてほしい、というのもあるけれど、それよりも私自身がずっと楽をして生きてゆきたい人間だから好きな人が辛そうにパフォーマンスしているのを見ると

          2023現場

          記録として、今年の現場まとめ。こまめにやっておくべきだった。67現場でした。 1月7日 放送部公開収録@よみうりランド 当然1部、2部ともに出席。席もそこまでよくなかったし、今となってはイベントの記憶もあまり残っていないが、そんなことよりもよみうりランドが楽しかった。初対面の男性と2人で回ったのに。なんだかんだ一番楽しかったのはルーピングスターシップかもしれない。 終演後は別の方々と橋本の中本へ。これが人生初中本? 1月31日 スタプラフェス(非参加)@横浜アリーナ

          2023tobitaroまとめ

          知り合いに「このフレーズが書きたくてこのnote書いたでしょ」と言われることがたまにあって、ぐうの音も出ないのでそんな感じのフレーズまとめ、2023年版。2022年版はありません。 コメント:ZOZOマリンでも場外だったら神宮でも場外ですね。ハマスタだったら市役所に当たるかもしれませんが、悲しいかなどれだけ飛ばそうとドーム球場だと場外ホームランは打てません(ベルド...) 。 コメント:すげーこと言ってますね。これから僕のことはガチ恋キモオタって呼んでください。 コメン

          2023tobitaroまとめ

          アイドルありがとう2023

          ・一応カウントダウン形式で順位づけしていますが、基本適当です。明日には入れ替わっているかもしれません。現時点での順位です。 ・数組バランスブレイカーが存在しているので、一応1グループ3曲までというルールにしています。 ・エビ中ファミリーへの聞いてほしいスコアもついでに載せておきます。 ・エビ中ファミリーに聞いてほしいというコンセプトで作成しているので、個人的な好きな曲ランキングとは少し異なります。ほぼ同じですが。 ・TOP30にするつもりだったのですが、色々あってTOP34に

          アイドルありがとう2023

          日記

          地下アイドルを見ていると、ライブを見ながら「地下だなあ」としみじみ感じることもあれば、なぜエビ中がぴあアリーナMMでやってこちらはWOMBなのだろう、と心から思うこともある。メジャーデビューしてしまうと数字という錘が常に首に括り付けられ、少しでも結果が伴わないと錘から伸びる紐を知らない第三者に引っ張られ、かといって結果が伴った場合でも第三者はなんとか粗を探して紐を引っ張る。他人の推しを批判する書き込みを見て、お前のこと誰が好きなん、だけで一笑に付せばそれでよい。それでよいのだ

          リプレイ:2017年〜2023年

          Apple musicの"その年たくさん再生した曲"機能から見る私の音楽遍歴です。 (特に序盤は)ちょー下らないと思うので全然ブラウザバックしていただいて結構です。アイドルばっかなので。 2017 中2の年ですね。こんなに48グループ聞いてたんだ、と自分でも驚きました。 なぜかトップにいるFlying Bは筒香の登場曲です。 知らない曲ばかりで解説もなにもないのですが…その時の記憶なくしたかな…。 NGT48屈指の名曲・Maxとき315号だけは今でも年1くらいで思

          リプレイ:2017年〜2023年

          秋田!秋田!秋田!(後編)

          ※長くなりすぎた秋田分校に纏わるnoteの後半です。ライブの感想は当noteに書いているので、ライブだけ気になる方はそのままお進みください。前編も気になる方は下記リンクより。 11月11日-秋田分校 初めての秋田分校だったのですが、会場立派ですよね。綺麗でした。 ビスケットブラザーズと名前も体型も似ているでお馴染みキャミソウルブラザーズさんが最初に出てきて、新曲を歌おうとしていたキャミブラさんを遮って突然出てきたエビ中の最初の曲はラブスマ。寒いのに、ラブスマ。 えんじ

          秋田!秋田!秋田!(後編)

          秋田!秋田!秋田!(前編)

          秋田分校が楽しみすぎて開催2日前からnoteを書き始めちゃっています。 だって遠征ですよ!久々の!ニュージーランド行ってないから沖縄以来の地方遠征!楽しみ! ※当noteは長くなりすぎたので前後編に分割しました。肝心の秋田分校レポは後編にありますので、そこだけ見たいという方は下記リンクより飛んでください。 11月9日-旅行計画 書いているのが開催2日前といっても、前乗りするので表現としては秋田小旅行の前日ですね。とりあえず、現時点でのおおまかな明日(ライブ前日)の予定

          秋田!秋田!秋田!(前編)

          推し遍歴

          "アイドル"が自分の生活と密接に関わるようになったのは2013年頃、当時小5でした。 ポケモン大好き少年だった私。毎週木曜日、夜7時に放送していたアニポケのエンディング曲だった私立恵比寿中学『サクラ・ゴーラウンド』、そして次代エンディングテーマである『手をつなごう』。 そんな『手をつなごう』は土曜朝に放送されていたテレビ番組・ポケモンスマッシュ!でも披露され、エビ中の8人が当時のブイズ(イーブイの進化系)の着ぐるみを着て踊り、そこでセンター、つまりイーブイを担っていた当時

          推し遍歴