記事一覧
#20 Switch~オンとオフ~
スイッチをONにしてからだや気持ちを動かす。
なんてまるで家電やロボットみたいですが、
「動く」、「働く」という動作が存在する以上、その反対側の作用、つまり「戻る」、「休む」もまた存在します。
「自律神経」という有名な神経があります。
自律神経にはONの交感神経と、OFFの副交感神経があります。
交感神経ばかりが強く働いていてはからだは持ちません。
副交感神経のOFFの作用があることで無理
#19 「施術してもまた戻る」理由 ~自転車が漕げるようになるまで~
施術後必ずと言ってもいいほど聞かれることの1つ、
「でもまたすぐ戻っちゃうんですよね…?」
お気持ち、とてもとても分かります。
どんなにいい施術を受けても、その時に勇気を出して自費施術で少し高めのお金を出しても、またしばらくすると元に戻ってしまう。
そんな経験をした人は沢山いらっしゃるのではと思います。
このことについて施術者側はいろいろな考えや理論をお持ちだと思いますが、私自身はこのよう
#18 「反り腰」のあなたに伝えたいこと
よく相談を受けたり、患者さまの中でもとても多く出会う姿勢のひとつが「反り腰」です。
男性の方でももちろんいらっしゃいますが、女性に多い姿勢のように感じます。
身体の曲線もお尻にかけて出る姿勢ですし、モデルさんも意図的にポーズとしてとる姿勢でもあるので、なんとなく悪くないのかな、とも思えます。
今回は私がこの「反り腰」という姿勢をどのように捉えていて、どのように皆さんに知って頂きたいか、という
#17 本当の「ありのまま」
私は「ありのまま」という言葉を安易に使うことがあまり好きではありません。
ありのままでいいんだよ。
そのままのあなたでいいんだよ。
というものに、私の中でうまくピンとこないからです。
私は腰痛持ちだからしょうがない。受け入れよう。
私はこういうダメな人間だから仕方ない。受け入れよう。
というのは「ありのまま」なのでしょうか。
「そのまんま」ではあると思います。
魅力はあなたの中に私は人は
#16 私の仕事は「ゆるす」ことです
私は接骨院の仕事をもう10年近く続けています。
この仕事は一般的なようでなかなかよく理解できている方も少ないですし、
古くからある仕事ですがそのカタチや状況はもう全く違うものになっていると言ってもいいと思います。
医療従事者として括られていますが、我々の業務は医療ではありません。
よって保険に関する解釈や制約も明確なようで現状は複雑かつ曖昧。
「治療」という文言も使うべきではない、などと厳しく
#15 ストレスで体調を崩してしまわないように
さまざまな病気や症状の原因・要素に必ずと言っていいほど出てきます。
「ストレス」
現代社会において全くストレスなく生活するということは不可能な気がします。
それでも「万病のもと」といるのならばもうどうしようもないじゃないか!と落ち込んでしまいそうになりますが、だったら立ち向かおうではありませんか!と今回は気合いたっぷりで書いていきたいと思います。
ストレスとは?ひとくちに「ストレス」と言って
#13 準備体操してますか?
私達は大抵の場合、年々運動量が減っていきます。
小さい頃は「休み時間」に走り回り、「自由時間」に走り回り、
さらに体育や習い事、部活が始まれば毎日の練習に週末も大会や練習試合。
中にはプロやアマチュアのスポーツ選手になり、さらに本格的に運動が生活の一部となっていく方もいらっしゃいます。
ですがやはり大抵の場合、学生の時代を過ぎれば運動量は減り、筋力は二十歳をピークに落ちていきます。
そして「
#12 人は川に似ています②〜動きがカタチを作る〜
川のカタチは長い時間をかけ変化します。
水の流れが川底や川辺を削り(侵食)、土砂が運ばれ(運搬)、それが溜まり(堆積)、長い時間をかけて、緩やかですが確実にカタチを変えていきます。
いわゆる「河川の三作用」と言われるものですが、これと似たような事が実はからだにも起こります。
前回の#11では「カタチが動きを作る」という内容でした。
カタチによって決定された動きは、さらにその動きによってまた
#11 人は川に似ています①~カタチが動きを作る~
川を流れる水は、その川の「カタチ」に合わせて流れ、運ばれて行きます。
曲がりくねっているところ、滝のように落差のあるところなどで水の勢いや方向は変化しますが、
決して水自身が「ちょっと速くしてみよう」などと動きを変化させている訳ではありません。
川の「カタチ」がその水の流れ方を左右させています。
私達のからだに働く「動き」という「流れ」もまた同様です。
口の形で声が変わるように、姿勢や関節の
#10 ご飯が美味しくない時は
私は施術中のやりとりや、大切な身内・友人との会話の中で
「最近ごはんが美味しく感じない」という声を聞くと、仕事であればぐっと意識を高めて身体を診るようにしますし、プライベートであればからだに気を遣ってあげるよう勧めます。
ひとはみんな、外からのものを「受け入れ」ながら生きています。
自分の中に入っていくものは必ずしも自分にとって優しいものであったり、フィットするものとは限らず、
刺激の強いもの
#9 自分の弱点と付き合う
人間はどうしても、「完璧であろう」とは思えどなかなかそうはいかないもので、どこかしらに綻びがあったり、苦手なところや弱いところがあります。
前回の#8でもお話しましたが、ほぼ必ずといっていいほど人間は弱点を持っています。
もちろん鍛えたり、施術をしたりして弱点を強くする、またはせめて正常レベルに持っていくということも目指してもいいと思いますが、
どうしたって弱点は弱点です。
いっそそれを「個