Toroa-mum

NZ在住。数年の山暮らしの後、こちらで教職をとり、エコロジカルリテラシー、養護教育、幼…

Toroa-mum

NZ在住。数年の山暮らしの後、こちらで教職をとり、エコロジカルリテラシー、養護教育、幼児教育、環境教育、Forest SchoolとNature Playへ変遷。子供と生きることに夢中。自然と子供の成長についてプロフェッショナルとパーソナルなところから興味津々で仕方がない。

最近の記事

失敗から学んだ夫婦円満の秘訣5つ

私も夫もバツイチの再婚だ。 出会った頃、あまりに一緒にいることが楽しくて嬉しくて、なおかつ楽チンで、こんなハイな状態は長続きはしないだろうなー、とぼんやり思っていた。こんなにお互いのことを好きすぎちゃ、大変だよ。続かんよ。 がしかし数年経った今も、変わらずに結構ハイな状態が続いている。 双方とも、うまくいかなかった結婚経験も恋愛経験もしっかりあるので、この恋愛がなぜこんなにうまくいっているのか、と言うことを時々考える。だって、恋愛なんて続かないものだ、と思っていたもの。いつ

    • 何度も何度でも:身体で学ぶことの喜び

      トロアが1人で立ち上がるようになった。ずっと這い這いとつかまり立ちだったのが、突然何かがシフトしたのか、何度も何度も地面から1人で立とうとする。そしてバランスが取れて5秒くらい立ってられるようになると、もう興奮して仕方がない。立ち上がるたびに1人で大笑いしている。 そんな娘を見ていると、立ち上がる、ということはそんなに面白いことなのか。と感嘆してしまう。新しいことを体ができるようになる、ということはこんなに嬉しいことなのか。 何度も尻もちをつき、何度も膝をうち、それでも決

      • 英語を話す私の性格は、日本語を話す私と違う。

        言葉は’箱’であると仮定する。自分の考え、感覚、感情など形のないものに形を与える箱、容器である。その容器を交換することで、自分とは違う考え、感覚、人生経験を持つ他者と、その形のないものを共有することができる。だから、なんとなく言葉は、思想や感覚が先にあった上で、それを表現するための単なるツール、従属物であるかのように思われる。言葉、という容器の影響力を私たちは普段あまり意識しない。 英語ベースで生活をして15年が経つ。普段の生活で日本語を話すことはほとんどない。時々日本人の

        • 意味がある。

          親にしてもらったことは自分の子供にしてあげられる。親にやられたことは自分の子供にしてしまう、と教育心理の専門家が言っていたのを観た。 その言葉を思えば思うほど、子育てとは、なんと業の深いものだと重苦しい気持ちになる。 親にして欲しかったのに、してもらえなかったことを自分の子供にしてあげるには、自分の内を見つめ、傷を発見し、癒して、意識的に子供にそれを投影しない、という多大な精神的努力がいる。そして、親にやられて嫌だったことを、意識的に、自分の子供にやらないためには、また同じ努

        失敗から学んだ夫婦円満の秘訣5つ

          信じたい気持ち-Vice:オンラインカルトの話を見て想うこと。

          Viceのドキュメンタリーをよく見る。製作者のドキュメンタリー対象者を理解しようとする姿勢が、そこに映っている人たちの人間性を浮き彫りにして面白い。 The Believerシリーズはアメリカ&ヨーロッパに現在存在する”カルト”に踏み込んだもの。中でも、下記のユニカルトは、何だか考えさせられた。 21世紀に成長期を過ごした若い世代をミレニアムという。そして、このユニカルトはオンライン上で活動し特にミレニアムに人気があるという。私が見る限り、ユニコーンを崇拝し、妖精や魔法を信

          信じたい気持ち-Vice:オンラインカルトの話を見て想うこと。

          Suddenly a little toddler

          Toroa is loving picture books at this moment. She listens to the stories, turns pages and points at pictures. In this afternoon, she found a pile of them on the couch. She climbed up on a box full of nappies and blankets next to the couch,

          Suddenly a little toddler

          なんでも口に入れる乳児を外遊びさせるとどうなるのか。What happens when you take a baby who eats everything outside.

          ニュージーランドの気楽なところは、基本的に有害な虫や動物が他の国と比べるとかなり少ないということ。毒蜘蛛、毒ヘビ、その他野生生物など人間に危害を加えるものはほとんどいない。小さな子供を自由に遊ばせて気楽な環境である。しかし、乳幼児は何せなんでも口に入れる。だから本当に毎回Toroaを連れ出すたびに、周りにある木や植物が口に入れても大丈夫なものかどうか、携帯でググることになる。 仕事がら、よく子供たちや親御さんから植物や木々に関する質問をよく受ける。大抵「これは何?食べれるの

          なんでも口に入れる乳児を外遊びさせるとどうなるのか。What happens when you take a baby who eats everything outside.

          生まれてすぐにオマルを使ってみた。

          赤ちゃんはオムツを使うしかない、と誰が私たち(親)に教えたのか。オマル(トイレ)は、子供がそれなりに大きくなってからでないと使えないと、誰が最初に言い出したのか。紙オムツどころか布おむつを洗うことすらままならないような国・場所に住んでいる人たちはどうしているのか。そんなことを考えたことがあるだろうか。 こちらではNo Nappy(オムツを使わない)メソッドを使っている人ちらほら見る。決して多くはないが、オルタナティブ、ヒッピー系の家族には結構な確率でこのメソッドを見る。子供

          生まれてすぐにオマルを使ってみた。

          Crazy, amazing, extraordinarily ordinary.

          This is a note I wrote a week after Toroa was born... it is nearly a year ago now. It is a very personal and precious reflection for me. I am just keeping it here for myself to re-read again and again. -Mumbling, thoughts and notes of bein

          Crazy, amazing, extraordinarily ordinary.

          子供を教えるという仕事。

          ニュージーランドの教育現場で学んだのは「子供を教える」というのはジレンマトラップじゃ。ということ。 基本的に人は学びたいと思わなければ、何も学ばない生き物だ。だから教師という”人に教える”という仕事は、その人が”教わりたい”と思っていなければ本当の成果は得られない。でも、他人、特に子供たちが毎日そんなに都合よく私の教えたいことを教わりたいと思ってくれている確率はかなり低い。ので、当然のごとく授業計画とか立ててそれ通りに教えようとしても、最初っから、その計画が教える全員の子供

          子供を教えるという仕事。

          as close to breastfeeding as I get. 授乳をしてみたかったらしい。

          過去10年使い続けてきた掛け布団カバー。ガーゼ素材で柔らかくて大好きだったのだがとうとう擦り切れて使い物にならなくなった。NZでは、質のいいものは何でも馬鹿高い。日本は基本的に質のいいものが多い。NZはほとんどの工業製品は輸入品の上、地理的にオーストラリア以外の国からは基本遠いので、その輸送量が上乗せされ、手の届く値段のものは安っぽいものが多い。だから、日本で買った〇〇、というのはちょっと貴重品になる。 そんなこんなで大切に使ってきた布団カバー。捨てるのもったいないなー、と思

          as close to breastfeeding as I get. 授乳をしてみたかったらしい。

          昔の話続き。

          思い出は、芋づるのように次から次へと湧き上がってくる。NZへ来て最初の5年の田舎暮らしのこと。そしてシングルマザーとなり、シティーに移り、教育に携わった次の7年。そして現在の旦那に出会って、再び幼子の母となったこと。20代半ばから30代の全部、色が濃い。一つ一つの選択が今現在につながっている。思い出していると、まるで映画を見ているような感覚になる。甘くて苦い、そしてとても美しい景色の中の話。 その時代に流行っていた”自分探し”というのだろう、20代頭の頃の私は、やたらといろ

          昔の話続き。

          The old time: 昔の話

          次女と落ち葉の絨毯の上に座り込む。と、あ、あったかい。じっとり湿って冷たいかな、と思った地面が暖かいのだ。冬なのに。落ち葉が断熱材になって全然地面の冷たさを感じない。ああ、この落ち葉の上なら心地よく眠れたな。と不意に昔のことを思い出した。 十数年前、長女を妊娠中、猟師であった前の夫とともに3週間ほど山にこもったことがある。ポッサムと言う害獣の毛や皮を獲るために、そして妊娠八ヶ月の私の足でも出入りができるように、と彼が選んだ山小屋は、普通の山小屋ではなかった。NZの山小屋は、だ

          The old time: 昔の話

          Rustle, rustle. カサカサカサ。

          落ち葉の海を泳ぐ11ヶ月の娘。葉っぱの上にも下にもたくさんの宝物が。いろんな形、いろんな色の葉っぱ。子枝。どんぐり。木の皮。松ぼっくり。そして、一番下にあるふかふかのしっとり柔らかい腐葉土。ああ、なんて心躍るものたちばかり。お宝を見つけるたびに、じっくりと手に取り観察する娘。時間がゆっくりと、でもあっという間に過ぎてゆきます。 Under big trees, layers, and layers of discovery. Treasures are everywhere

          Rustle, rustle. カサカサカサ。

          Biophilia: 自然が大好きだ

          次女を見ていると、人間はこんなに小さな時から自然の中にいたいのだなと、つくづく感じる。バイオフィリアというコンセプトを思い出す。人間は生まれつき自然や他の生き物とつながりを持とうとする強い欲求がある、という考え方だ。 次女は、はいはいもできない頃からずっと、外にいるのが大好きだ。彼女はお腹が弱く、よくお腹が痛くて泣く。が外に連れて行くだけですぐに上機嫌になる。はいはいができるようになってからは、ストローラーやバックパックに乗せている間に機嫌が悪くなることはあるけれど、草の上や

          Biophilia: 自然が大好きだ

          Toroa

          Toroaはマオリ語でアルバトロスのこと。思い描いただけでもドキドキするくらい大好きな鳥だ。 12年ぶりに次女を妊娠した時、これを彼女の名前にしようと決めた。大きくて美しく地球全体をhomeにするこの鳥のように生きてくれたらな。と思う。 Toroa is Albatross in te reo Māori. Just to picture the birds in my mind gives me great excitement and joy. Their beauty,