Toroa-mum

NZ在住。数年の山暮らしの後、こちらで教職をとり、エコロジカルリテラシー、養護教育、幼…

Toroa-mum

NZ在住。数年の山暮らしの後、こちらで教職をとり、エコロジカルリテラシー、養護教育、幼児教育、環境教育、Forest SchoolとNature Playへ変遷。子供と生きることに夢中。自然と子供の成長についてプロフェッショナルとパーソナルなところから興味津々で仕方がない。

記事一覧

失敗から学んだ夫婦円満の秘訣5つ

私も夫もバツイチの再婚だ。 出会った頃、あまりに一緒にいることが楽しくて嬉しくて、なおかつ楽チンで、こんなハイな状態は長続きはしないだろうなー、とぼんやり思って…

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4年前
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何度も何度でも:身体で学ぶことの喜び

トロアが1人で立ち上がるようになった。ずっと這い這いとつかまり立ちだったのが、突然何かがシフトしたのか、何度も何度も地面から1人で立とうとする。そしてバランスが取…

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4年前
4

英語を話す私の性格は、日本語を話す私と違う。

言葉は’箱’であると仮定する。自分の考え、感覚、感情など形のないものに形を与える箱、容器である。その容器を交換することで、自分とは違う考え、感覚、人生経験を持つ…

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4年前
2

意味がある。

親にしてもらったことは自分の子供にしてあげられる。親にやられたことは自分の子供にしてしまう、と教育心理の専門家が言っていたのを観た。 その言葉を思えば思うほど、…

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5年前
4

信じたい気持ち-Vice:オンラインカルトの話を見て想うこと。

Viceのドキュメンタリーをよく見る。製作者のドキュメンタリー対象者を理解しようとする姿勢が、そこに映っている人たちの人間性を浮き彫りにして面白い。 The Believerシ…

Toroa-mum
5年前

Suddenly a little toddler

Toroa is loving picture books at this moment. She listens to the stories, turns pages and points at pictures. In this afternoon, she found a pile of them on the…

Toroa-mum
5年前
3

なんでも口に入れる乳児を外遊びさせるとどうなるのか。What happens when you take a baby who eats everything outside.

ニュージーランドの気楽なところは、基本的に有害な虫や動物が他の国と比べるとかなり少ないということ。毒蜘蛛、毒ヘビ、その他野生生物など人間に危害を加えるものはほと…

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5年前
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生まれてすぐにオマルを使ってみた。

赤ちゃんはオムツを使うしかない、と誰が私たち(親)に教えたのか。オマル(トイレ)は、子供がそれなりに大きくなってからでないと使えないと、誰が最初に言い出したのか…

Toroa-mum
5年前
3

Crazy, amazing, extraordinarily ordinary.

This is a note I wrote a week after Toroa was born... it is nearly a year ago now. It is a very personal and precious reflection for me. I am just keeping it he…

Toroa-mum
5年前

子供を教えるという仕事。

ニュージーランドの教育現場で学んだのは「子供を教える」というのはジレンマトラップじゃ。ということ。 基本的に人は学びたいと思わなければ、何も学ばない生き物だ。だ…

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5年前
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as close to breastfeeding as I get. 授乳をしてみたかったらしい。

過去10年使い続けてきた掛け布団カバー。ガーゼ素材で柔らかくて大好きだったのだがとうとう擦り切れて使い物にならなくなった。NZでは、質のいいものは何でも馬鹿高い。日…

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5年前
1

昔の話続き。

思い出は、芋づるのように次から次へと湧き上がってくる。NZへ来て最初の5年の田舎暮らしのこと。そしてシングルマザーとなり、シティーに移り、教育に携わった次の7年。そ…

Toroa-mum
5年前
3

The old time: 昔の話

次女と落ち葉の絨毯の上に座り込む。と、あ、あったかい。じっとり湿って冷たいかな、と思った地面が暖かいのだ。冬なのに。落ち葉が断熱材になって全然地面の冷たさを感じ…

Toroa-mum
5年前
1

Rustle, rustle. カサカサカサ。

落ち葉の海を泳ぐ11ヶ月の娘。葉っぱの上にも下にもたくさんの宝物が。いろんな形、いろんな色の葉っぱ。子枝。どんぐり。木の皮。松ぼっくり。そして、一番下にあるふかふ…

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5年前
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Biophilia: 自然が大好きだ

次女を見ていると、人間はこんなに小さな時から自然の中にいたいのだなと、つくづく感じる。バイオフィリアというコンセプトを思い出す。人間は生まれつき自然や他の生き物…

Toroa-mum
5年前
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Toroa

Toroaはマオリ語でアルバトロスのこと。思い描いただけでもドキドキするくらい大好きな鳥だ。 12年ぶりに次女を妊娠した時、これを彼女の名前にしようと決めた。大きくて美…

Toroa-mum
5年前
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失敗から学んだ夫婦円満の秘訣5つ

失敗から学んだ夫婦円満の秘訣5つ

私も夫もバツイチの再婚だ。
出会った頃、あまりに一緒にいることが楽しくて嬉しくて、なおかつ楽チンで、こんなハイな状態は長続きはしないだろうなー、とぼんやり思っていた。こんなにお互いのことを好きすぎちゃ、大変だよ。続かんよ。
がしかし数年経った今も、変わらずに結構ハイな状態が続いている。

双方とも、うまくいかなかった結婚経験も恋愛経験もしっかりあるので、この恋愛がなぜこんなにうまくいっているのか、

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何度も何度でも:身体で学ぶことの喜び

何度も何度でも:身体で学ぶことの喜び

トロアが1人で立ち上がるようになった。ずっと這い這いとつかまり立ちだったのが、突然何かがシフトしたのか、何度も何度も地面から1人で立とうとする。そしてバランスが取れて5秒くらい立ってられるようになると、もう興奮して仕方がない。立ち上がるたびに1人で大笑いしている。

そんな娘を見ていると、立ち上がる、ということはそんなに面白いことなのか。と感嘆してしまう。新しいことを体ができるようになる、というこ

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英語を話す私の性格は、日本語を話す私と違う。

英語を話す私の性格は、日本語を話す私と違う。

言葉は’箱’であると仮定する。自分の考え、感覚、感情など形のないものに形を与える箱、容器である。その容器を交換することで、自分とは違う考え、感覚、人生経験を持つ他者と、その形のないものを共有することができる。だから、なんとなく言葉は、思想や感覚が先にあった上で、それを表現するための単なるツール、従属物であるかのように思われる。言葉、という容器の影響力を私たちは普段あまり意識しない。

英語ベースで

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意味がある。

意味がある。

親にしてもらったことは自分の子供にしてあげられる。親にやられたことは自分の子供にしてしまう、と教育心理の専門家が言っていたのを観た。
その言葉を思えば思うほど、子育てとは、なんと業の深いものだと重苦しい気持ちになる。
親にして欲しかったのに、してもらえなかったことを自分の子供にしてあげるには、自分の内を見つめ、傷を発見し、癒して、意識的に子供にそれを投影しない、という多大な精神的努力がいる。そして

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信じたい気持ち-Vice:オンラインカルトの話を見て想うこと。

信じたい気持ち-Vice:オンラインカルトの話を見て想うこと。

Viceのドキュメンタリーをよく見る。製作者のドキュメンタリー対象者を理解しようとする姿勢が、そこに映っている人たちの人間性を浮き彫りにして面白い。 The Believerシリーズはアメリカ&ヨーロッパに現在存在する”カルト”に踏み込んだもの。中でも、下記のユニカルトは、何だか考えさせられた。

21世紀に成長期を過ごした若い世代をミレニアムという。そして、このユニカルトはオンライン上で活動し特

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Suddenly a little toddler

Suddenly a little toddler

Toroa is loving picture books at this moment. She listens to the stories, turns pages and points at pictures. In this afternoon, she found a pile of them on the couch. She climbed up on a box full of

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なんでも口に入れる乳児を外遊びさせるとどうなるのか。What happens when you take a baby who eats everything outside.

なんでも口に入れる乳児を外遊びさせるとどうなるのか。What happens when you take a baby who eats everything outside.

ニュージーランドの気楽なところは、基本的に有害な虫や動物が他の国と比べるとかなり少ないということ。毒蜘蛛、毒ヘビ、その他野生生物など人間に危害を加えるものはほとんどいない。小さな子供を自由に遊ばせて気楽な環境である。しかし、乳幼児は何せなんでも口に入れる。だから本当に毎回Toroaを連れ出すたびに、周りにある木や植物が口に入れても大丈夫なものかどうか、携帯でググることになる。

仕事がら、よく子供

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生まれてすぐにオマルを使ってみた。

生まれてすぐにオマルを使ってみた。

赤ちゃんはオムツを使うしかない、と誰が私たち(親)に教えたのか。オマル(トイレ)は、子供がそれなりに大きくなってからでないと使えないと、誰が最初に言い出したのか。紙オムツどころか布おむつを洗うことすらままならないような国・場所に住んでいる人たちはどうしているのか。そんなことを考えたことがあるだろうか。

こちらではNo Nappy(オムツを使わない)メソッドを使っている人ちらほら見る。決して多くは

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Crazy, amazing, extraordinarily ordinary.

Crazy, amazing, extraordinarily ordinary.

This is a note I wrote a week after Toroa was born... it is nearly a year ago now. It is a very personal and precious reflection for me. I am just keeping it here for myself to re-read again and again

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子供を教えるという仕事。

子供を教えるという仕事。

ニュージーランドの教育現場で学んだのは「子供を教える」というのはジレンマトラップじゃ。ということ。

基本的に人は学びたいと思わなければ、何も学ばない生き物だ。だから教師という”人に教える”という仕事は、その人が”教わりたい”と思っていなければ本当の成果は得られない。でも、他人、特に子供たちが毎日そんなに都合よく私の教えたいことを教わりたいと思ってくれている確率はかなり低い。ので、当然のごとく授業

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as close to breastfeeding as I get. 授乳をしてみたかったらしい。

as close to breastfeeding as I get. 授乳をしてみたかったらしい。

過去10年使い続けてきた掛け布団カバー。ガーゼ素材で柔らかくて大好きだったのだがとうとう擦り切れて使い物にならなくなった。NZでは、質のいいものは何でも馬鹿高い。日本は基本的に質のいいものが多い。NZはほとんどの工業製品は輸入品の上、地理的にオーストラリア以外の国からは基本遠いので、その輸送量が上乗せされ、手の届く値段のものは安っぽいものが多い。だから、日本で買った〇〇、というのはちょっと貴重品に

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昔の話続き。

昔の話続き。

思い出は、芋づるのように次から次へと湧き上がってくる。NZへ来て最初の5年の田舎暮らしのこと。そしてシングルマザーとなり、シティーに移り、教育に携わった次の7年。そして現在の旦那に出会って、再び幼子の母となったこと。20代半ばから30代の全部、色が濃い。一つ一つの選択が今現在につながっている。思い出していると、まるで映画を見ているような感覚になる。甘くて苦い、そしてとても美しい景色の中の話。

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The old time: 昔の話

The old time: 昔の話

次女と落ち葉の絨毯の上に座り込む。と、あ、あったかい。じっとり湿って冷たいかな、と思った地面が暖かいのだ。冬なのに。落ち葉が断熱材になって全然地面の冷たさを感じない。ああ、この落ち葉の上なら心地よく眠れたな。と不意に昔のことを思い出した。
十数年前、長女を妊娠中、猟師であった前の夫とともに3週間ほど山にこもったことがある。ポッサムと言う害獣の毛や皮を獲るために、そして妊娠八ヶ月の私の足でも出入りが

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Rustle, rustle. カサカサカサ。

Rustle, rustle. カサカサカサ。

落ち葉の海を泳ぐ11ヶ月の娘。葉っぱの上にも下にもたくさんの宝物が。いろんな形、いろんな色の葉っぱ。子枝。どんぐり。木の皮。松ぼっくり。そして、一番下にあるふかふかのしっとり柔らかい腐葉土。ああ、なんて心躍るものたちばかり。お宝を見つけるたびに、じっくりと手に取り観察する娘。時間がゆっくりと、でもあっという間に過ぎてゆきます。

Under big trees, layers, and layer

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Biophilia: 自然が大好きだ

Biophilia: 自然が大好きだ

次女を見ていると、人間はこんなに小さな時から自然の中にいたいのだなと、つくづく感じる。バイオフィリアというコンセプトを思い出す。人間は生まれつき自然や他の生き物とつながりを持とうとする強い欲求がある、という考え方だ。
次女は、はいはいもできない頃からずっと、外にいるのが大好きだ。彼女はお腹が弱く、よくお腹が痛くて泣く。が外に連れて行くだけですぐに上機嫌になる。はいはいができるようになってからは、ス

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Toroa

Toroa

Toroaはマオリ語でアルバトロスのこと。思い描いただけでもドキドキするくらい大好きな鳥だ。
12年ぶりに次女を妊娠した時、これを彼女の名前にしようと決めた。大きくて美しく地球全体をhomeにするこの鳥のように生きてくれたらな。と思う。
Toroa is Albatross in te reo Māori. Just to picture the birds in my mind gives me

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