せいだい

鹿児島→東京→鹿児島の松井稼頭央世代。プロ野球中心につらつらと書いていくつもりです。ア…

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鹿児島→東京→鹿児島の松井稼頭央世代。プロ野球中心につらつらと書いていくつもりです。アイコンはフォロワー様につくっていただきました。アイコンの菊地真くんは好きだった女優アニタ・ユンのオマージュです。気軽にフォローしていただいたら嬉しいです。

最近の記事

これでいいのか高校ジャパン

 先日野球のU18代表候補が合宿を行いました。これでは夢を持ってU18代表には入れないなとガッカリしたことがあったので、これから書いていきます。 まず坂井遼(関東一)、熊谷俊乃介(関東一)、片井海斗(二松学舎大付)、西尾海純(長崎日大)と春季大会を優先すると辞退者がいたことです。ケガでの辞退はしかたがないのですが、公式戦優先で代表合宿を辞退するのは寂しいです。  高校サッカーは名和田、吉永と二人U17W杯に出るので、神村学園は選手権予選準決勝から出るスーパーシードを採用

    • ホークス三笠GMについて思うこと。

      注意、この記事はネット記事を読んで、三笠GMについて思うことを書いただけなので、真実ではないです。もし気分を害したなら、ご容赦ください。  前々から、ホークスの三笠GMって何者?と思っていたので、和田の移籍騒動をきっかけに調べてみました。東大卒で、学生時代を通しても野球経験はないそうですね。  NPBでは競技経験のないGMは聞いたことがありませんが、MLBでは競技経験のないGMは当たり前と聞きます。競技経験がないのに、GMをやることになった三笠氏がお手本にしたのは、MLB

      • プロ野球選手のセカンドキャリアについて考えてみた

         増田俊也のスポーツアンソロジー「肉体の鎮魂歌」で沢木耕太郎のスポーツノンフィクション集「敗れざる者たち」に入っている「三人の三塁手」が取り上げられています。「三人の三塁手」とは、長嶋茂雄と同時期に巨人でプレーした、長嶋と同世代の三塁手二人と長嶋本人についての、ノンフィクションです。  長嶋以外の二人はプロ野球では成功せずに引退するのですが、その一人が「少し儲かっていても、居酒屋チェーン店の店主じゃ恰好が着かない」とボヤいたところ、それを聞いていた友達が「バカ、商売で利益を

        • 孫正義コミッショナー待望論

           ホークスが「めざせ世界一」を目標に掲げて、育成に力を入れているのはご存じでしょう。もしMLB優勝チームに真剣勝負で勝ったとして、ホークスの格が上がるとは思えないので、違和感があります。  例えばプロアマ問わず、ヤンキースやドジャースのような名門チームからオファーが来るだけでも喜ぶと思いますが、ホークスからオファーが来たとして、MLBの選手が喜ぶでしょうか。MLBのチームに勝ったのはわかるけど、ピンと来ないという反応になると思います。  ドジャースタジアムやフェンウェイパ

        これでいいのか高校ジャパン

          令和のプロスポーツの覇者はなにか?

           4月に彼女と野球(4/9ホークス×ライオンズ)、サッカー(4/16鹿児島×宮崎)、バスケ(4/22鹿児島×横浜)を見に行きました。スタジアムデートがやりたかったというのもありますが、「ルールがよくわかっていない素人に複数の競技を見せたら、どの競技に興味を持つか、持たないか」という反応を知りたかったという興味もありました。  彼女が一番興味を持ったのは、バスケでした。聞いてみると「コートが狭い分、プレーがよく見える」、「サッカーと違ってファールが起きても、大きな怪我はあまり

          令和のプロスポーツの覇者はなにか?

          祝世界一!!敏腕交渉人・栗山英樹2

           祝世界一!!大会前は「アジアラウンドと比べて段違いにレベルが上がる準決勝止まりだろうな」と思っていたので、嬉しい誤算でした。凄く嬉しい!!優勝記念として前記事、敏腕交渉人・栗山英樹の続きを書きます。  アメリカ戦で大谷、ダルビッシュが登板しました。「大谷はアメリカでは投げない」という記事があったので、今日二人が登板したのは、栗山監督(の意向を踏まえた日本のフロント)がエンゼルスとパドレスに「一イニング限定で投げさせてくれ、なんなら二十何球以内と球数制限を着けてもいい」と交

          祝世界一!!敏腕交渉人・栗山英樹2

          WBCがW杯に近づけない理由

           WBCに対するメディアとファンの反応を見ていると、「WBCはW杯を越えられるどころか、近づくことすらできない」とガッカリしているので、これからその理由を書いていきます。  カーショウが不参加になりましたが、メディア、ファンが大騒ぎしないのに違和感しかありませんでした。もしメッシ、ネイマール、エムベバがクラブはW杯出場に理解を示し、本人もやる気があって、ケガもないのに、保険どうこうで不参加なら、大騒ぎになると思うんですよね。なぜ、カーショウ不参加に対して反応が薄いのかが疑問

          WBCがW杯に近づけない理由

          情報を制す者がWBCを制す

           競技で「自分の力を出せば勝てる」というのは、全盛時の朝青龍や白鵬ぐらいで、普通の選手は相手を研究することが必要ということは書くまでもないですね。  2013年WBCのプエルトリコ戦で日本が仕掛けたダブルスチールが失敗したことは有名ですが、日本の記者が海外の記者にダブルスチールについて聞いたら「モリーナ相手にこんな作戦が通用するわけがない、全盛時のタイソンにストリートファイトを挑むようなもの」と笑われたそうです。  この記事を読んだときは、「日本はこの程度の情報すら集めて

          情報を制す者がWBCを制す

          敏腕交渉人・栗山英樹

           先日WBCメンバーが発表されました。驚いたのはMLB組が5人招集されたことです。MLB組は2013年は0人、2017年は1人しか招集できなかったので、「アメリカ、ドミニカ、プエルトリコはメジャーリーガーを多数招集できるのになぜ?日本の課題は交渉力」と思っていたので、栗山監督はどんな手を使ったのか?と驚いています。WBC招集について驚きを感じた選手を以下書いていきます。  ダルビッシュの招集には驚きました。ダルビッシュ(37歳)はサッカーで言えば本田(37歳)、長友(37歳

          敏腕交渉人・栗山英樹

          水島新司は残るのか?

           水島氏逝去から11ヵ月が経ちました。亡くなってからの扱いが予想以上に少なく、「これで水島作品は残るの?」と疑問を感じたので、それを書いていきます    NHKクローズアップ現代で、今年亡くなられた藤子不二雄Aの特集が組まれたのに、水島新司の特集が組まれなかったのが意外でした。「プロ野球を盛り上げた」、「井上雄彦、森川ジョージなど水島氏に憧れた漫画家は多数いるので、漫画文化に貢献した」など切り口はいくらでもあるはずですが。  水島氏が長く主戦場にしていた週刊少年チャンピオン

          水島新司は残るのか?

          プロ野球は横で見る 答え合わせ編

           シーズン前、「世代の出世争いもプロ野球の一つ」という趣旨で、「プロ野球は横で見る」という記事を書いたので、その答え合わせをします。  前記事では清宮と根尾を書いたので、まず清宮(129試合、打率.219、HR18、打点55)から書きます。入団以来初めて規定到達と入団以来最高の成績を残しました。オールスターでMVPを取ってスター性を示せたのは評価されていいでしょう。途中出場からMVPを取るのは簡単に出来ることはないので、清宮は持っている選手だと思います。  三冠を達成した

          プロ野球は横で見る 答え合わせ編

          正義のないNPBに未来はあるか

           先日週刊文春の鷲田康のコラムを読んで驚きました。FA宣言前に関わらず、「嶺井、外崎に他球団から打診があった」とあったからです。これはタンバリングじゃないですか。  中島大輔「プロ野球FA宣言の闇」にもCS中に関わらず、ある球団から中島氏を通して十亀に条件提示を打診されたとあります。(タンバリングはよくないので、中島氏は十亀に契約のことは話さなかったそうです)  ライオンズが2019年にFA宣言した、福田秀平に交渉解禁日に会ったという記事を読んで驚きました。近所の友達をい

          正義のないNPBに未来はあるか

          酷暑下で行われる甲子園大会の解決法

           数年前は甲子園大会を見に行ったものですが、今はもう行けないし、行く気はないですね。原因はコロナではなく、温暖化による酷暑です。元気な球児さえ熱中症になるぐらいなので、一日中甲子園で野球を見るのは、僕にとっては自殺行為です。  よく「甲子園大会は京セラDでやればいい」と言われますが、それは難しいと思うんですよね。甲子園には使用料は発生していないそうです。おそらく「甲子園は高校野球をやるために建てた」といういわれや、阪神電鉄の「お客さんは阪神電車を使うので、高野連から使用料を

          酷暑下で行われる甲子園大会の解決法

          地方を大事にしないプロ野球の未来とは?2

           先日鹿児島で開催されたホークス×イーグルスに行ってきました。鹿児島では三年ぶりのプロ野球開催ということもあって、18,000人を集めて盛り上がったのですが、観戦しながら悪い意味で鹿児島(地方)にとってプロ野球は年一の祭りなんだな。これでは野球は全国的な競技普及は難しいし、全国にプロチームを作って、どこに住んでいても試合が見られるようにしているサッカーやバスケに競技普及で後れを取ると思うのです。  悲しいかな、地方開催は雨天中止になると代替試合を地方で組むのは不可能なので、

          地方を大事にしないプロ野球の未来とは?2

          プロ野球は横で見る

           プロ野球の楽しみの一つに同期のトップ争いがあると思っています。80年松坂世代や田中、秋山、柳田の88年世代の活躍を思えばすぐわかってもらえると思っています。僕の同級生である75年世代も稼頭央、上原、由伸、川上、福浦…と錚々たるメンツがトップ争いを繰り広げて、プロ野球を盛り上げました。  これはファンだけではなく、選手も意識しているようです。松坂は「大学に入った同期がプロに入る2003年のシーズンは、大卒の同期には負けたくなかった。負けたら大学ではなくプロに入った自分の四年

          プロ野球は横で見る

          なぜプロ野球選手は代理人を着けないのか2

           ファイターズの秋吉、大田、西川がノンテンダーFAになったのはみなさんご存じでしょう。その際稲葉GMはこうコメントしたそうです。  昨年も、「ノンテンダーの村田透投手と再契約した例があるように、ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」  しかし、秋吉が独立リーグのチームと契約したことを思うと、ファイターズからの再契約のオファーはなかったと察することができます。  もしノンテンダーFAの通告を受けた三選手が代理人を着けていたら、「FAにするのはわかった、

          なぜプロ野球選手は代理人を着けないのか2