灯台もと暮らし
記事一覧
僕らは日々をどう生きるか?【小松﨑】
先日の編集ミーティングでは、コロナ渦中に生きる僕たちの生活を淡々と記したショートコンテンツを作ってみないか、という案があがりました。
生活の記録を残すことが価値ある表現ではないか
となぜ考えるのかというと、2つの理由があります。
ひとつは、いまアクションできることを共有できるから。
ふたつに、次の世代の人たちが見たときに、参考になるかもしれないからです。
それは例えば『アンネの日記』やカ
「今、“たのしい”はどこに眠っている?」 オンラインおしゃべり会【#わたしのセーフティネット(娯楽編)】を開催します
不思議なことに、こうなってからの方が、「よく遊べている」気がしている。ろくに外にも出れない、友だちにも会えない。たのしいとは無縁とも思える状況にも関わらず、最近の私は「たのしく遊んでいる」感覚があるのだ。
それまで当たり前のようにあった私の「たのしい」は、リアルタイムの娯楽文化が満足に運ばれない今の社会になった頃、あっさりと奪われた。野球観戦ができない、カラオケ大会もできない、飲み会に行けない、
【4/13(月)オンラインイベント開催】#わたしのセーフティネット を教えて - 自然編 -
コロナの流行が始まり、ほぼ全国各地に感染が広がり、どれくらいの時間が経ったのでしょうか。
コロナに関する、武漢でのニュースが騒がれていた頃、こんなことになるなんて、思ってもみませんでした。
「こんなことになるなんて」。
わたしも何度か、そう思いました。
同時に、もとくらで「自治ってなんだ?!」という特集を編んでいるのですが、自治について、こんな形で改めて考える機会が訪れるとは、思いませんで
明日スーパーで働けるか
新型コロナウィルスの影響で連日のように仕事が消えていく。取材に行ける予定だったものが行けなくなり、下調べに割いた時間が水の泡になる。
スポーツ記者はスポーツ関連の取材をしなければいけないのだけど、そもそもスポーツ業界全体で試合やイベントが延期・中止となり停滞しているので、記者が足を運べる場所も記事にできることも限られてくる(もちろん私が新人というのも大きいのだろうけど)。仙台にきて、記者になって
絶望と希望の狭間で気づくセーフティネット【立花】
4月から、たずさわるはずだった仕事が、飛んだ。
コロナウイルスの影響で、さまざまな催事や事業が自粛、中止、延期の判断を迫られ、わたしもその余波に呑みこまれた。
先週「退屈だ」などと呑気なことを書いていた自分に「君、仕事なくなるよ」と未来に追いついたわたしから教えてやりたい。
たずさわる仕事の性質上「もしかしたら」とは、思っていた。誰が悪いわけでもない。
うっすらと予感していたお
人が生きていくものに必要なもの【立花】
新型肝炎の影響で、のきなみ、イベントや新事業が中止、延期になっている。
ふだん、満員電車に揺られて出勤していた人たちも、自宅で仕事をするスタイルや出勤時間をずらすなどして、対応している。
わたしが暮らす北海道下川町は、見た目はそんなにふだんと変わらない。
宿泊施設はキャンセル続きでイベント好きな町ゆえにほとんどの催事は開催を見送られ、なんとなく退屈な日々だけれど、コロナに感染した人は今のとこ
見て、聞いて、生まれるもの
かけた櫛のような松林、取り残されたような更地。建物は海に向かうほど工場一色となっていき、生活の香りが薄れていく。そんな風景をタクシーの窓越しに眺めていた。
タクシーの運転手さんは、生まれも育ちも「この地」の人だった。仙台を走る地下鉄東西線の終点・荒井駅でタクシーを掴まえた私が、「目的地」を伝え、タクシーに乗っている十数分の間、ここで起こったことと今も続いていることについて、いろんな方面から教えて