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観光客がいないバングラディシュ③

観光客がいない、観光する所が無いバングラディシュ

ガイドのイクラム(25)とダッカ市内を徘徊するABB(36)
この常時爆発している街を歩いていると常に視線を感じます。

無職子供部屋おじさんとバングラディシュ人。

色々爆発しているバングラディシュについて知りたい方は↓

それは決して怖いとか、狙われているとかの悪い意味では無く、
「うわ!なんか外国人がおる!」
的な好奇心に満ち溢れた物に近い。
ちなみにABBは色黒で不法就労アジア人風な見た目をしているのでさほど目立つ方ではないはずであるのに時折子供達からリアクションを求められる。

日本人はど~れだ(^^)/☆

もしあなたが色白で韓流風な美女であるならばすぐさま人だかりができ、
写真撮影を求められ、スター気分を味わうことができるはずだ。
そのような状況になったとしても、この国では危険な目にある可能性は比較的低いと思う。
あくまでABBの主観の域を出ないがその理由を解説する。


2023年にバングラで炎上したカップルyoutuber
二つ上の画像はそれを真似た。
バングラディッシは爆発はしてるけれども
そんなに危なくはないぞ。
異教徒だからレ〇プして良いとか普通の感覚では無いから。

観光客が極端に少ない。
コロナ前の少し古いデータになるが、2017年の観光客数は10万人程度。
平均して4日滞在すると仮定すると、1日にバングラディシュに滞在している外国人は1100人ほど。
それはバングラディシュの人口1億7000万人に対して約155000人に1人の計算となる。
厳密に言えば外国人居住者もいるので正確な数値では無いが、150000人以上の人に会ってやっと1人が外国人ということ。
つまりバングラディシュでは外国人はSSR(スーパースペシャルレア)な存在ということになる。
このような状況となると、外国人を狙ったぼったくり産業が育たない。
当たり前のことを言うが、バングラディシュ人は外国人を見たことがほとんど無い、相手をしたことが無いのでそもそも騙して儲けようというという発想が無いのである。
繰り返しになるが、なぜなら外国人がほとんどいないから。
この点がインドとは似て非なるバングラディシュの最高な所だ。

もしあなたが渋谷で身長2m超えのNBA選手と身長180㎝超えの金髪のスーパーモデル美女が歩いていたら思わず見てしまうと思う。
恐らくその感覚に近いのではないだろうか。
日本人なら話しかけたりはしないが、この国の人は握手を求めたり、写真を一緒に取って欲しいとアクションを起こしてしまうのがかわいい所だ。

バングラディシュ人は穏やかで優しい人が多いのは間違いないのだが、同時に外国人を騙し、貶めるような発想・環境・素地が無いというのもある意味では安全であることの一つの理由となっていると思う。

とは言ってもどこの国にも悪い人、頭のおかしい人はいるので用心は怠るべきでは無いし、特に女性は気を付けるべき。一人旅は推奨はしない。
でもあなたがバングラディシュに行ってみたいと考えている破天荒じゃじゃ馬ガールであったとするならば、男性と一緒に行けば危険な目にあう可能性は高くないはずだ。

カオスな街と陽気な人々。
このバングラディシュがいつまでも変わらないでいて欲しいと願う。

そしてこれからも多分変わらないバングラディシュ
バングラディシュの有名な観光地と聞いて何か一つでも思いついた人はいるだろうか。
ちなみに滞在したことがあるABBでも思いつきません。
失礼な話なのではあるんだけど、バングラディシュには観光の目玉と言える所がありません。

ガイドに書いてあったスターモスク。
廃校になったプールの様。
建物の中にはなぜか富士山が飾られている。
へーって感じ。

ガイドブックの先頭に出てくるのが上記のモスク。
ABBはモスクの雰囲気が好きだし、前提としてイスラム教徒へのリスペクトは欠かさないので楽しむことはできたが、信徒が日常的に足を運ぶ場所なのでガイドブックに載せることについては疑問なレベルだ。

バングラディシュにはインドのタージマハルのような国を代表する尊厳な建物は無い。
ネパールのエベレストのように世界中から人々が集まる動機も無い。
タイのように綺麗で開発されたビーチリゾートは無いどころか、女性が水着で外にいるなんて想像もできないイスラムの国。

残念ながら「新婚旅行でバングラディシュに5泊6日で行ってきました~☆
これお土産のスパイスです☆これから幸せな家庭を築いていきます(*^-^*)」
とは普通はならない。

以前の記事で言及したネパールは世界でもとても貧しい部類の国になるが、
観光産業には強みがあり、世界中から外貨が集まる要素、理由がある。
でもバングラディシュは最貧困国にも関わらずまともな観光資源が無い国。
現状バングラディシュは普通の旅に飽きた変人向けの国と言わざる負えない。
ABBはこのバングラディシュにガイドのイクラムと共に8日間滞在した。
ありきたりな言葉にはなるが、この国には豊かになった日本人が忘れてしまったとても大切な事がたくさんあった。
イクラムと家族、愛、妻、幼い子供。
宗教、親戚、友人。
夢、現実、金。

次回「バングラディシュの地方都市の家にホームステイする日本人。」

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山形県山形市で若者や子供達が前向きに生きていけるようにビジネスで社会を少しづつ良くしようとしている無職36歳。
https://www.instagram.com/abb_kids_wills/





















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