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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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2021年8月の記事一覧

夫婦の五輪総評

夫婦の五輪総評

ー選手団やボランティアに及第点8日に閉幕した東京五輪。個人的にこの五輪を採点すると、100点満点中、80点をあげたい。日本代表はメダル58個を獲得。このうち、金メダルは23個。ともに過去最多だ。監督やコーチを含む選手団が、地元開催ということで、これまで以上に奮起した結果と言える。一方、奥さんの採点は50点。なかなか辛口の評価だ。ただ、理由を尋ねたところ、評価のポイントはほぼ同じだったし、納得できる

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塗炭の苦しみ

塗炭の苦しみ

ー奥さん、救急外来に行くいつも元気な姿を見ている身内が、必死に痛みに堪えているところを見ると、いたたまれない気持ちになる。7日午後、奥さんが急に原因不明の腹痛を訴え、なかなか収まらないので、急ぎ救急外来を訪れた。普段、多少の痛みは大丈夫と言って我慢してしまうだけに、今回は異例だ。診断の結果、腹痛の一因は極度の便秘らしい。そう言えば、このところ、お通じが悪いと言っていた記憶がある。身内が苦しんでいる

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37年ぶりの金メダル

37年ぶりの金メダル

ー侍ジャパン、米国代表を完封東京五輪、16日目。野球日本代表「侍ジャパン」は、強敵・米国代表を完封し、37年ぶりに金メダルを獲得した。日本代表にとって、野球が五輪の公式競技になって以来、初の五輪チャンピオンという。日本代表は、一度勝った相手と再び相見ると、どうも負けが込んでいる印象だった。その不安もどこ吹く風、結果は完勝だ。実に強い勝ち方で、実に嬉しい。一方、奥さん。その頃、体調不良。腹痛に耐える

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勝負に不要なおもてなし

勝負に不要なおもてなし

ー東京五輪、野球決勝に注目世界のトップアスリートが集った東京五輪。残す種目もあとわずか。注目は野球決勝だ。日本代表が米国代表と戦い、1984年のロサンゼルス五輪以来、37年ぶりの金メダル獲得を目指す。ただ勝負を占うと、日本代表にあまり好い目が出ていないように見える。日本代表は一度勝った相手と再び相見ると、どうも負けが込んでいる気がする。

一度勝った相手サッカー五輪代表は、一度勝ったメキシコ代表と

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大炎上

大炎上

ー首長の金メダルかじり騒動自治体の首長であれば、もっと分別があると思っていたが、案外そうでもないことが分かり、この先が不安だ。名古屋市長・河村たかしが、東京五輪・ソフトボール日本代表の後藤希友(トヨタ自動車)の金メダルを無断でかじって大炎上している。「愛情表現だった」と謝罪したが、まったく火消しになっていない。われわれ夫婦もあきれている。

相次ぐ非難他人のものは自分のものという人間性がうかがえる

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幻のプレミアチケット

幻のプレミアチケット

ーサッカー五輪代表、決勝進出ならず悔しい。東京五輪、12日目。サッカー男子・日本代表はスペイン代表と戦い、惜しくも延長戦の末に敗れた。勝てば初の決勝進出だった。わずかなチャンスをものできていればという試合展開だっただけに、どうにも無念。日本代表は、次の3位決定戦で53年ぶりの銅メダル獲得を目指すが、これがまた悔しい。実は、サッカー男子の3位決定戦のチケットに当選していて、本来ならば、誰もが欲しがる

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静かにガッツポーズ

静かにガッツポーズ

ー夜更けの五輪観戦マナー東京五輪、11日目。野球日本代表「侍ジャパン」が米国代表に延長タイブレークの末にサヨナラ勝ちし、4強入りを決めた。甲斐拓也(ソフトバンク)が右翼フェンス直撃のサヨナラ打を放った瞬間、飛び出しそうになる歓声をグッと堪えた。静かに右手でガッツポーズ。夜更けに大声を張り上げると、ご近所さんに怒られかねない。マナーは大切だ。

フラストレーション実際、2014年のソチ冬季五輪をテレ

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閉幕後の暗雲

閉幕後の暗雲

ー東京五輪という"麻薬"(下)東京五輪が幕を降ろすまで、8月1日で残すところわずか7日。これまで日本勢のメダルラッシュもあり、日々元気をもらってきたが、それがなくなる。パラリンピックももちろん楽しみにしているが、勝った負けたで一喜一憂するかは分からない。五輪という"麻薬"の効果が切れ、仕事への不満、新型コロナウイルス蔓延への不安が押し寄せて来そうだ。

連載「東京五輪という"麻薬"」シリーズ:「(

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折り返し地点で感じる不安

折り返し地点で感じる不安

ー東京五輪という"麻薬"(中)東京五輪は"麻薬"のようだ。日本勢が登場する種目があるときは応援に力が入り、抱えている仕事への不満も、新型コロナウイルス蔓延への不安も、一瞬忘れさせてくれる。ここまで日本勢はメダルラッシュが続き、わが家はいろんな憂いを忘れて熱狂ムードだ。日本卓球史上初の金メダルをもたらした水谷隼・伊藤美誠ペア(混合ダブルス)など、嬉しいサプライズがそんな雰囲気をさらに煽る。ただ、サプ

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東京五輪という"麻薬"(上)

東京五輪という"麻薬"(上)

ーあっという間の1週間東京五輪開幕から、あっという間に1週間が過ぎた。日本勢のメダルラッシュなどもあり、わが家では食卓の話題に事欠かない。仕事への不満も、新型コロナウイルス蔓延への不安も、そのときだけは忘れさせてくれてありがたい。五輪は、ちょっとした"麻薬"のようなものかもしれない。この先、五輪が終わると現実に引き戻される。押し寄せてくる不満や不安が怖い。

心の支えこの1週間、不満や不安に打ち勝

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晴天と曇天

晴天と曇天

ー真新しいビニール傘玄関先に置いた真新しいビニール傘を見るたびに、あらためて悔しさが押し寄せる。この傘は、前日(30日)の出勤途中にコンビニエンスストアでやむなく購入した。朝、曇り空を見て嫌な予感がしたものの、季節は真夏。さすがに雨が降るほどでもないだろうと予想し、傘を持たずに出かけたら、見事に当てが外れて買わざるを得なかった。過去の同じ経験が教訓として生きていない。繰り返される無駄遣いと増える傘

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