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CFOのキャリア:CFOになる前には、バリューを上げるために経験したい業務

経験したい業務

CFOになるまでに経験することで
自分自身のバリューが上がる業務がいくつかあります。

実務で経験したことがないと、
自分自身でハンドリングすると
とてつもない時間がかかることになります。
できる限り早めに経験しておいたほうが良いです。

CFOは管理部全体を見ることも多いため、
CFOが経理や財務だけ分かっていも、
組織として強くなることはないからです。

◼︎経験したい業務

  1. 上場準備

  2. 規程作成及び改訂

  3. 内部統制

  4. 予算作成、予実管理、予実分析

  5. 取締役会運営

  6. 株主総会運営

  7. ストックオプション発行及び行使手続き

1.上場準備、2.規程作成及び改訂、3.内部統制
管理部の業務すべてを把握しなくてはなりません。
企業として一番大事なお金の流れを把握できることになります。

お金の流れをどのようにコントロールしていくのかは、
内部統制で実施していくことになります。
お金の流れに対して責任の範囲は規程で決められています。

規程は会社のルールがすべて詰まっています。
上場会社に在籍されている場合には、
自社の規程がどのようになるのか一条一条読んでいき、
覚えてしまっているくらいがちょうど良い
です。

規程は運用上、どうしても、規程に記載している内容と
実態とのズレがでてきてしまいます。
どういうポイントでズレてしまうのか、
ズレはどのように解消していくのか、という顛末まで把握
できているのと今後のキャリアにとって強みになります。

4.予算作成、予実管理、予実分析
上場準備に1番大事といっても過言ではありません。
売上に関する箇所が肝となります。

その肝という予算がどのように作成されているのか、
さらに作成まで担当できる意味合いは大きいです。

スタートアップでは
事業計画作成や見直しをすることは日常茶飯事です。


事業計画自体は作成することは書籍などで多く出版されているため
作成すること自体はハードルは高くありません。

一方で実務で実際、KPI設定や設定したKPI自体が
予実管理や予実分析でどのような結果になったことまで追い続け、
さらに次の予算作成に活かしていくことになります。


書籍には作成はありますが、
さらにどの次にどうしたら良いのかまで記載されていることは
少ないはずですので、やはり実務で経験しておきたいです。

5.取締役会運営、6.株主総会運営
取締役会に正社員で参加できることはなかなか難しいはずです。
なぜなら部長や執行役員クラスでも限られた場合が多いからです。

しかしながら、
取締役会資料の収集や取締役会の議事録などに
関わることは取締役会出席よりはハードルが下がるかもしれません。

取締役会で何をしているのか、
どういう議事録の記載をされているのかを把握しておくことは
今後のキャリア上、業務を進める上で必要です。

どの基準が取締役会で決議されている、報告されているというのは、
取締役会規程を読んでもなかなか身につきません。
さらに、
上場企業であるなら決算開示などのため臨時取締役会を設定するなど、
運営にも決まりやコツもあります。

株主総会は人手が一定数必要になってしまうため、
管理部全体で進めることが多いため、経験できる業務としては
ハードルが低いため積極的に仕事をとりにいきやすいです。

7.ストックオプション発行及び行使手続き
スタートアップで嫌というほど
資本政策で見ることになります。

どういう手続きでストックオプションが発行されるのか、
を把握していくことは必要です。

上場企業に在籍には、
ストックオプションの行使手続きをすることが多いはずです。
行使手続きを担当することで、
ストックオプションがどのように生株となるのかを
経験できること
は財産になります。



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