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打海文三の「我が青春のウルトラマンタロウ」
わたしの敬愛するミステリー作家の打海文三は、1992年に「灰姫 鏡の国のスパイ」で第13回横溝正史ミステリ賞優秀作を受賞して作家デビューした。
2002年に「ハルビン・カフェ」で第5回大藪春彦賞を受賞。
その後、「時には懺悔を」や「裸者と裸者 孤児部隊の永久戦争」(応化クロニクル)「愚者と愚者」「覇者と覇者」などの数々の名作を発表し、2007年に心筋梗塞で亡くなった。
そんな打海
日台をむすぶ歴史秘話、張良澤先生の証言
私の早稲田大学時代の恩師・西川潤先生は、「飢えの構造」などベストセラーの本を出し、近年でも「共生主義宣言」「グローバル化を超えて―脱成長期日本の選択」「新・世界経済入門」など名著を出され、南北問題や格差問題などを手がけ、現代の諸問題に多くの提言をなされた新進気鋭の国際経済学者でした。
その西川潤先生のお父様の西川満先生は、戦前台湾で文芸誌「文芸台湾」を創刊し、台湾の川端康成といわれる作家・葉
村上隆の世界:世界は奇怪な「もののけ」に満ちているのか⁉
京都の京セラ美術館で開催されている「村上隆もののけ京都」展を見てきました。
会場にはいる前に邪鬼を踏みつける巨大な「阿像」と「吽(うん)像」が迎えてくれます。
最初に展示されているのは岩佐又兵衛の「洛中洛外図屛風」をもとにした「洛中洛外図」でした。この「洛中洛外図」は、右端の大仏殿から左端の二条城にかけて、たなびく金雲のもと貴族や武士、市井の人々までが生き生きと細密に描かれています。
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講演内容は、約10分のダイジェスト版と約1時間半のフルバージョン版になっておりまして、京焼の歴史と魅力が存分にお楽
PERFECT DAYS
役所広司の演じるこの映画の主人公は初老の男だ。
彼はスカイツリーの見えるエリアの古びた家に住んでいる。場所は押上らしい。
彼は独身らしく早朝に起きて、フトンを畳み、植物に水をやり、歯を磨き、飯も食わずに、自動販売機で缶コーヒーを買い、それを飲んで掃除道具を満載したバンで時代遅れのカセットで音楽を聴きながら仕事場に向かう。
仕事は先鋭的なデザインのトイレ掃除だ。彼の住む古びた家との対比が鮮烈だ。
三代東山展ー宮永家の人々
もう終わってしまいましたが、「三代東山展ー宮永家の人々ー」展が京都の思文閣で開催されました。
宮永東山家と錦光山家は深い縁があります。
三代宮永東山(理吉)さんの長女の宮永愛子さんが、同展のチラシに
「宮永東山窯 輸出陶器で隆盛を極めた錦光山窯から独立し、明治42年(1909)に開窯。 初代(1868ー1941)は、語学が堪能で海外美術の見識が広かったため、東京美術学校で岡倉天心の助手
新宿ゴールデン街三番街
むかし、新宿ゴールデン街三番街の奥に
わたしの好きなミステリー作家の打海文三の文壇バー
「文文(ぶんぶん)」があったという。
それで訪れてみた。
だが、もちろん「文文」はもうない。
そこで、三番街の路地にある狭い急な階段を上って、一軒のバーに入ってみた。
入口の壁には色とりどりのチラシ広告がところせましと貼られていて、
どこか異世界にまぎれこんだような感じがする。
ビールをたのんだ