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おっさんずLIFE

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人生の黄昏時に差し掛かりましたが、決してまだまだあきらめないおっさんのつぶやきです。
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孤高

孤高

 胃の辺りの激痛が、抗生物質を処方されても一切良くならず、大病院への紹介状をいただいて、ドキドキしながら精密検査を受けたところ、なんと尿管結石が原因だったり(ホッ)、桜が満開であろう日を狙って浅草のお店を予約したのだが、今年は開花が遅く、隅田川の桜は0.5分咲きだったりと、なかなか情けない2024年の春を過ごしているワタクシ、です。

 まあ、昨今は何か文章を書いて投稿したところで反応も薄く、こん

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私のバカ痛い史

私のバカ痛い史

 これまで、切った転んだぶつけた等のヘマは数知れず、長く生きた分だけたくさんの「痛い」思いをしてまいりました。
 残念ながら出産の経験はございませんが(当たり前だ)、男性でも出産の痛みと同じくらいの痛みを感じることができるという(なんか形容間違ってますけど)尿管結石は経験しておりますので、まあ、痛みのプロと言っても差し支えないのではとも思っております。
 骨折も経験しておりませんし、入院するほどの

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勘違いと思い違い

勘違いと思い違い

 私が、大谷亮平という役者さんはEXILEのメンバーであるとつい最近まで思い込んでいた、という話はご存知だと思いますが(えっ、知らない? どうも失礼いたしました)、これだけ長く生きておいて、全然知らなかったとか間違って思い込んでいたとか、まだまだあるなあと、これからも長生きしようと思った次第です。

 長生きしても、もう何も覚えることはできなくなっていた、となったら意味はありませんがね(苦笑)。

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わらいのはなし。

わらいのはなし。

 昔、吉田戦車の「伝染るんです」が流行っている頃。
 同僚とのランチ時、店に置いてあるスピリッツを一心不乱に読み、毎週毎週キャッキャと笑っていたところ、当時の上司(40代半ば)が「そんなに面白いマンガなら、自分も読んでみたい」などと仰るものだから、あの、伝説のふざけきった作りの単行本第一巻(知ってる人なら知ってると思うので、詳細は省略)を貸してあげたのですが。

「ごめん、何が面白いんだか全然分か

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面白い人生

面白い人生

 まったくもって器用に生きられず、人生のレールを踏み外し、右往左往しているうちに「おじいちゃん」になりつつある、自称「さすらいの大衆酒場ハンター」こと、私であります。

 若い頃、「他人と同じような人生を歩くなんて、真っ平だね。あの、リクルートスーツを着て集団でオリエンテーションを受けるなんて、考えただけでもゾッとする」などと嘯いたこともありましたが、自分はそういうことを拒否しているのではなく、た

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タイは今日も暑かった

タイは今日も暑かった

 仏教と渋滞の国(笑)、タイに行ってきました。

 11月からは、タイは「乾季」に入り、だいぶ暑さも和らぎ雨も降らないという触れ込みだったのですが、やはり今年は日本同様、夏がずいぶんと長居してくれたようで、スワンナプーム空港からホテルまでのバス移動中、ものすごいスコール!の大歓迎でした。

 そして見たことのない、まるで打ち上げ花火のような雷のラッシュ。赤道に近いと、雷も様子を変えるのだと、認識を

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いとしの襟〜

いとしの襟〜

 私共、バブルの荒波を潜り抜けてきた世代にとっては、ポロシャツは「襟を立てて着るもの」なのであります。

 流石に小脇にセカンドバックを抱えることはしなくなりましたがね(苦笑)、昨今はそういう着こなしは「古い! バブル! 昭和! オヤジ! 死んじまえ!」と罵詈雑言を浴びせられるのだそうです(それほどじゃないか)。

 バブル当時、これでもかってくらいの肩パッドが入ったパープルのスーツなどは着ません

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オッサンの遅い夏休み

オッサンの遅い夏休み

 さすがに9月も中頃になればこの酷暑も幾分落ち着くだろうと見越して、涼しくなった「遅い夏休み」を堪能しようと目論んでいたのですが、全くもってそんな「皮算用」は通用しない、2023年の夏、でございました。
 自分の誕生日がこの辺りなので覚えているのですが、ここ2年ばかり台風の関東直撃を受けた時期でもあったので、新幹線が止まって駅で立ち往生する姿を全国のニュース番組で晒されるのも如何かと思い、今年の夏

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朝から皆様ご苦労様です

朝から皆様ご苦労様です

 自他共に認めるオッサンの私ですが(できたら認めたくはないですが)、なかなか疲れが取れない、飲み過ぎた翌日は夕方までダメージが抜けない、いくら頑張っても痩せない、と共に、確実に「目」が弱ってきているということを、つくづくと実感している昨今なのであります。

 その上、一日中パソコンと睨めっこしている毎日ですから、夕方にはもう「打ち止め」状態。死んだ魚のような目になって、暗いところでは鳥目になって、

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オッサンの情けないランチタイム

オッサンの情けないランチタイム

 月曜日。

 この日のランチは、いつも行く町中華で「かた焼きそば」をオーダー。

 揚げそばはなかなかカロリーがあるということは熟知しておりますがね、それよりも野菜たっぷり、そしてお酢をたくさんぶっかけて食べるという、私にとってのヘルシーメニューと認識して、割と積極的に食しているのです。

 しかしどういうわけか、「オマタセシマシタ」(中国人のおネーチャン)と私の前に提示されたのは、普通の焼きそ

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AI不信

AI不信

 Instagramや携帯ゲームをやっていると、時々呼んでもいない「広告」というものを見る羽目になります。

 携帯ゲームはともかく、InstagramなどはAIで私の趣味嗜好を虎視眈々と分析して、コイツが飛びつくであろう類の広告をチョイスして提示してくださります。

 で、私の場合は「地方のグルメがこんなにお得に!」とか「これで痩せなかったら諦めなさい!」とかいうサプリとか「目の下のたるみがこの

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ケータイの憂鬱

ケータイの憂鬱

 昨今は新しい携帯電話、売れないんだそうですね。

 確かに、スマホも一通り皆さんに行き渡り、昔の中国製(失敬。でも、今もそうか)じゃないし、そんなに簡単に壊れなくなりましたしね。

 なにしろ、新しい機能が次々に搭載されるのは大変良ござんすが、肝心のユーザーはそんなの必要ない、あるいは使いたくたってどう使えばいいのか分からんぞ、このヤロー! と悪態のひとつでもつきたくなるもの、なのであります。

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「自分らしく」をディスるぞ

「自分らしく」をディスるぞ

 前から気になっていたのですが、昨今「自分らしくありたい」とか「あなたらしく生きればいい」とか、やたらと「らしい生き方」を推奨する風潮になっているようですが。

 なんだか口当たりのいい言葉にも聞こえますが、よくよく考えると、もあっとして、よく意味が分からないのです。

 そもそも、この場合の「自分」とか「あなた」とかって、どういうつもりでおっしゃってるんでしょうか?
 そんなに「自分」とか「あな

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櫻の園

櫻の園

 およそ3年ぶりの、目黒川の桜です。

 満開にはあと2、3日必要な感じですが、こうしてのんびりと桜を愛でることができるまでになりました。

 これから先、どのような波がやってくるか、それは我々の振る舞い次第なのかもしれませんがね、とりあえずはほっと一息、という感じで桜を眺めるご同輩も多いのではないでしょうか。

 最近、仕事上でちょっとした嬉しい評価をいただき、こんな裏方みたいな仕事でも、真面目

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