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ArtMemo

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高架下の"まなざしについて" コミットメントとデタッチメント

高架下の"まなざしについて" コミットメントとデタッチメント



高架下スタジオで開かれていた渡辺篤さんが代表を務められる「アイムヒアプロジェクト」の写真集出版の記念展覧会へ。プロジェクトの概要については、横浜市民ギャラリーあざみの主席学芸員の天野太郎さんの文章が素晴らしかったので引用する。

この原稿は、渡辺が、ひきこもり当事者に自ら撮影した部屋写真をインターネットで募集し、それをもとに作品集を出版し、同時に組織される展示会への寄稿です。撮影した写真を募集

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広島水辺探訪② 夜の広島城とデジタルアート そして広島クロニクル

広島水辺探訪② 夜の広島城とデジタルアート そして広島クロニクル

▲広島水辺シリーズ▲

ジョグの後は広島城で開催されている『チームラボ 広島城 光の祭』へ。

■『チームラボ 広島城 光の祭』
光が映えるのは良いキャンバスがあればこそ

広島城は1589年に築城。広島藩主浅野長晟が入城して400年を迎えることを記念し、広島城を人々の存在により変化するインタラクティヴな光のアート空間に変える催し。中学高校で日本史を放棄したので、『浅野長晟』がどんな人か分からない

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北斎の慌しい人生から長寿社会の生き方を思う

北斎の慌しい人生から長寿社会の生き方を思う

森アーツセンターギャラリーで開催されている『新・北斎展  ~HOKUSAI UPDATED』へ。

人生の変遷と作風の変化に触れることが好きだし、北斎の作品をじっくり見たことが無かったよなぁと思ったのが足を運ぶことになったきっかけ。

「世界でもっとも知られる日本の芸術家のひとり」であると言われる葛飾北斎。六本木という土地柄もあるけれど、外国人ツーリスト方が会場には多くおられた。

生涯の作品をク

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しゃべりつくり 漫画家と芸術家の境界線

しゃべりつくり 漫画家と芸術家の境界線

ヨコハマトリエンナーレの関連イベント「アートと笑いの境界線」へ。

全部で3部構成のイベント。全部参加しているとキリがないので、第3部の『しりあがり寿×会田誠「しゃべつくり」』を覗く。

会場は「ジャックの塔」、横浜市開港記念会館。

放送作家の倉本美津留さんが司会。
美術家の会田誠さんと漫画家のしりあがり寿さんが、オーディエンスから募った「上の句」と「下の句」をランダムに選び、その言葉をテーマに

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猪熊弦一郎展 馬と女性たち

猪熊弦一郎展 馬と女性たち

昨秋に見に行きメモにまとめていたのに、いつの間にか会期が終わってしまい、公開するタイミングを逃してしまったなぁ、と思っていたら、noteで『熟成下書き』という企画があったので、投稿期間は終わってしまったものの折角だから便乗。書いたらどんどん公開していかないと。

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根岸森林公園にある馬の博物館で開催されていた「猪熊弦一郎展 馬と女性たち」へ。馬の博物館がある根岸森林公園は、日本初

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