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チームコーチング

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パートナー、家族、組織等人と人との「間」にある対立、行き違い、コミュニケーション不全等の解消、チームとしての機能回復、向上のためのチームコーチング・コンサルティングを行っています… もっと読む
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#キャリア

女性もキャリアを中断せず働き続けることが当たり前。だからこそ、専門性を高めたいというニーズがある

女性もキャリアを中断せず働き続けることが当たり前。だからこそ、専門性を高めたいというニーズがある

今、20代の女性のキャリア支援を行うプロジェクトを行っています。

最近は子どもがある程度の年齢になるまで短時間勤務ができたり、リモートワークや時間単位での休暇取得など、柔軟に働き続けられる体制が整ってきましたので、正社員のまま働き続けるということがかなり当たり前の価値観として浸透してきたと思います。

そういった背景がある中で、今回20代の若手女性とプロジェクトの中での研修やインタビュー調査を通

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キャリア安全性が人材を定着させるキーワード

キャリア安全性が人材を定着させるキーワード

最近、地方の中小企業であっても、都内の大手企業であっても、若手の離職に悩んでいるとの声をお聞きします。

離職が増えている理由として、先日ある大手の人事担当者の方と、以下の「キャリア安全性」の話は確かにと思わされるということで盛り上がりました。

「職場のキャリア安全性を考える」
https://www.works-i.com/project/youth/solution/detail003.ht

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リスキリングの前にキャリアについて考える習慣を

リスキリングの前にキャリアについて考える習慣を

とある企業でミドルシニアのリスキリングプロジェクトに取り組んでいます。

昨今は、ChatGPTなどテクノロジーの進展に伴って、多くの業界で、いよいよ業務を変えなければという危機感が高まっており、本格的にリスキリングの必要性に迫られている会社が増えているように思います。

研修に行かせたり、異動希望制度を設けたりと、あの手この手で行動を促していますが、制度は充実させたけれど、肝心の利用者が伸びない

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コミュニケーションをケチることで生まれるリスクとは

コミュニケーションをケチることで生まれるリスクとは

就職や転職、社内異動など、4月はもっとも組織が変わるタイミングです。
皆様も春から新たなメンバーとともに働く方も多いのではないでしょうか。

新しい人が入ってくるというのは、組織に新鮮な気持ちをもたらしてくれるものです。入社される方の活躍を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

入社してしばらくは、まるで結婚したばかりの夫婦のように、入社した側も、受け入れた側もお互いに対する期待感から

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メンバーに嫌われることにどう向き合うとよいか、2つの方向性を比較してみる

メンバーに嫌われることにどう向き合うとよいか、2つの方向性を比較してみる

今の仕事をするようになってから気づいたこととして、マネジメントに関わる方はすべてと言ってもいいくらい、大なり小なり、メンバーに反発されたり、辞められてしまったりという経験をしていることがあります。

経営者やマネジャーになると、メンバーに嫌われることは避けては通れないと思いますが、そのことにどう向き合うかは人それぞれです。

最近は、ハラスメントに対する意識の向上や、ダイバーシティ推進も謳われてい

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個人事業主はなぜ夢中に仕事ができるのか

個人事業主はなぜ夢中に仕事ができるのか

昨年春、私の妻が個人事業主として開業をしました。

産休、育休中にコーチングのスクールに通って資格を取得し、
企業の人材育成、個人のキャリア開発等のコーチング事業を行っています。

これまでも会社員として、会社のビジョンに共感し、素敵な同僚にも恵まれ、大変なことも当然ありつつも、総じて会社に愛着を持ち、楽しそうに仕事をしている様子でした。

一方で、独立してからは、また違った様子だなとそばで見てい

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一次的なものなのか、ゆずれないものなのかキャリアで大事なことを見極める

一次的なものなのか、ゆずれないものなのかキャリアで大事なことを見極める

ここ最近、エドガーシャイン先生のキャリアアンカーを改めて見直しています。

ご存知の方も多いと思いますが、キャリアアンカーとは、
自分のキャリアで、ゆずれない軸となる価値観のことを言います。

アンカーとは船が流されないように、波止場にて水中に沈めておく錨(いかり)のことです。キャリアにも、錨のように、どんなに仕事環境が変わっても、自分の中に深く刻まれている価値観があるとされています。

キャリア

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あなたが何を言うかではなく、どんな人であるかを見てきた

あなたが何を言うかではなく、どんな人であるかを見てきた

今回は、存在承認とマネジメントについて書いてみたいと思います。

私はこれまで、転職や異動を通じて何人かの上司にお世話になってきました。また、仕事柄、比較的たくさんの経営者の方と接する機会がありました。その意味で、様々なスタイルの社長、マネジャーを見てきた方だと思います。

もちろん、皆さん魅力ある方ばかりなのですが、
時に、「この人についていきたい」と心から思わせてくれるような方に
時々出会って

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自律的に働いてほしいけど、辞められては困るという悩ましい問題について

自律的に働いてほしいけど、辞められては困るという悩ましい問題について

「リクルートは、いずれ辞めることを前提に人を採るようだけど、
それは会社にとっていいことなのか?」

以前、このような質問をいただくことがありました。

・せっかく育てた人材が辞めてしまうのは会社にとって損失だ。

・できるかぎり、会社の中で長期間がんばってくれる人が欲しい

というのがその疑問の背景にあったように思います。

その一方で、長く働いてくれたとしても、会社にぶら下がるようでは困るとい

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組織のビジョンの前に、個人のビジョンがあるかどうか

組織のビジョンの前に、個人のビジョンがあるかどうか

私が求人広告の営業をしていたとき、会社では「Follow your heart」という
ビジョンが掲げられていました。

・世の中の素敵な社長の「思い」や「仕事の魅力」を
 広告として紹介し、求職者との出会いのきっかけをつくる

・よい出会いを生み出すことで、地域を元気にしていくことができる

このようなイメージを1人ひとりが共有し、
そのプロジェクトに自分も関われている
という感覚が、仕事に取り

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辞めることを前提で働くことが日々のマネジメントに与える影響について

辞めることを前提で働くことが日々のマネジメントに与える影響について

大手企業で新規事業をいかに推進できるかというテーマである方と定期的に話をする機会をいただいています。
先日、その方からふと、

「リクルートで働いている人は終わりを考えて働いているよね」
「そのことが自律性を高め、新規事業を生みやすくしているのでは?」

との指摘をいただきなるほど面白い観点だなと思いました。

言われてみると、確かに普通の企業では、
辞めること、終わることを前提で働くということは

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「生き残ること」と「幸福になること」の両立が今の時代のテーマ

近年心身のバランスを崩して休職する人が多くみられます。

日本人の死因の年次推移統計をみると、がん等主要な疾患の死亡率は年々減少を続けている中、唯一自殺だけは高い水準を維持しています。

この点は日本の医療の課題としても挙げられています。

近年は働き方改革の影響もあり、過酷な労働条件は減少傾向にあります。
体力的な負担は減っているにもかかわらず、メンタル不調が減らないのはなぜでしょうか。

働く

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ストレッチする経験は、渦中は大変だが、
その後の自分にとってギフトになる

ストレッチする経験は、渦中は大変だが、 その後の自分にとってギフトになる

社会人になってそろそろ15年ほどになりますが、
今月は、その社会人生活の中でも一、二を争う厳しいプロジェクトを担当し、目の回る日々を過ごしています。

ほぼ一か月の間、気持ちが張り詰めっぱなしで休まることがなく、
体力的にも精神的にも随分ストレッチしました。

仕事からの帰り道、その辺のベンチで暇そうに休んでいる人を見ると、
声をかけて頼み込んで、数値の入力作業等手伝ってもらいたい衝動にかられるく

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自分の思い通りに仕事ができるようになった時が転職しどきである

自分の思い通りに仕事ができるようになった時が転職しどきである

新しい環境で仕事を始めて半年が過ぎました。

転職をするたびに思いますが、前の会社で仕事ができたからといって、 すぐに新たな会社で力を発揮できるとは限りません。

私もまた新人として学び直しをたくさんしている毎日です。

そこで痛感するのは、人は個人の力で仕事をしていると思いがちですが、 会社や周囲の力を借りてやれている部分が多いということです。

このメルマガでも書いてきましたが、前職

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