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【社会人3年目、やりたいことが見つからず悩む方へ】30代の社会人の先輩として個人的おすすめ本3選

【社会人3年目、やりたいことが見つからず悩む方へ】30代の社会人の先輩として個人的おすすめ本3選

先日Voicy で「あと10年早く読みたかった本」というテーマの音声配信を聞きました。

私だったら何かなぁ〜と思ったので書いてみたいと思います。

私について30代前半の会社員

私は途中産休育休を挟みながら2024年4月に社会人10年目に入る会社員です。新卒入社当時、会社のミッションにはとても共感していましたが、具体的な職種として絶対にこれがやりたい!という明確な目標はありませんでした。だから

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教育資金を貯めたいなとお金を知るために本を読み始めたらちゃんと投票に行こうと思った話

教育資金を貯めたいなとお金を知るために本を読み始めたらちゃんと投票に行こうと思った話

子育てをし始めると気になるのが「教育資金」。どうやって貯めるの?投資なの?NISAなの?とマネーリテラシーをつけたいなと思っていた今日この頃。今売れている本ということで本屋にずらっと並ぶ『きみのお金は誰のため』という本を手に取ってみました。なかなか味わい深くて感想をすぐには書けないなと思い、同じ著者の方が書かれている本(『お金のむこうに人がいる』)も読んでみました。まだまだ思考を深めるべき部分もあ

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何かを始めるのに、いくつになっても遅いと言うことはない、と勇気づけられた小説の話。

何かを始めるのに、いくつになっても遅いと言うことはない、と勇気づけられた小説の話。

これは『らんたん』柚木麻子著 の一文。
恵泉女学園中学・高等学校の創立者、河井道をモデルにした小説。

「女子が学ぶ」ということに対してまだまだ理解がない世の中で、数々の出会いがあり、「これからは女子教育が大切だ」と学校創立に向けて奔走する主人公。

いま、性別関係なく学ぶと言うことが当たり前となっているからこそ、学ぶとはどういうことなのか、自分の信じた道を進むということは?と考えさせられるし、何

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最近本読んでないかも・・が自分の心の忙しさのバロメーター

最近本読んでないかも・・が自分の心の忙しさのバロメーター

自己紹介に「読書」と書くのが自分のアイデンティティの一つ。

なんで本を読むのが好きなんだろう?と思った時に、主な理由はこちら。
・新しい知識を得られること(主にビジネス書)
・自分では体験できない世界、物語そのものが楽しいこと(主に小説)

そんな「読書」について最近はっとしたのはこちら。

こちらの本によると読書でストレスが軽減する、と。

振り返ると、本をちょっとでも開いてよみはじめると、ほ

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自分が子どものモデルとなれているか?子育てのヒントを得たくて読んだ本

自分が子どものモデルとなれているか?子育てのヒントを得たくて読んだ本

最近、3歳娘の言動にイライラ、怒ってしまうことが増え、何かしら子育ての方針、軸を作りたいなと思い、子育て本を読んでいる今日この頃。

子どもへの関わり方のヒントを得たくて読んだ1冊からのメモ。
特に印象的だった3つの箇所と今後の行動宣言。

『子どもの心のコーチング』菅原裕子 著

①子どもが手伝ってくれたら、子どもをほめない

子どもに「えらいぞ」と言うのは簡単。だけれど、具体的にどう自分が感じ

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適度な負荷と共に健やかな仕事・健やかなキャリアを築いていきたい

適度な負荷と共に健やかな仕事・健やかなキャリアを築いていきたい

最近、キャリア系の本を読むことが多い。最初は図書館で借りて読んだのに、メモしたい箇所が多すぎて、結局本を入手したのがこちらの本。

『キャリア・ウェルネス
「成功者を目指す」から「健やかに働き続ける」への転換』

取り上げたい話がたくさんあったのだけれど、今回取り上げるのは3つ。

1)健やかな仕事・健やかなキャリアとは

2)「楽しい」の2つの性質〜「快」と「泰」

3)人は決意のもとに活動する

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子どもを持ちながらなぜ私は働くのか?を考えるヒントをくれた本

子どもを持ちながらなぜ私は働くのか?を考えるヒントをくれた本

本を読み、「私はフルキャリなんだ!」と思わずにはいられなかったのと、第一子の育休からの復職時の葛藤が言語化されている部分も多く、うんうんと頷くところばかりだった。

フルキャリマネジメント 子育てしながら働く部下を持つマネジャーの心得 武田佳奈 著

出てくる調査結果と考察、インタビュー内容どれもに頷くしかなかった。「まさしくそう思ったことある!」の連続。第一子の育休からの復職後、両立が大変だなと

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言葉は最高の食料なのです。 silo book 📚

言葉は最高の食料なのです。 silo book 📚

言葉は最高の食料なのです。
いい本を読むと元気になりますよね?ぼくの場合は元気になるだけではなく、更にそこで得た言葉の栄養を「お皿の上に表現したい」と思いながら読んでいます。

『調理場という戦場』斉須政雄

本を読んだ時、おいしいものを食べた時、映画を観た時、音楽を聴いた時など、触れることで元気になれるもの、そして「やってみるぞ!」と気合いが入るものって人それぞれあるのではないでしょうか。

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人と人はそもそもわかりあえない、それでも伝えたい気持ちが大切 silo book 📚

人と人はそもそもわかりあえない、それでも伝えたい気持ちが大切 silo book 📚

「たとえば海外の、英語も通じない旅行先で、六カ国語会話帖をめくりながらレストランでの注文を行い、自分の希望したメニューが、どうにかやってきた時の喜び。あるいは、それは自分の希望とは多少違っていても、思いのほか、おいしかったときの嬉しさ。
コミュニケーションの難しさと楽しさは、存外、そんなところにあると思っている。」

「わかりあえないことから」平田オリザ

今の時期、初めましての方と話す機会も多い

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写真でも文章でも「記録」するって、人生を豊かにしてくれると感じる本 silo book 📚

写真でも文章でも「記録」するって、人生を豊かにしてくれると感じる本 silo book 📚

カメラと出会って4年、忘れていた景色に自分の撮った写真の中で出会う、という体験をようやく私もできるようになってきて、今写している風景を何年後かに驚いて見るという楽しみのために、閉じ込めています。

『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』小山田咲子

この本は1人の女子大生のブログを書籍化したものです。大学の授業、アルバイト、旅行、カメラ、就職活動など彼女の日々のちょっとした文章から「日常生活っ

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自分の余暇時間の使い方を振り返りたいなと感じた本 silo book📚

自分の余暇時間の使い方を振り返りたいなと感じた本 silo book📚

100年ライフの恩恵の一つは、余暇時間の使い方を見直し、消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らして、投資とリ・クリエーション(再創造)の比重を増やせることなのかもしれない。

「ライフシフト」100年時代の人生戦略
リンダ・グラットン アンドリュー・スコット

消費とレクリエーション(娯楽)から投資とリ・クリエーション(再創造)へというメッセージが私にはグサリと刺さりました。

どうしても目の

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そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」とその人らしさも残したい silo book📚

そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」とその人らしさも残したい silo book📚

お店でのチャレンジの一つ一つの向こうには必ず誰かの存在があって欲しい。そのことをお客さんに説教臭く語ることはないにしても、そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」という、固有の存在としてのスタッフの顔が浮かぶようなことをしたい。

『ゆっくり、いそげ』影山知明

お店やそこで働く方それぞれにストーリーがあるんだなぁと知り、カフェやコーヒースタンドへ足を運ぶ習慣ができたのはこの本を読んでからで

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チャレンジの背中を押してほしい時に読みたい本 silo book 📚

チャレンジの背中を押してほしい時に読みたい本 silo book 📚

困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。

『本日は、お日柄もよく』原田マハ

新しいことに挑戦するとき、私はいつもどきどきするし、不安にもなってしまう。この小説は少しだけ背中を押して欲しい時に何度も読み返しています。

冒頭の会話はスピーチライタ

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自分の自然体な気持ちをまず大事にしよう!と肩の力が抜ける本 silo book 📚

自分の自然体な気持ちをまず大事にしよう!と肩の力が抜ける本 silo book 📚

周りのパリジャンたちを見回せば、誰もが気楽に自分のペースで生きていた。派手に愛し合い、笑い、よく食べて、遊ぶことに忙しそうで、電車の遅れもカフェの店員の横柄さも気にする暇がないようだった。

『パリで飯を食う』川内有緒

何もかもがうまくいかない時、余裕がなくなって、イライラして、周りも気遣いできなくなって。自分を人と比べて落ち込んで。

そんな時にこの本と出会いました。

自分の自然体な気持ちを

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