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わたしのあれこれ

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わたしのこと、仕事のこと、家族のこと、友だちのこと、暮らしのこと。それから、あの子との思い出のこと。ずっと変わらない大事な価値観。変わってしまった考え方。ゆるり、ゆるりとつづる、… もっと読む
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記事一覧

他人を理解するということは

他人を理解するということは

人の気持ちを理解するって本当に難しいことだなぁ、とつくづく思う。想像はできても、その正解はいつも分からない。

本当に本当に大切な友だちが暗闇の中にいたことに気が付けないことがあった。いや、気が付いているつもりでいた。それで、色々あって、ちょっと離れてしまって、本当につらい時間を過ごした。あれは本当に、あぁ辛かったな。

共感したい、されたい。理解したい、されたい。もういいや、こんなに面倒くさいな

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シングルガールでありたい27歳

シングルガールでありたい27歳

永遠に、シングルガールでありたい、そう願っています。シングルガールとは、世の中的に定義があるのかどうかは分かりません。が、最近読んだ山内マリコさんの本で出てきた言葉で、なんだかいいな、と思ったのです。

シングルガール、つまり独身でいたい、というわけではなくて。そもそも結婚しておりますし。(このnoteを書いている横で、PCをのぞきこんだ夫が「え?」とタイトルに驚いてました。笑 )

わたしは、妻

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#20 社会人6年生のわたしへ | 星野リゾート社員のつぶやき

#20 社会人6年生のわたしへ | 星野リゾート社員のつぶやき

入社1年目の秋、ひとつのプロジェクトを終えたわたしに「やりたいことがやれたね。」と先輩がこぶしを差し出してくれて、コツンと返したあの日のこと。働く意味が、少しだけ分かったような気がしたあの瞬間の夕暮れどきの島の日差し。仕事って面白いなと思えた日のこと。今でもずっと覚えています。

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終わり、はじまっていく

終わり、はじまっていく

心と心はいつもくっついたり離れたりで、それはどんな関係においても。家族、友だち、恋人、兄弟、関係性に名前がないひとでも。ただの一晩、どこかで居合わせたひとたちも。その一瞬で心がくっつくこともあれば、あれほど同じ場所にいたのに突然離れてしまうこともある。そういうものなのだ。心はいつも、正直だから。それに従うしか、生きるコツはないような気がしている。

昔、大切だった人に「どうして好きな人はふたり居て

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怒るということについて

怒るということについて

わたしは怒っているときに泣く人だ。怒りが心の中に芽生えるとき、同時に目頭が熱くなって涙が溢れる。嬉しくても、悲しくても涙がでる(涙もろいほうだ)けれど。怒るときにもどうしても涙が出てしまう。怒って泣いた翌朝は目の奥が痛くて、あぁ昨日わたしは怒っていたんだなと実感する。

ここ最近、怒りからは随分とかけ離れた生活をしていたのに、どうしても怒らなければいけないことがあった。自分を守るために、だ。最近聴

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人生はだんだんと美しくなる、ニ拠点生活1年半の記録

人生はだんだんと美しくなる、ニ拠点生活1年半の記録

いわゆるニ拠点生活(と言っていいのか分からないけれど)を始めて1年半が経った。わたしの場合は、東京と千葉の田舎という割と近い場所での暮らしだけれど、それでもやはり寝る場所が週に一度は異なる、という日々はとても刺激的でわたしは随分と気に入っている。もちろん週に一度、夫と離れるのは寂しい。だけれど、この生活が与えてくれるわたしはたったひとりの人間であるという孤独感と、そのあとの家に帰ったときの安心感の

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プラスマイナスゼロだとしても

プラスマイナスゼロだとしても

幸せって相殺されちゃうのかな、と不安に思って、悲しくなる出来事があった。わたしじゃなくて大切な人について、の話なんだけれど。詳しくは書けない(書かない)けれど、わたしとの出来事で、その人たちはとっても幸せになったと言ってくれた。幸せそうに笑っていて。本当に今まで見たことがないくらいの笑顔だった。その少しあとで、とある出来事があって、その人たちは悲しむことになった。悲しいと言って、やるせないと言って

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旅人であり続ける

旅人であり続ける

留学を終えるとき、友との別れに泣いた。確証のない「またね。」は寂しくて、辛くて、もう本当に会えないかもしれないと思って泣いた。友は「生きていれば必ず会えるよ。」って教えてくれました。

コロナがやってきて、生きていたって会えなくなることを知って、そこにいるのに会えなくて、辛くて、辛くて、泣いた。それでも大切な人たちとは手紙のやりとりをして心のつながりを覚えた。いつかきっと会えるはずだって何度も心を

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ひとり、インドを行く

ひとり、インドを行く

とある週末、夫とは別行動で出かけた。思いのほか暗くなってしまった帰りの夜道。頭が妙に冴えちゃって、いろんなことを考えていた。

わたしは一人の時間が自分には必要だと思っている。夫にも「結婚してもひとりの時間も欲しい。一人で旅もまだまだしたい。」なんてわがままを言っている。夫は自由にさせてくれている。

一人の時間が好きだと思えるのは、一人の時間がわたしの人生に必要だと思えるのは、一人じゃない時間が

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旅はきっと、世界を守る

旅はきっと、世界を守る

プロフィールを更新した。4月になったということは、わたしも社会人5年目になる。おお。ふむふむ。小学校にはかなわないけれど、中学校より、高校より、大学より長い時間。そう思うと、長くも感じる。長くて、濃くて、一瞬だった。そうして、まだまだこの5年はぼやけている。

いつだって必死に、何者かになろうとしている。ぼやけている、というの決しては悪い意味ではない。何者にでもなれるということ。まだ何者でもないと

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60回、季節が変わっても

60回、季節が変わっても

どうやら星野リゾートの2024年新卒の初任給が上がるらしい。いいことだな、と思った。働くということにおいて、お金を稼ぐことが全てではもちろんないけれど、お給料がとても大切な指標であることは間違いない。

お金は大切である。
一方で、豊かさはお金では買えない。

というのがわたしのお金に関する考え方である。文章にしてみるとあまりに薄っぺらくてちょっと笑えた。(自分でも感覚的なところがあるけれど)お金

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人生は旅で、旅は人生である

人生は旅で、旅は人生である

こんなにも幸せな気持ちがまだあったのか、と驚いた。

3月11日、結婚式を挙げた。半年ほど前、できるだけたくさんの人を呼んで、やりたいことをすべてやって、感謝で溢れる時間をつくろう、と夫と決めた。家族、友達、会社の人、みんながひとつの場所に集まって、笑って、食べて、飲んで、声を出して、抱き合って、泣いた。

人が集まるということが許されなかった長い時間をみんな知っているからこそ。誰かと食事をすると

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わたしが旅にでる理由

わたしが旅にでる理由

小沢健二さんの「ぼくらが旅にでる理由」という歌がある。わたしが旅に出る理由は、まさにこの歌の中にある。というか、そのものであるような、そんな歌である。と、書いてしまうと、この文章はこれで終わりになってしまってずいぶん野暮な自己紹介になってしまうので、今日はまず最初の記事として、わたしがなぜ旅を愛しているのか、旅にでるのか、ということを書いておこうと思う。自分への備忘録でもある。

旅というものを意

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わたしと会社と旅と

わたしと会社と旅と

先週末、ひさびさにライブに行った。横浜のzeppで聴いたハナレグミの歌声は最高だった。永積さんの歌声に何度救われたことだろう。「今日から声出しが解禁されたから、歌っていいよ。」と永積さんが言った。みんな恐る恐る声を出していたけれど、最後にはみんな歌っていた。口笛も吹いていた。わたしは吹けない口笛を吹こうとくちびるをとがらせながら、この数年間で変化した世界を想った。社会人歴ももうすぐ4年が経つのか、

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