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本や映画や音楽のnote。

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読みたい本や映画や音楽について。
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#エッセイ

2021年に読んで面白かった本リスト

2021年に読んで面白かった本リスト

どうもエルモ(@elmo_marketing)です。

年末恒例、その年に読んだ面白かった本を、1冊3行ほどでサクッと紹介していきます。

アイデア資本主義2021年に読んだ本で、ダントツで面白かった本。

多くの書籍が「脱資本主義」「新しい資本主義」と資本主義に変わる概念を無理やり持ち出そうとしているなか、資本主義が人間の心的傾向によって生まれているものであり、システムそのものを取っ替えることは

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月末、かならずな“マイルール”[12月5日~11日の日記]

月末、かならずな“マイルール”[12月5日~11日の日記]

先週末、12月25日の金曜日。

無事に「仕事納め」ができた!わーい!

そのまま週末に突入。

好きなことをやったり、会いたい人に会ったりしてきました。

なかなか、最後の最後、仕事納めに難航したりしたけど、今年は今まで過ごした10年以上の師走の中でも、怒濤の勢いで動いてきたし、その分緩める時分にリラックスした年末を過ごせています。

月末のマイルールぼくは、毎月のお給料日の月末、必ず意識的に行

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映画【TENET テネット】攻略-文系にもやさしい徹底解説・考察

映画【TENET テネット】攻略-文系にもやさしい徹底解説・考察

クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』(以下TENET)を観ました。ノーラン監督はこれまで『メメント』や『インセプション』、『インターステラー』で時系列の入れ替えや時間の拡張や超越を描いており、いわば時間をテーマとした映画のエキスパートです。
今作『TENET』も時間を扱う作品な訳ですが、今作ではこれまでの映画に無かった【時間の逆行】が描かれています。それもただ逆行するのでは

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林 伸次 著、渋谷の「バーのマスター」シリーズが、ついに電子書籍化!

林 伸次 著、渋谷の「バーのマスター」シリーズが、ついに電子書籍化!

2013年と2016年に刊行され、愛される店づくりの教科書、バーを愛する店主のエッセイとしてロングセラーとなっている2冊が、ついに電子書籍化されました。

この2冊を刊行後、渋谷のbar bossaの経営者で、著者の林伸次さんはあれよあれよと何冊も書籍を上梓され、今では大人気作家としても活躍中です。もちろん、note読者の方はその名をご存じのことでしょう。

その林さんから、祝・電子化!のコメント

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映画、どこ見る?どこ萌える?

映画、どこ見る?どこ萌える?

俳優さん、ストーリー、「泣くこと」そのもの……。あなたは、映画のどんなところを見ていますか?

ずっと映画やドラマと疎遠だった私は、30代半ばにして突然映画館に通い詰め始めました。京都市左京区の『出町座』の会員になり、朝から晩まで一日いることもあります。

私の「萌えポイント」はちょっと変化球かも。最近のお気に入り作品とともに、視点をまとめます。

美しい映像まずは風景です。特に、なじみのない外国

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「明日世界が滅びるとしても、 今日君はリンゴの木を植える」

「明日世界が滅びるとしても、 今日君はリンゴの木を植える」

明日の言葉(その5)
いままで生きてきて、自分の糧としてきた言葉がいくつもあります。それを少しずつ紹介していきます。

作家・開高健が好んで色紙に書いた言葉である。

30代のころ、ボクはこの言葉を「希望の言葉」として捉えていた。

希望を捨てない意志の強さ。
明日を諦めない眼差しの強さ。
絶望に陥らない心の強さ。

その強さに憧れたし、そうありたい、と願っていた。
明日世界が滅びるなら、今日

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「凡人のための地域再生入門」

「凡人のための地域再生入門」

久しぶりに、この手の本を読んだ。

地域再生事業家、木下斉さん。FacebookやTwitterでも日本の地域再生についての情報発信を続けている、実業家の方だ。

日本各地でのこれまでの実績や、著書も多く出版されており、この本は、木下さんのこれまでの経験で学んだ、地域に関わる際に起こりうる様々な問題や、人間関係、お金の話など、とても、丁寧にわかりやすく書かれている。また、内容は小説形式で、書かれて

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自らの闇に足を踏み入れる。

自らの闇に足を踏み入れる。

 映画『ボヘミアン・ラプソディ』を年内に観ることができた。何人もの人にオススメされていたのだが、ずるずると後回しになってこのタイミングになった。イギリスロンドン出身のロックバンドQueen(クイーン)の物語を映画化したものである。現在の認定セールスでは、アルバムとシングルのセールスで世界第5位の3億枚を超える伝説のバンド、映画でもそう謳われている。

 僕が生まれた頃に人気の絶頂を迎えていたバンド

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伝えたいことが、あるんだ?(小田和正風に)

伝えたいことが、あるんだ?(小田和正風に)

今朝、新幹線の中でTwitter眺めていたら、こんな文章に目にとまった。

SNSのノウハウって、たしかにあると思う。「こうすれば→こうなる」みたいな、ゲームの攻略法があって、その通りにするとある程度の結果が出る。そしてそれはノウハウ通りに成果を出した側はもちろん、ノウハウを授けた側にとっても満足感のあることである。

物事にいいやり方がある、ということはそれはあるんだろうと思う。ただ、このツイー

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