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(記録)入学18ヶ月目
新しい仕事でいろいろと休日やら何やらが潰れてしまい、こちらの記録も1週間ばかり遅くなりました。毎月月末日に書くように心がけていたのですが。レポート関連等を全部放擲してしまったので、9月は以前に受講申し込み済みだった文芸の作家研究の土日スクーリングのみでした。
読み込む時間もさほど取れないなか、『銀河鉄道の夜』『春と修羅』の二稿と三稿を比較し(『春と修羅』は初稿も)、その変遷から宮澤賢治という作
(記録)入学17ヶ月目
さて、8月から新しい仕事も始まり、何かと多忙の極みです。仕事の関係で読み込んだり覚えたりすることが必要なものが多く、年内はだいぶスローペースに学習ペースを抑えることになりそうです。秋期のスクーリングも年末の1科目だけに絞りました。他にも受けたい講義はいくつかあったのですが、仕事が続かないことには学費にも支障が出ますし背に腹は代えられません。是非もなし。
というわけで年内は相当ペース落とすこと
(記録)入学16ヶ月目
7月度、スクーリングは連歌でした。いやこれ思っていたよりずっと楽しいですね。連歌。高校などでもやれば良いのにと思うくらい楽しかったのですが、高校でやるには教える側に求められるものが多いので、難しいかもしれません。即興性と教養と語彙と、およそ短歌・俳句に必要なあらゆるものが求められる上に連歌独特のルールもあり、なかなか刺激的な二日間でした。
テキストレポートは4科目をスケジューリングしていたので
(記録)入学15ヶ月目
2年目春期の成績が確定しました。進捗としては42単位といったところです。春期・夏期ともにスクーリング中心で組んでいるので単位の進捗は控えめですね(スクーリングは1教科1単位なので)。
6月は映像思考の単位が出たのですが、レポート自信が無かったので予想通りの結果ですが70点と渋めの結果となりました。企画を練って立案という課題でしたが、その種類の課題は企画自体が宜しくないとあまり良い内容には仕上が
(記録)入学14ヶ月目
寒暖差の激しい5月でしたが皆様如何お過ごしでしょうか?私の今年のGWは美術展を何カ所か巡るなどかなり有意義なスタートとなりました。一方でそろそろ本格的に次の職をどうするかという課題もあり、そちらにも取り組み始めたため、予定していた西洋美術史は秋へリスケです。
とはいえスクーリングは待ってくれません。5月は映像思考の講義。こちらも前回の知財に引き続き藝術学舎の科目です。内容は思っていたのと少し
(記録)入学13ヶ月目
2年次が始まりました。今期最初の2科目は映像学・映像史と著作権を中心とした知財関連の講義科目です。前者は写真の発明からインターネット時代の現代までをざっとおさらいする感じの科目、後者は法の深いところまで掘り下げるというよりは知財とは何かの概論的科目です。
映像学・映像史はなかなか骨が折れる科目でした。人間の視覚知覚と映像(写真、映画等)の違いから始まり、技術的発展によって何がどう変わっていっ
(記録)入学11ヶ月目、12ヶ月目と1年の振り返り。
昨月末にウクライナ戦争が始まってしまい、少しばかり筆が遠のいておりました。さて、今年の成績が出揃いましたー。最終的に25教科履修で1教科だけレポート不可且つ本年度中の再提出ができない科目が出てしまいましたが、無事24教科38単位の取得見込みとなりました。卒業要件が124単位(内専攻30単位)なのに対して38単位(内13単位)なので、卒業演習を除いた単位は3年次で完了させるという目標に沿った進捗で
もっとみる(記録)入学10か月目
もうすぐ1年次終了となる、1年目第4クォーター。レポート4教科でしたが、いささか自信がないものもあり、どう採点されるかドキドキです。
特に都市概論は実務者(建築家やランドスケープアーキテクチャー)向けなのですが、もちろん私はまったくその分野は門外漢もいいところなのでどうなりますやら。改めて自身の住む町にどのような課題があるのか良い勉強にもなったので、レポートが通るかは別として得難い機会にはな
(記録)入学8か月、9か月
ちょっと油断していたら(別に油断していたわけでもないのですが)、もう年末ですね。1ヵ月分飛ばしてしまいました。反省反省。
今年受けた授業・課題はすべて結果が出まして、取得単位(見込含む)は無事30単位となりました。2022年3月までの1年で30~40単位の間を押さえておけばまずますという予定でしたので、単位数としてはほぼ予定通りの進捗ですね。このペースでやっていければ卒業演習関連の単位を除け
共犯者は何故もっとも親密な関係なのか? 『裏世界ピクニック』の台詞の謎に迫る
宮澤伊織『裏世界ピクニック』は紙越空魚(以下空魚)と仁科鳥子(以下鳥子)が裏世界と呼ばれる異世界で出会い、その世界の謎を追いつつ、鳥子は(やがて空魚も)失踪した閏間サツキの謎に迫る異世界冒険譚です。
この作品の第一巻で鳥子が空魚に裏世界から帰還後に再会した際、二人の関係を指して「知ってる?共犯者って、この世でもっとも親密な関係なんだって」という非常に印象的な台詞を述べるシーンが登場します。こ
主人公ヤナの死と再生による三船・三島からの卒業 『シブヤで目覚めて』補論
全力読解と題しながらいろいろ大事なことを見落としていたぞ、ということで早速補論です。重要なモチーフに言及できていませんでしたが、死と再生による成長というポイントがすっかり抜けていました。
まずヤナが黒澤明『酔いどれ天使』の三船敏郎(『酔いどれ天使』の松永役)に入れ込んでいることが描かれています。同作の松永は結核におかされながらも、自身から離れていってしまった奈々江を取り戻すべく岡田というライ
アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』全力読解
チェコの文学新人賞を多数受賞したアンナ・ツィマ著『シブヤで目覚めて』があまりにも快作なので、徹底分析してみたいと思う。
プラハの大学で日本文学を専攻するヤナは、ゴスロリと忍者が闊歩する学部で、謎の作家・川下清丸の小説にのめりこんでいる。そのとき渋谷では「分裂」したヤナが、単語帳片手に幽霊となって街に閉じ込められていた。鍵を握る謎の作家の秘密とは?日本文学フリークたちの恋と冒険の行方とは。チェ
永田希氏の二冊から考える「積読」、「書物」から「死生」まで
皆さんは「積読」という言葉にどの程度抵抗があるだろう。個人的にはまったく抵抗が無いというといささか語弊はあるが、まさに「積読」を重ね続けているのでもはや日常でさえある。現在進行形で半年に一棹ずつ書棚が増えているわけで当然ながら全てを読んでいるわけがない。
このように書くとある種の開き直りのように感じる向きもあるだろうが、私の場合は増える一方の書棚とそこに収められる本は、さながら物理的Goog