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恋することは、友愛のある種の超過。
文化の読書会ノート。
アリストテレス『ニコマコス倫理学』第9巻 友愛(続き)
納富信留『ソフィストとは誰か』と交互に読んでいる。
(第8巻の感想でも書いたが、友愛の巻は、時間を越えて説得性の高い部分だ。この9巻のまとめでは、いくつかのポイントに絞ってとりあげる)
一つ目が好意と友情関係だ。
両者は似ているようで違う。好意は一方的で、友情は相互作用だ。そして、好意は「愛すること」でもない。
人は友になる気のない者を友にしてはならない。
文化の読書会ノート。
アリストテレス『ニコマコス倫理学』第8巻 友愛
納富信留『ソフィストとは誰か』と交互に読んでいる。
友愛は人が生きるにあたって必要であり、かつ美しいものだ。ここでは、友愛のうち、人間のさまざまな性格や情念にかかわる問題を考察する。
友愛はすべての人が対象なのか?友愛には複数あるのか?
それには「愛されるもの」を知ることが前提になる。1)善きもの 2)快いもの 3)有
哲学が基盤とする「真理/虚偽」の区別を妖しくなし崩すところに、ゴルギアスの「言論」の秘密がある。
文化の読書会ノート
納富信留『ソフィストとは誰か』第2部第4章 ソフィスト術の父 ゴルギアス 5章 力としての言論
(アリストテレス『ニコマコス倫理学』と本書を交互に読んでいる)
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ソフィスト自身の視点から、ソフィストの活動を明らかにするため、当事者の著作が残るゴルギアスとアルキダマスの作品を分析する。ここではゴルギアスの『ヘレネ頌(しょう)』を取り上げる。
「確信らしき誤解」に振り回されないためにー「ここにいる」大切さ。
人工知能が人を衰退させるか?という議論が盛り上がっています。
一方、先週末、民間軍事会社ワグネルによるロシア国内での反乱にメディアが注目しました。よく分からない情報や憶測がさまざまに飛び交い、「現場で知ること」の重要さを改めて認識させられます。
上記はまったく異なる種類の記事ですが、ぼくは一つのことを想起しました。日本語版を準備しているソーシャルイノベーションの第一人者、エツィオ・マンズィーニ
エツィオ・マンズィーニの著書の「日本語版読書へのメッセージ」下訳を公開。
エツィオ・マンズィーニの『Livable proximity ; ideas for the city that cares』(Egea 2022) の日本語版を準備しているため、「はじめに」の下訳を以下に公開しました。
今回は2弾目として、特別に日本語版読者に向けてマンズィーニに書いてもらったメッセージの下訳をここに公開します(写真はnoteのためだけです)。因みに、本書の構想は2020年10