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徒然日記

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2020年3月の記事一覧

面白い!ネタを求めて

 手垢の全くついていないネタを探すのは易くはない。
 北斎やら、ミケランジェロやら、有名どころは、既に誰かしらが書いている。
 彼らについて書こうとすれば、「王道」以外を探すしかない。

 ハマスホイ展は、注目度が高い分、あらゆる媒体が取り上げていた。
 多くは日本ではこれまで知られて来なかった「北欧のフェルメール」の生涯や、作品世界の紹介がメインだった。
 私が編集部から最初に求められたのも、そ

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徒然日記

 志村けんさんが亡くなった。

 芸能人に興味がある、というわけではなかったが、さすがに昼にニュースを知った時はショックだった。

 『キネマの神様』で、「ローズバッド」と、丁々発止のやり取りを繰り広げるゴウをどんな風に演じられるか、楽しみだった。

 本人も、初主演ということで、張り切っていらっしゃっただろうに。

 noteの中だけは、せめて暗い話題は避けたいと思っていたが、今日だけは。

 

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徒然日記~朝井まかて『残り者』読書中

昨日22時代に、布団に潜り込んでそのまま朝を迎えてしまった。

 そして、カーテンをめくれば、外は雪。満開の桜の上に雪。

 めったにない取り合わせだというのに、あまり心は浮き立たない。

 「外出禁止令」に従い、気を取り直して本を、と思い、手に取ったのは朝井まかてさんの『残り者』。

https://www.amazon.co.jp/%E6%AE%8B%E3%82%8A%E8%80%85-%E6

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世の中にたえて桜のなかりせば

「満開の桜を見て、『綺麗』と思えない春は初めてだ」
 今朝、出勤の際に桜を見てこう思った。
 空が曇っていたせいもあるかもしれない。
 だが、ここ最近の空気からして、ささくれだっている。
 その中で、満開の桜は、晴れやかさ、明るさよりも、澱み、濁って見える。
 よくよく目をこらせば、緑の葉も花の間から覗いている。
 花弁の白に近い薄紅と、緑の葉のコントラストは、前々から好きな取り合わせなのに、今は

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徒然日記

ようやくの「休み」とあって、遅く起きた。

 正確には、いつもの時間(朝6時過ぎ)に起きて、二度寝してしまった、と言うべきか。

 だが、そのような時は、やはり素直に起きた方が良いのではないだろうか。

 もしもフリーで働きたいと考えるなら、そちらの方が良いだろう。

 しかし、困ったのは、この「毎日更新」で書くネタがすぐに取り出せない、ということ。

 明日からはまた仕事。

 仕事、といえば、

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コンテンツ作りの王様

 コンテンツ作りの王様、いや帝王と言ったら、ダントツでディズニーだろう。

 「アナ雪2」などアニメ映画だけではない。過去作の実写化(確か「ムーラン」が5月に公開されるはず)も含め、実写映画もドンドン出てくる。

 まさに底無しで、私のように途中から「追いかけて見るかなあ」と呑気に思い立った人間は、苦労する。

 最近の作品では、『フォードvsフェラーリ』と、『スターウォーズ』を見たところか。

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徒然日記~枯渇・・・

 ようやく、記事全体のストーリーラインが見えてきたところである。

 とりあえず、三分の一は、一気に書いてしまうことができた。粗い部分があるのは否めないが、それはまた後で考えることにする。

 終結を急いで、一つのことに集中しすぎると無駄に疲れる、というのは最近学んだことの一つである。近視眼にもなりやすい。

 適度なガス抜きを、と言い聞かせ、今日は一度ここで切ろう、と決めた。

 この見極めは大

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徒然日記~図書館司書という仕事

「本が好きなら、おすすめの仕事」の一つ、図書館司書。

 確かに本に囲まれる職場は、理想的な環境である。

 棚を整理したり、おすすめの本をピックアップしたり、本を探すお手伝いをしたり。

 利用者のために本を探したり…。

 趣味だけではなく、仕事としても本に関わることができる。

 理想的に見えるだろう。

 はたから見れば。

 

 だが、実際のところ、その本質は、「接客業の一種」。

 

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徒然日記~靴の話

きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いて行けるはずだ。(須賀敦子、『ユルスナールの靴』、プロローグ)

 留学する際にも鞄に入れて行った、須賀敦子さんの『ユルスナールの靴』の冒頭のこの言葉が、今でも頭に残っている。

 きっちり自分に合った靴。

 留学中、それは石畳の上を長い事歩き続けても、痛くならない靴だった。当時、ヒールのある靴は買わなかった。もともと苦手だったというのもある

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徒然日記~書く事について

 どこもかしこも「自粛」モードで、何となく暗い。

 最近ショックだったことの一つは、「ハマスホイとデンマーク絵画」展(東京都美術館)の東京展が、このまま閉幕になりそうである、というニュースだ。

 苦戦はさせられたが、張り切って記事も書いたのに。

 ナショナルギャラリー展も、スタートが延期になる一方。(ゴッホの<ヒマワリ>が来る、とあれだけ大きく喧伝していたのに。このまま東京を過ぎるか、帰るか

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徒然日記~行き止まり

 漱石先生についての記事について、昨日からずっと考えている。

 草枕の一部を書き写してみたり。また構図を練り直して見たり。

 今日は、イントロ部分について格闘していたが、いつもの如くここでエネルギーをだいぶ消費した。

 冒頭から書き始めようとするな、とは学生時代、卒論の時から言われている言葉。

 大体、何を書くかを章ごとに決めて置いて、書きやすいところから詳しく書きこんで行く。

 冒頭と

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徒然日記~猫社会

 人が複数集まれば、自ずとルールが生まれ、社会ができる。

 猫たちの間においても、それは例外ではない。

 たいていの場合、一番古参のオスが、ボスになり、その次に来た順に序列が決まっていく。そして、ボス猫に対して他のオスは決して逆らわない。

 数年前に死んだ初代ボス猫は、他の猫に対しては絶対的な「俺様」として君臨していた。もともとラグドールという種族自体、猫の中では大型の部類に入るのだが、彼は

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徒然日記~留学のこと

徒然日記~留学のこと

 良いところまで書けた、と思った記事を、うっかり下書き保存し忘れて・・・最初からこうしてやり直し。

 今、格闘しているテーマの一つは、漱石先生。

 言わずと知れた日本の文豪。

 今日は、入門書を借りて来て、彼の経歴を紐解いてみた。

 漱石先生は、明治維新の前の生まれ。

 33歳で国費でイギリスに留学するも、神経衰弱に陥る。

 留学と言っても、現代のように語学学校や情報が充実しているわけ

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徒然日記~つぶやき禁止令

 金曜日に、久しぶりに仕事に復帰し、今日は早番で出勤。

 そして今は、泥のように溶けてしまいそうだ。

 疲れた。何もやる気が起きない。

 これからの事を考えようとしても、ちゃんと最後まで果たせるのかと、低空飛行で、思考は地面スレスレをふらついている。

 眠い時には眠ってしまうが良い、とはここ一週間で考えたことの一つ。

 眠りたい。実際に眠りについたら、朝まで起きないかもしれない。

 と

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