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え?意志が生まれる前に、指令の脳波が出ているって?小坂井敏晶「社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉」

小坂井敏晶「社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉」←社会心理学本の中で、最重要文献と言っても過言ではない本書。10万円出しても買う価値がある。紙の本へのリンクだが、Kindle版にも簡単アクセス!(なぜか、Amazon画像リンクが貼れないので、文字リンクにて失礼します。note運営から連絡が来て、復旧には相当な期間がかかるとのこと。)

え?意志が生まれる前に、指令の脳波が出ているって?小坂井敏晶「社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉」

まだ、読了してない。

読了してないのに、なんで書くの?

読んだ部分だけでも、この本の重要性には相当な自信があるからだ。10万円出してもゲットしたくなる本だ。本当に、普通の社会心理学本とは、格が違う。

小坂井先生ってどういう人??

日本の大学は中退しちゃったのに、フランスの大学に入りなおして、現在、パリ第8大学の准教授なんだ。

変わった先生だね。

社会心理学といいながら、普通のテキストには出てこない、学際的な、面白い話が、満載な本なんだ。

社会心理学といいながら、普通のテキストには出てこない、学際的な、面白い話が、満載な本なんだ。

この先生は社会心理学という学問のメッセージをどう捉えているの?

人格の誤謬・・・。

人格の誤謬・・・。

人格の誤謬???

ボクらは、人格を持っていて、それで、個性ある行動をとっていると思ってるじゃん。

違うの?

実は、人間って、人格よりも、外部的要因からの影響に、ものすごく左右されるんだ。

根本的帰属誤謬

人間って、外的要因を軽視して、内的要因を重視する、という、根本的な、バイアスを持っているんだ。

それが、根本的帰属誤謬(ファンダメンタル・アトリビューション・エラー)なんだね。(根本的帰属の誤り、と書いている本も昔読んだ。)

ベンジャミン・リベットの実験

ところが実験をすると、まず手首の運動を起こす指令が脳波に生じて、しばらく時間が経過した後で意志が生じ、そのまた少し経ってから手首が実際に動くという不思議な結果になりました。

本書より

脳波を測定しながら、手首を被験者に動かしてもらう、という実験をしたんだ。

そうしたら、こんな結果になったのね。意志よりも先に、運動指令の脳波が出ていたと!?

何がなんだか、わけがわからないよね。じゃあ、ボクやアナタって何?そもそも、「私」ってなに?

この本、深すぎる!!

10万円出しても欲しい本!!

新品で、2090円する本だけどね。Kindle版は1815円。

古書だと、もう少し安くなるんでしょ?

ボクは、あまりに気に入っちゃったものだから、古書とKindle版、両方買っちゃった!

なんで?

Kindle版だと、スマホのAlexaアプリで、オーディオブック化できるからなんだけどさ。Alexaに頼めば、2倍速でも読んでくれるよ。

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