3分間のintroduction 【短編小説】

港区浜松町に競うように建ち並ぶ高層ビル。その内の１つのオフィスに勤務する新入社員畑中健太には、密かな朝の楽しみがあった。

高層階へ行くエレベーターを待つ間と、エレベーターが42階に着くまでのたったの3分間だけ、同期入社の宮川優華と話が出来る。

同じフロアで仕事をしてはいるが、優華は経理部で、健太は人財管理部。目に入るのに話すことは出来ない、近いようで遠い、そんな微妙な距離感だ。

優華は飛び抜

トラネキサム酸笑顔 #毎週ショートショートnote

「クソッ、中田さんすんません、血ぃ止めてください」

ボクシングフェザー級世界タイトル戦。
リング上では激しい打ち合いが繰り広げられ、挑戦者のペコポン藤森は瞼を切り流血した。

「ああ、任せとけ。俺の腕とトラネキサム酸を信じろ」
カットマンの中田が言った。
「虎猫サムさん…ですか」
藤森の意識は朦朧としているようだ。
「…お前は試合に集中しろ」
血は止まった。

一進一退の攻防の中、藤森のアッパー

なんか今日は謎の通信障害頻発でストレス。
気付いたらWi-Fi切れててその間にギガ消耗して使い切って通信速度低速にされるとか、反社の所業では？と思うんだが…。
実は最近各所で通信障害発生してるけど、範囲限定だと公表もしないらしい。
ネット社会、便利なようで不便だ(・д・)ﾁｯ

春の夢 #シロクマ文芸部

「春の夢をテーマに描いてみてください」
絵画教室の先生から与えられた題材である。

春の夢か。

桜並木の下で、可愛い恋人と手つなぎデート？
…いや、42歳素人童貞の俺の脳内に、そんな夢を見るための原料などあるはずもない。

じゃあ会社の仲間とワイワイお酒を飲みながらお花見とか？
…いや、派遣バイトで食い繋ぎながら地下アイドルに投資している俺に、花見をする仲間などいない。というか花見とかしたことな

雪解けアルペジオ #毎週ショートショートnote裏お題

川村は100年に1人の天才ギタリストと呼ばれていた。

愛用のGibson Humming birdを爪弾けば、聴衆はその音色に酔いしれるしかない。時に繊細で時に力強い彼のアルペジオは聴く者を虜にし、その空間を支配する。
たった一本のギターで、3万人の観衆と対峙した伝説の野外ライブは今や語り草だ。

しかし多くの天才がそうであったように、川村も人間として大きな欠落を抱えていた。
頭の中でフレーズが

農園から生中継です♪ #毎週ショートショートnote『春ギター』

MCの音士アナ
「さぁ今日も元気にリポートお願いします！二本農園の富士さーん」

女性リポーター富士
「おはようございまーす！今朝はこちら、二本農園さんに来ています。早速オーナーの高尾さんにお話を伺いまーす」

「高尾さん、こちらでは春ギターの収穫真っ最中ですね」
「んだよ。今年の春ギターは出来が良いんだっぺ」
「鮮度も抜群ですよね！」
「ボディもネックも良い出来だよ。去年はネックが反ってたり弦が

さくら（独白） #シロクマ文芸部『花吹雪』

花吹雪に抱かれながら、私はアナタに想いを馳せる。

アナタと出会ったのは小学生の時でした。

けれど、6年間同じクラスになることはなく、存在を認識しているぐらいのもの。

その後中学生になり、2年生の時に初めて同じクラスになりました。

家庭に問題を抱えていた私は集団生活にも上手く溶け込めず、陰鬱な日々を過ごしていました。そんな私に積極的に関わろうとする人はあまりいませんでした。特に女子との関わり

顔、晒します。 【企画に参加】

この楽しげな企画に参加させて頂きます。

まずはcamyuで。

確かにそもそも性別不明ですもんね。
どうやら女性と認識したようです。何故魔法使いなのかはさっぱりわからないけど。

次は本名の方で。

まぁ、ほぼほぼそっくりです。（嘘）
絵は下手だし、髭も生やしてませんよ。

どういうロジックなのかはさっぱりですが、新しいあなたに出会えるかも知れません（笑）

生成ＡＩで再現する人気スマホゲーム

にゃんこ◯戦争

【指示内容】
多種多彩で現実的じゃない容姿の大量の猫同士が戦争をしている漫画っぽいイラストを書いて。

…まぁあってる…のか？敵味方がわからんなw

オバケレインコート #毎週ショートショートnote

今夜は夫の帰宅が遅く、小2の娘と祖母と3人での夕食だ。

「あのねー、近くのお墓のところにね、雨の日の夜にオバケが出るんだって。朔也くんが言ってたんだ」
娘が同級生から聞いたらしい。
「ふーん、そうなんだぁ。じゃあ夜は怖いから近づかないようにしないとね」
私は祖母と顔を見合わせ、娘にそう言った。

「あのお寺さんには幽霊が出るって噂があるらしいんだけどさ、何年か前に水難事故で小さいお子さんを亡くし

生成ＡＩで描く国民的アニメ。

AIの間違った使い方です(笑)

ドラ◯もん【指示内容】
水色でぽっちゃり体型で耳のない、二頭身の猫型ロボットのイラストを書いて

のび◯くん【指示内容】
丸い眼鏡をかけた黄色い半袖のポロシャツと黒い半ズボン、白いソックスを履いた小学生のイラストを書いて

しず◯ちゃん【指示内容】
髪の毛は二本のおさげ髪でピンク色に白い襟の長そでポロシャツを着て青色のミニスカートと白いハイソックスとピンク色の靴を

ある教師の独り言 #毎週ショートショートnote『深煎り入学式』

昔は教師は聖職者なんて言われていたものだ。

それがいつからか不祥事ばかりが取り沙汰されるようになり、生徒からも保護者からもナメられるのが当たり前になっちまった。

まぁ実際問題、生徒に手を出したり、悪戯したり、盗撮したり。最近じゃそんな話題にゃ事欠かない。

かく言う俺も、人の事をとやかく言えたもんじゃないが。高校の教師になって25年の間に、数名の生徒と関係を持った。運が悪けりゃとっくにクビにな

世の中について、ダラダラと独り言。

※ただ私の脳内の膿を出している記事です。

〇〇世代とか、本当どうでも良い。

どうでも良いとか記事にしている時点で気にしてない訳ないんだけど、聞けば聞くほどバカバカしいなと思ってしまう私。

団塊の世代、団塊ジュニア、バブル世代、ロストジェネレーション、ゆとり世代、第七世代、Z世代…。

私自身はロストジェネレーションで、ナウな存在がZ世代。すぐにまた次の世代に変わるのだろう。

子どもの頃「最

悲しき新生活。 20字×10本

おろしたてのワイシャツに苺ジャムをこぼす

初出勤の道中ピカピカの革靴で犬の糞を踏む

電車の遅延により入社式に30分以上の遅刻

慌て過ぎて電車の荷物置きにカバンを忘れる

新入社員代表の挨拶の台本も入っていたのに

やっつけで挨拶かますも当然の如くグダグダ

歓迎会でヤケ酒をして先輩の前で盛大に嘔吐

なんとか帰宅したけど二日酔いで翌日も遅刻

初参加のミーティング中に耐えられず居眠り

大し

命乞いする蜘蛛 #毎週ショートショートnote

「餌いねーかなー」
一匹の蜘蛛が天井から糸を垂らして降りて来る。

「あっ、クモさんだぁ」
2歳になったばかりの友理が、カーペットを這う蜘蛛を見つけ、ロックオンした。

ドタバタと蜘蛛のもとに駆け寄る友理。
「ねぇクモさーん」
殺気を感じた蜘蛛は全力で逃げる。
「ちょっ…、なんなんだい、こちとら潰されるのは御免だぜ。人間のガキはやべぇってのは、蜘蛛の世界じゃあ常識だからな」

蜘蛛の常識など露ほど

みんはい桜まつり🌸俳句で参加。

滑り込み、初桜で二句。

傘を閉じ君待ち侘びて初桜一昨日は午前中は荒天、午後から晴れ始め、傘を閉じて遅咲きの桜の開花を待ってました。

陽光に遅めのおはよう初桜まだまだまばらですが、少しずつ開花し始めました。日曜日なので我が家もゆっくりめのおはようです。これだけ一気に暖かくなると満開までの期間も早そうですね。

あー、間に合って良かった(´・∀・｀)