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【カシ密の味】

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「もうやらないでよ!」夫に釘をさされます。「夫人,スレスレ責めますね」そう言われます。カモネギ体質の心理学者が現場に潜入した渾身のルポルタージュ。読むとエンパワされること間違いな… もっと読む
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#note毎日更新

大人気ドラマ「ドクターX」大門先生に教わる仕事術

大人気ドラマ「ドクターX」大門先生に教わる仕事術

「ペップゥ〜」

細長い6畳ほどの駅の待合室にちょっと甲高い音が鳴り響いた。

見れば、わたしの隣に座って、らくらくフォンを操作しているおじいさんが発信源らしいオナラ。

その瞬間、今朝の電車に乗り遅れたしくじりで緊張していた心がふっと緩んだ。

気の抜けた、ぷぅ〜の脱力威力に感謝だ。

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快適に仕事をスタートさせるための「さしすせそ」

快適に仕事をスタートさせるための「さしすせそ」

「休日の翌日に仕事なんて入れるもんじゃない」

ロイヤー夫人は,未娘を保育園に送って,駅へ急ぎながら,ひとりごちた。

今年の8月は,オリンピックが東京で開催されるから,本来10日とされている祝日が今年に限って月曜日に移動していたのだ。

やってしまった。気づいたけれど,後の祭りだった。すでに出勤希望日を出してしまった後だった。

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育児狂騒曲午後17時の雨

育児狂騒曲午後17時の雨

「降って来ましたね~!」

月曜日の朝イチと午後イチに,検査をぶっこまれ,それなりに疲弊した勤務を終えての退勤時。

職場の扉を開けたら,外から帰ってきた先生が洋服についた雫を払いながら駆け込んできた。

春先は,昨日まで暖かったのに,今日から寒くなって,気圧の変動が激しく,天気もコロコロ変わる。

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宇ダンス⑱ついにふわふわ足を手に入れた

宇ダンス⑱ついにふわふわ足を手に入れた

前回,わたしを守護して下さっている見えない存在から「新米が食べたいコール」を受けた,わたし。

もち米パワーを得るために,レッスン帰りに,いそいそと「おはぎと赤飯」を団子屋に寄ったのだけど,生憎定休日で買えなかったので,近所の高級和菓子屋によった。

そしたら,高級すぎるのか,おはぎはなく,仕方なく栗しるこを買い,近くの高級スーパーで京都のおとりよせおはぎと赤飯を買った。

しばらく間が空いてしま

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宇宙人のダンス7左呪いの謎

宇宙人のダンス7左呪いの謎

「なんで左側ばかりか謎が解けた!」

わたしは,今,ひとり静かな感動に打ち震えている。

本当は小躍りして叫びたいくらいなのだけど,そんな感動を他人(よそ)様に伝えたところで,気持ち悪がられる。

だから,ひっそりと,ぐふふと笑う。

いや,だから,そっちの方が気持ち悪いって。しかも,怖いから。

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宇宙人のダンス12 夫人またくっつけていたってよ

宇宙人のダンス12 夫人またくっつけていたってよ

「ここはどうですか」

「痛いですねぇ」

2か月ぶりに直さんの整体に行った。

前回は3月の終わりごろに駆け込んだから,今回は実に2か月のインターバルになる。

直さんの整体についてこのnoteで書いていたと思ったけれど,書いていなかった。

ビジネスブログに書いていた。

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宇宙人のダンス13宇宙人が子宮にいた話をしたいと思う

宇宙人のダンス13宇宙人が子宮にいた話をしたいと思う

「ぎょぎょぎょ!」

掲題を見た相手がさかなクンだったら,きっとこう言っただろう。

いや,さかなクンだったら,「そうですね」って,明るく返してくれちゃいそうだ。

何はともあれ,今回は「子宮に宇宙人がいた」というお話をしたいと思う。

夫人がくっつけまくっているのは,今が初めてではないことは,前回の宇宙人のダンス12」でしれっと告白した。

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宇宙人のダンス15 まさか子宮にリアル寄生獣?

宇宙人のダンス15 まさか子宮にリアル寄生獣?

意図していないのに,脱線が多く,まるで粘りに粘ったウォータービジネスの後引きテクを駆使した感が満載のこちら。

宇宙人が子宮にいた話をしたいと思うと書きながら,全然,掲題に行きつけなかった。

どなたにも続きを期待されていないのだけれど,書いた手前,落とし前を付けねばならんなぁと,ヘンなところで漢気(おとこぎ)を見せているロイヤル夫人。

それ,いらないから・・・。

前回の宇宙人のダンスで,教科

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あのころ幻想の世界に生きていた

あのころ幻想の世界に生きていた

「左呪い謎」の前編から半年経ち,もうすっかり謎解きができたので,忘れていたのだけど,どこかで,のどの奥に刺さった魚の小骨のように,気になっていた左足のことについて,書こうと思った。

けれど,その前に,書いておかねばならないことがある。

それは,去年の師走に書いた,わが青春の記録としての「ファン熱が冷める時」という有料記事(500円)が未だに,ぽつりぽつりと売れている。

宣伝もしていないのに,

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協会ビジネスの光と闇1 わたしが協会を辞めたワケ

協会ビジネスの光と闇1 わたしが協会を辞めたワケ

 わたしは数年前まで、某協会に所属して活動していたインストラクター(以下、インスト)だった。

 協会に所属して活動することは、普段の表の仕事(つまり心理職)では当たり前で、職能団体に上納金(つまり会員費)を納め、その職称を名乗れる名義独占だったり、学会発表できる旨味があるので当たり前だったから、別に抵抗はなかった。

 ●●心理士団体、●●心理資格認定協会、●●心理学会、××臨床学会なんてかんじ

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協会ビジネスの光と闇2 バリバリの研究者が足を踏み入れた世界でみたものは

協会ビジネスの光と闇2 バリバリの研究者が足を踏み入れた世界でみたものは

以前、某協会に所属し活動をしていたことはその1にまとめた。

https://note.mu/caroline888/n/n965d6a0f2eee

今回、実際に活動をしてみて得た実感をまとめたい。



わたしは、ヒラメキで素早く行動するタイプであるが、同時に、疑り深いクリティカル(批判的)科学者としても教育されてきたから、何事にも自分で調べ、研究するという事前準備をして戦略を立ててから物事

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