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わたしにとってのクジラ
大学3年生の夏、なにもない1週間をそっと、大事にとっておいた。
どこか遠くへ、全く知らない地へ足を運びたい。
すぐ近くのあの人を、大切に思うことを末長く積み重ねていきたい。
『旅する木』を読んだとき、そんな思いを抱いた気がする。
彼が好きだと語るアラスカのクジラ。
彼は重ねてこう綴る。
ほんの数分であたり一面霧に包まれる山の中で、アスファルトの道を進む人がいる。進む先に暮らしがある。
出発
行きは2つ、帰りは1つ
電車の中、ショルダーバッグともう一つ、お花と封筒が入った袋を膝に乗せた人が4つ隣に座っている。
1月後半から1ヶ月くらい、誰かと一緒に食べるご飯を作ることが何度かあった。
誰と食べるか、いつ食べるか、考えながら作るのは楽しい。
ただ、肉じゃがとか卵焼きとか、勝負‼︎って感じがするものは緊張するから作らない。それっぽい見た目で、美味しそうな味が想像できるものをつくる。そして見た目の割に簡単なもの
No worry, beef curry
このあいだ久々に熱を出した。
たいした数字じゃないのにからだがずどーんとしていた。
おもりを体にのっけながら、どうしてもやらなければいけない課題と向き合っているときに出会った言葉。
No worry, beef curry
間違えておふざけサイトでもみているのかと思った。
Don't worryってことらしい。ハワイ特有の格言?スラング?
とっても愉快だと思ったし、カレーが食べたくなった
頭の上に黄色が咲く日
雨が苦手。
世界が少し暗くなるところとか、間違えて水たまりに突っ込んで靴下がびちゃびちゃになっちゃうところとか、お気に入りのスカートが着れないところとか、いい音のなる落ち葉が力を失うところとか。
最寄駅から高校までの15分の道のり、雨の日のわたしの頭の中はいつもこうだった。
雨の好きなところ。
小雨のとき、傘に当たる雨音が心地よい。
傘を広げると頭に上に黄色が咲く。
この間の雨の日、友人の頭