記事一覧
親を許す事がゴールじゃない ②
セラピストの先生に今までの事を話した。
誰にも言えなかった家族の事を口に出した。
口に出すのも嫌だった事を言葉にした。
涙が止まらなかった。
今まで、誰かに話した時、勝手に判決を下される事の方が多かった。「良かったね」「ダメだね」「もっとこうした方が良いよ」「考えすぎ」って言われる度、私の気持ちは誰にも分かってもらえない。私は普通じゃないんだ。という気持ちが確信に変わっていった。
話を聞いて
親を許すことがゴールじゃない
「お母さんが、思うように私を愛してくれなかったから、私は愛情を憎しみに変えました。 」
そう声に出して言ったら、私の中にずっとある、この憎しみは愛だったんだって、涙が止まらなかった。
嫌いで嫌いで嫌いで許せない分だけ、苦しんだ分だけ、全部全部愛だったんだ。
母への愛だった。
私は母親の事がずっと許せなかった。
今でも好きとは言えない。
許せたかどうかも分からない。
でも、かつての幼かった私は、