マガジンのカバー画像

◇日記(-2020)

88
日記のほか、考えごとを綴ったりしています。2日に1回くらいのペースで更新中。
運営しているクリエイター

2019年7月の記事一覧

◇鑑賞と感情と身体反応

物語を構築する要素や、文章を構成する語句などを冷静に見つめ、読み解いてゆけるひとに憧れを抱いていたりします。感情を差し挟まず、客観的に、理路整然と語れるひと、と言ってもいいかもしれない。

わたしはまず感情が先に立つタイプです。時にオーバーだと言われることもあるほど、感情が強く反応する。
涙をこぼすのはしょっちゅう。でもそれだけじゃない。
声を上げて笑ったり、心拍数が上がったり、鳥肌が立ったり、び

もっとみる

◇お風呂の話

平日は、帰宅したらまず入浴が日課です。夏でも冬でも、季節を問わず変わりません。汗を流す、温まる、それ以外に外と内の切り替えを担っている面もあると思います。外でついたものを綺麗さっぱり洗い流して、ようやくわたしは内モードになれる。端的に言うとくつろげる。

夏の風呂が特に好きなのは、そんな“洗い流す”感覚がより強く味わえるからなのかも。熱めのお湯で頭のてっぺんから爪先まで丁寧に洗って、湯船に浸かった

もっとみる

◇免許更新してきました

誕生日も近いので、免許更新に行ってきました。前後一ヶ月のゆとりがありますが、できれば迎える前に済ませておきたくて。
更新のたび、写真うつりの悪さにへこみます。昔から撮られるのが苦手で、普段から極力映らないようにしているのですが……さすがに免許はね。省けないものね。
5年後こそまともに映りたいですが、多分へこむのでしょう。

そういえば、現在の普通免許って車両総重量・最大積載量ともに、ずいぶん上限が

もっとみる

◇共有する、よろこび

わたしが好きなとある小説について、「買ったよ、読んだよ」と友人から報告がありました。しきりに話題にしていたことで、興味を持ってくれたようで。なんとも嬉しいことです。

そのまま、作品について語り合いました。印象的なシーン、登場人物のこと、展開、設定……読むひとが違えば目をつけるところも変わり、わたしが気づかなかった部分に言及してくれることもありました。その逆も然り。
反対に、ふたりとも驚いた要素だ

もっとみる

◇雨音のような

“雨音のような文章を紡ぎたい”
……ふと、思うことがあります。かつてはこれが“小説”だったんだけど、いまは“文章”のほうが適切。
でも、“雨音のような”って、どういうものを言うんでしょう。それが自分でもわからない。

雨音とひとくちに言っても、実にさまざまです。
しとしと、やさしく湿らせていくような霧雨もある。
ぽつぽつ、やわらかに地面を打つような小雨もある。
ばたばた、屋根を叩くような大雨もある

もっとみる

◇午前四時、虚ろ

夜中にふと目覚めてしまいました。台所で水を一杯、渇いた身体に流し込んで。ふと目にした時計は午前四時を示していました。
ふたたび布団に潜り込んだけれど、どうにも寝付けない。眠れないだけならいい、頭がひどく不愉快な感覚に苛まれていた。意識を夢の世界に置いたまま、現実世界に戻ってきてしまったような。白だけが頭の中を支配している。虚ろ。じわじわ脳に這い寄るのが痺れなのか痛みなのかも分からない。
じっとり汗

もっとみる

◇愛車が戻ってきました

修理に出していた愛車が、無事に戻ってきました。預けたのは7/12、10日~2週間ほどかかるといわれていたので、予定通りですね。

乗っていた代車は車種こそ同じでしたが、細かな仕様がわたしの車とは違っていました。利用する機会がなく気づかないままだったものもあると思います。さほど困ることはなかったのですが、ライトだけはいくぶん不便でした。切り替えの段階数が違っていたからです。
わたしの車は3段階で、2

もっとみる

◇夏という感覚

今朝。玄関の扉を開けた瞬間、ああ夏だ、と思いました。
そこかしこで響くセミの声、じっとりとした暑さ、青がのぞく空。7月は雨の日も多く、灰色の印象が強かったから、やっと夏だと感じました。
ランドセルの代わりにプール用具を持った小学生を見かけて、ああ夏休みなんだなとも。

夏は息苦しく感じます。
呼吸を押し留めるような熱気。じわじわと肺へ入り込んで、身体の内側から熱していく。熟れていく感覚。次第に、こ

もっとみる

◇愛おしい、の感覚

「愛」という言葉自体は苦手です。正確に言うと、「愛情」「恋愛」なんかは平気で、「親子愛」とかも気にならない。ただ、「真実の愛」とか「愛は永遠」みたいなのはぞわぞわする。だから、言葉が苦手と言うより、苦手な表現が多く、「愛」を見るだけで想起してしまうんでしょう。
「愛する」にもそういう感覚があるんだけど、ぴったりくる場面では躊躇なく使ったりする。言葉を愛する、とか。

一方で、「愛しい」「愛でる」「

もっとみる

◇投票に行きました

選挙ですね。わたしも投票所である小学校に足を運びました。
散歩も兼ねて歩いていきましたが、距離としてはあっけないものです。通っていた頃も近いと感じていたけど、大人の足だともっと近い。むっとする湿気の中、土の匂いがとてもしていた。
体育館の前に並ぶ下駄箱も、一年生や二年生のものは腰ほどに低くて、可愛らしく見える。五年生や六年生ともなると、身長と変わらない大きさですが。

選挙のたびに、投票用紙が話題

もっとみる

◇美容院に行きました

髪を切りました。だいぶ軽くなってすっきり。
美容院は、わたしが十代の頃からずっと通っている場所。だから髪質や癖も理解してくださっていて、安心して任せられる。どういう風に仕上げるかの相談もしやすい。
あと、もともと他人に触れられるのは苦手なほうなので……慣れている方のほうが断然安心できるんですよね。特に頭部って、滅多に触られたくない場所だもの。

カットのほかにはカラーもお願いしました。といってもだ

もっとみる

◇睡眠の話

あまり寝つきがよくありません。中途覚醒も起こったりします。
昨日も布団に入ってから眠りに落ちるまで、1時間以上はかかっていたんですが……これに関しては原因がはっきりしてるんですよね。考えごとをしてしまっていて。今朝も日課でニュース番組をつけてしまい、締め付けられるような胃の痛みと吐き気を抱えてのスタートを切ってしまいました。
職場でも話題になっていたから、どっちにしろ逃れられなかったのだけど。

もっとみる

◇愛、という漢字

どうも、昔から「愛」という言葉には苦手意識があります。自分ではまず用いません。ただ、これが「恋愛」「愛情」といった熟語になればそうでもないんですよね。単体の「愛」だけが、どうもむずむずする。不思議。

でも、「愛しい」「愛でる」「愛らしい」「愛しむ」といった言葉はしばしば使います。音の響きや雰囲気が好きなんだろうな。中でも「愛しい」は頻繁なほう。その気持ちが強いと「愛おしい」を用いたりもします。こ

もっとみる

◇記憶で一番古い本

人生で初めて読んだ本って何だっただろう。
ふと思い立ち、記憶を辿ってみました。たぶん、保育園で教材として使われていた、ことわざの絵本です。
わたしは家でも、それを熱心に読んでいました。鬼のイラストとともに、「おにのめにもなみだ」と書かれた裏表紙をよく覚えている。
他にも保育園にあった本、家にあった本を読んでいた記憶はあるので、小さなころから本が好きだったんだと思います。

おそらく、わたしは「言葉

もっとみる