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地域暮らしのことだったりの88年生たち。

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地域に暮らすと色んなおもしろいこと、ふしぎなこと、想うことがでてくる。けど、日々過ごしていると何となく言わないまま馴染んじゃってその感覚や感触が薄れてく。 それをすこしでものこ… もっと読む
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#大山

「何もしない」が遊びを火をつけ、「何もない」から実験しやすく、「暮らしをつくる」へつながってゆく。

「何もしない」が遊びを火をつけ、「何もない」から実験しやすく、「暮らしをつくる」へつながってゆく。

バーというのは都会の文化だなあ、とつくづく思うわけです。

酔うため、だけではない、変わらないケ(日常)の中にハレ(非日常)を挟みこむような、ちょっとだけ特別な時間。集落のじいちゃんたちは「酔えればいいのに、なんでそんな一杯高いんか?」と言うわけで、これはその空間と時間の体感の問題だろうとも思うわけで、だからこそ田舎でバーが成立する瞬間ってどんなんだろうと今試行錯誤してたりするわけで、もう冬なので

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主語は小さく、暮らしの延長線上で。

主語は小さく、暮らしの延長線上で。

地域で何かをはじめるときのきっかけは、”課題解決”という大それたものでなく、案外、もっと身近にあるもの、自分ごととして感じられることにあったりする。

ざっくりいえば、暮らしの延長線上で「ない」をどう取り扱っていくか。

今いる場所には・・・「本屋がない」「ちょうどいい中華屋さんがない」「サブカルについて語れる場所が少ない」「若者が集まれる飲み屋がない」「仕事を手伝ってくれる人がいない」などなど。

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約3時間で変わる風景、深まる関係

約3時間で変わる風景、深まる関係

あんまり話したくないことを言おう。

6月に弊社TENGのサテライトとしての事務所を借り、東京と鳥取を行き来してはじめて、4ヶ月が過ぎた。毎月1週間ほどを都内で過ごし、残りを大山で過ごしている。

「鳥取だからむっちゃ辺鄙なところにあるんでしょ?」

鳥取と島根の区別もつかない人からすれば当然のように出てくる疑問かもしれないが、実はそんなこともなく、大山の隣町にある米子空港までは電車で1時間ほど(

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その地域の眼鏡屋さんでありたい

その地域の眼鏡屋さんでありたい

つねづね、そんなことを考えている。

地域の内と外、異業種、多世代、行政と民間、のようにいろんな人や組織の間に緩衝材のように入って場や事を整える“コーディネーター”的な役割を、大山町で担うことが多くなってきた。まぁ5年近くいれば意図してなくても不思議とそうなるもんなのかもしれない。

東京に居たとき、また今も行き来する中で感じるのは、基本的に「“同質”を扱うコミュニティが多いよなぁ」ということ。似

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