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予実管理

予実管理はなぜ大事か予算(事業計画)とは現在の事業理解を反映したものである。予算は、売上の発生メカニズムやコストの発生メカニズムをモデル化する。モデルの中には変数(パラメータ)があり、基本的にはこの変数を達成していれば、予算が自動的に達成されるという前提で作られる。つまり予算は、その時点での事業の理解そのものを表している。

予算と実績が合わないということは、事業の理解が浅いということである。何か

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日本版「Rule of X」: いまSaaSは成長と利益のどっちに重きをおかれてるのか?

日本版「Rule of X」: いまSaaSは成長と利益のどっちに重きをおかれてるのか?

こんにちは!ALL STAR SAAS FUNDの湊です。

2024年、1つ目のブログをゆるっと書いてみたいと思います。今回のテーマは、「Rule of X」が日本で上場しているSaaS企業にもあてはまるのか?、という超マニアックなテーマからはじめたいと思います。

「Rule of Xってなんだ??」
こう思われる方もいらっしゃると思います。

Rule of Xとは、アメリカのSaaS分野の

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💪窪塚洋介的〜新時代健康法〜💪

💪窪塚洋介的〜新時代健康法〜💪

杏林予防医学研究所の、
"山田豊文"先生が京都で開かれている、
3日間の断食合宿に参加しました。
そこで素人の自分なりに学んできたことや、
様々な書籍、Netflix『ゲームチェンジャー』など有益な番組の情報を実体験の体感と感動、独断と偏見で箇条書きメモにてシェアします^ ^

様々なご意見や補足、反論あると思いますが、
あくまでも個人的なまとめです、
興味がある方は自分でも調べ、実践し、体感して

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新規事業立ち上げのアンチパターン

新規事業立ち上げのアンチパターンについて考えてみる。

このアンチパターンは、完全な飛地の新規事業だけではなく、複数プロダクトを経営する中での隣接領域の新規プロダクトの立ち上げのときや、あるセグメントにPMFした状態から次のPMFを探すときも同様のアンチパターンが適用されうる。

ここでのアンチパターンは、1つ目の事業立ち上げ・プロダクト立ち上げで起こることはない。2つ目の事業や2つ目のプロダクト

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資本政策の統計「取締役、執行役員・CxOはどのようにストックオプションを付与されるのか」

資本政策の統計「取締役、執行役員・CxOはどのようにストックオプションを付与されるのか」

このnoteは、令和6年税制大綱で発表された改正案の1である「税制適格ストックオプションの権利行使価額限度額の緩和」に関連して、スタートアップにおけるストックオプションの実態を調べて傾向について論じたものです。

先日のnote(以下)では、1人あたりの行使価額に着目して全体の傾向について論じています。

ストックオプションの権利行使価額限度額の改正について、税制大綱上において人材確保の観点で行う

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【完全版】なぜ組織は衰退していくのか?(7500文字)

【完全版】なぜ組織は衰退していくのか?(7500文字)

2023年12月は、『TBS NEWS DIG』や『PIVOT』なので動画が立て続けに出るのですが、動画だけでは話しきれなかった部分があるので、今年1年間で考えてきたテーマについて、本記事で書いていきます。

問いとしては、下記の5つを網羅したものとなります。

① なぜ働かない社員が生まれるのか?(静かな退職/逃げ切り社員問題)
②「多様性」を推進しても、逆に亀裂が生じるのはなぜか?(フォールト

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組織フェーズの変化に対応できないと”無価値”になる話

組織フェーズの変化に対応できないと”無価値”になる話

マネーフォワード取締役 グループ執行役員、ビジネスカンパニー COOの竹田です。

1年ほど前のnoteで、組織フェーズの転換点について書きました。

その後、社内外のマネジャーや経営者の方々から、この「組織フェーズの変化点」についてよく質問をされるので、今回のnoteでは「従業員数による組織フェーズの変化」について整理してみました。

はじめにこれは、私自身のこれまでの体験から整理した図になりま

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ファストリ 柳井正: 無限の成長欲で10兆円のカリスマへ

ファストリ 柳井正: 無限の成長欲で10兆円のカリスマへ

グローバルで”消費者”にモノを売って、成長し続ける数少ない日本発企業がユニクロを運営する「ファーストリテイリング」だと思う。

会社HPに「業界でのポジション」というページを載せているのも珍しく面白い。海外企業との対比を業績・時価総額で載せているところから、並々ならぬグローバルで勝つことへの意識と自信を感じる。

「ひょっとしたら世界一になれるかもしれない」と1%の確率から始まったという柳井氏の旅

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SaaSはキャズムを超えて次のステージに

SaaSはキャズムを超えて次のステージに

「企業データが使えるノート」をリニューアル
Next SaaS Media「Primary」
過去記事が閲覧可能なメンバーシップも開設!

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データでみる「オワコン」ではないSaaSの現在地は?
2020年3月、Primary(旧:企業データが使えるノート)は、SaaS企業のデータ集計・コンテンツ制作を開始した。

当時、国内上場SaaS企業でARR100億円を超える

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Vertical SaaSのスケールさせないスケール戦略

Vertical SaaSのスケールさせないスケール戦略

※本記事はイタンジ前CEO 野口 真平の記事です

今回はVertical SaaS(業界特化型SaaS)のスケール戦略についてイタンジの事例を用いて解説していきたいと思います。

前回解説した通り、Vertical SaaSは市場が1つの産業に限定されているものの、ポテンシャルを秘めているビジネス領域です。前回はその特徴を、アナログな領域が多い故にデジタルで深く掘り下げていける点を強調して解説し

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ゼロから創る「スタートアップのブランディング」の舞台裏

ゼロから創る「スタートアップのブランディング」の舞台裏

こんにちは!シェア買いアプリ「カウシェ」です。

今回は、シェア買いアプリを提供する「カウシェ」 × ウェルネス業界向けのオールインワン基幹システム「hacomono」とのコラボnoteです。

コラボのきっかけは、両社のこんな共通点から始まりました。

両社が考える「toC / toB それぞれのスタートアップのブランディング」とはなにか、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

「ブランデ

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"SNS時代の次世代メーカー"として「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムがメーカーの次の形を作り始めた気がしたのでまとめてみました

"SNS時代の次世代メーカー"として「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムがメーカーの次の形を作り始めた気がしたのでまとめてみました

結論から言うとクラシコム社は従来のメーカーと異なる点が多くあります。さらにD2C企業と比較しても大きく異なります。その異なる点を分析してみると一方的なマスメディアではなくほぼ全ての消費者が利用しているSNSがある今の時代の新しいメーカーの形なのではと思うようになりました。この記事はメーカーとしてクラシコムは他と何が違うのか?次世代メーカーとは何か?について書いていきます。

従来メーカーとの大きな

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税制適格ストックオプションの権利行使価額に関する通達案を読む

喧々囂々であった信託型ストックオプションや有償ストックオプションに関するQ&Aについてはまた別稿といたしますが、5月29日に国税庁からスタートアップ関係者向けに説明のあった、税制適格ストックオプションの権利行使価額に関する通達案は、これまでの税制適格の権利行使価額の設定からみるとパラダイムシフト的なものといえますので、少し検討してみたいと思います。
(速報的に記載するものであり、正確な内容を踏まえ

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収益計画勉強会を開いた / 新規事業の収益計画の勘所

収益計画勉強会を開いた / 新規事業の収益計画の勘所

カンムでは、こんな感じで収益計画を社内で全公開している。

しかし、複雑な100行以上のExcelを読んどけ、と言われても酷な話で、浸透度合いは微妙な感がしていた。そこで、収益計画の作り方からわかってもらえれば、理解度が深まるんじゃね?ということで、収益計画の勉強会を何回か開いてみた。

結論としては、特に仕様を決める立場や、KPIの責任を負っている人の理解度が高まり、各自の意思決定内容の自分との

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