見出し画像

【マネージャー必見】仕事もプライベートも充実!「個の可能性の最大化につながる」コーチングとは

【12/5: Intellect社主催のイベントに登壇しました】
登壇でお伝えしたサマリーの共有をいたします。
 
シンガポール発 アジア最大のヘルステック企業 Intellect社。今年3月に起業して以来、私は、コーチ&アドバイザーとして、その日本法人 Intellect Japan社 と協働しているご縁があり、今回のセミナー登壇の依頼を受けました。虎ノ門ヒルズビジネスタワーでの会場限定招待と、Zoomでのハイブリッド形式で、各領域での 4名のプロフェッショナルによる共同登壇でした。
 
セミナーの内容は、「マネージャー」にフォーカスし、責任が過多になりがちなマネージャーに対する、「①心のケア」「②能力開発のケア」の2軸です。「①心のケア」においては、産業医の先生と臨床心理士の方、お二人の知見を生かしたプレゼンテーションでした。
 
続いて、私が担当した 「②能力開発のケア」のパートでは、『Employee Experience(従業員体験)を向上させるうえでの 「マネージャーに求められること」「マネージャーにコーチングが生きてくる背景」 』について、長年のグローバル企業でのHR責任者としての実体験からの知見をお話しさせていただきました。


 
<セミナーでお伝えしたハイライト>
 
まず、【Situation(状況把握)】 として、「世の中の外的要因・組織や個の内的要因の変化」を踏まえたうえで、現在と未来において、"経営の前提・事業成長・組織力の源泉・組織デザイン・人財の位置づけ・キャリアの視点” で、どのような "思考と行動の変容” が求められるか をお話しいたしました。
 

次に、【Solutions(課題解決)】 の提起のひとつとして、"これからのマネージャーに期待されること” をお話しいたしました。

キーワードとして、以下の4つをお示ししました。
 <組織とマネージャーに期待されること>
① Purpose:
「個」と「組織」のパーパス紐づけによる"働きがい”創出
② Diversity:
個々の「違い」を生かし、"成長と貢献の実感”を提供
③ Ownership:
「自発的な個の成長と活躍」を促す機会創出
④ Challenge:
「良き失敗を称賛」し、"挑戦を後押し”する風土醸成

 
 
そのうえで、「エンゲージメントに必要とされる3要素」をお示しし、それぞれの要素に対して、"マネージャーに必要となる資質は何なのか?” を提案いたしました。
 
<組織のエンゲージメントの3要素>
① Rational(理解度):
組織が目指す方向性を理解し、信じることができるか  
⇒自身の言葉で「Why」を語れる "ストーリーテリング“
② Emotional(共感度):
組織に対して誇り・愛着の気持ちと働きがいが持てるか
⇒「個のWillに共感」する"傾聴“と"問い“の力
③ Motivational(行動意欲):
組織の成長と成功のため、意欲的・主体的に動けるか
⇒「個の前進を後押し」する"フィードバック“の力

 
上記3つに共通する重要なキーワードになってくるのが、まさに "対話” であることはご理解いただけるかと思います。

組織の中で "対話“ が健全に醸成されていく 「手段のひとつ」として、"コーチングの可能性" があることを、私は経験から大いに実感しています。よって、今回、「コーチングの可能性と期待効果」を、最後の 【Takeaway(プレゼンテーションのお持ち帰り)】 としてお伝えし、プレゼンテーションを締めくくりました。
 
 
今現在、大手・中小日系企業、日系ベンチャー企業などを中心に、組織開発アドバイザリー、もしくは、戦略人事・CHROパートナーとしてのご支援をする機会をいただいています。その中で、経営者や組織リーダーの方々、時には、HRの方々から、「コーチングを組織内に導入したい」といったご相談を受けることが何度かありました。私の長年のグローバル企業でのHR責任者と組織リーダーとしての経験、並びに、ICF(国際コーチング連盟)認定資格者の知見、双方から、"コーチング導入自体が目的になっていないか?“ という懸念を抱いてしまう時があります。
 
よって、例えば、"エンゲージメントの3要素を高めるため”、"社員のウェルビーイング(肉体的・精神的・社会的な幸福度)を高めるため”、"タレントアトラクションな組織風土を醸成するため” などの、組織に応じた個々の課題解決における目的をまずは一緒になって明確にするようにしっかり入り込んで支援をしています。そのうえで、「手段のひとつ」 として、例えばですが、"対話が醸成される組織風土を目指し、コーチングの可能性を模索する” といったベクトルで、それぞれのお客様には "問い” を繰り返しながら伴走し、個々に入り込んだ、生きたソリューションの提供をするようにしています。
 
今回のセミナー機会を通して、皆さまにとっての "コーチングの可能性” について、思考を探求していただけるきっかけになっていれば嬉しく思います。
 

最後に…
Intellect Japan社として初めての大型企画のセミナーという貴重な場で、この様な素敵なコラボレーションの機会をいただいたこと、本当にありがとうございました。日頃からお世話になっている、Intellect Japan社の素適な3名様には特に感謝しています!

Special thanks to...
Intellct Japan社 髙田 恒太さん(一番左)、生松 利基さん(その右)、五角 尚之さん(一番右)


 
【Intellect Japan - ウェブサイト】


この記事が参加している募集

人事の仕事

外資系17年(HRトップ 7年)とプライム市場上場企業 Global CHRO(最高人事責任者)経験の私が「誰もが独自性を強みとして持ち、新しい無限の可能性を秘めている」を自身のコーチング哲学に、2023年3月 起業をしました。サポートくださる方々と一緒に日本を元気にしたいです!