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静謐なミルフィーユを苦楽園で|甘賞録
何がすごいのか理解できなかった。
もったりとした濃厚なカスタードクリーム、バニラの甘い香り、甲高い音を立てて砕ける硬質なパイ、そしてみずみずしく溢れ出し、カスタードの上を流れ、パイに吸われていくイチゴの果汁、を、予期していた。
しかし、それらのどれもが、無かった。
ふたくち目に、ようやくその「無さ」が「調和」だと分かった。
自家製だというパイ生地は、精緻に組み上がったジグソーパズルが崩れ、ほど
味の表示・学生のスキルの可視化
最近、大学で学生の成長を可視化する方法を考えていて、その関連で食べ物、飲み物の味の表示を考えています。
「味の表示」って結構コーヒーとか酒とかのパッケージの裏ラベルで示されることがあって、いろんな様式がある。
ワインとかだと単語で味を羅列していくという感じ。
できれば言葉じゃなく視覚化できたら良いな―と思いつつ、色々見ています。
よく見るのはレーダーチャート。
このレーダーチャートがあんま
大学が「生成AIを導入する」4つのパターン
大学が「生成AIを導入する」とは、具体的に何をすることなのでしょうか。もしもある大学が何も指針を出していない状況で、学生(組織の構成員)が生成AIを使用して卒論の章立てを整理すると、その大学が「生成AIを導入した」ことになるのでしょうか。
例えば、2023年8月23日に東京都庁が「生成AIを都庁内の全局で導入、業務活用を開始」したと報じられました。ここでいう生成AIの導入とは具体的に何を指すので
4章|教育・研究における生成AI活用のための政策的枠組みに向けて|UNESCOガイド抄訳
4.1 インクルージョン、公平性、言語的・文化的多様性を促進する
4.2 人間の主体性を守る
4.3 教育用生成AIシステムの監視と検証
4.4 学習者向けに生成AI関連スキルを含むAIコンピテンシーを開発する
4.4 教員や研究者がGenAIを適切に活用できる能力を構築する。
4.5 教師のトレーニング
4.6 複数の意見と複数のアイデア
3章|教育目的での生成AI使用の規制|ユネスコガイダンス要約
3.1 人間中心アプローチ
3.2 教育における生成AIの規制
ガイドでは、国レベルから教育機関まで、生成AIを規制していくステップが示されている。
ここまでは国レベルの対応で、以下が教育機関の対応となる。
(補足)ここでのキャパシティcapacityは教員がAIツールを受け入れ、活用していく能力。
3.3 生成AIに関する規制:重要な要素
3.3では、国レベル(3.3.1)から生成A
3,960円で参戦する方法。 『物語戦としてのロシア・ウクライナ戦争』
小方孝先生の弩級新著『物語戦としてのロシア・ウクライナ戦争』が公刊され、畏れ多いことに献本を頂いた。
せっかくなので、引用メインで感想を残しておく。
この本、とにかく、面白い。
物語論って、死んだ作品(超失礼)の構造とか分析する、静かな学問のイメージがあるかもしれないけど、いやいや、こんなにヴィヴィッドな、鮮やかな「今」にとって力を持つ学問、方法論なのか、と膝を打つと思う。
9月の第72回ことば