卒論公開チャレンジ

背部触覚刺激による長期利用を目的とした自発的姿勢矯正システムの構築(その3:関連研究)

姿勢改善を促す研究では不良姿勢を検出しフィードバックを返す手法が多く用いられている.その中から,様々なセンサを用いて姿勢検出を行い,フィードバックを返す研究を紹介する.

美体化装置のこれまでの研究と課題

石松ら [1] は,Microsoft の Kinect センサーで姿勢計測を行い,不良姿勢が一定時間継続 すると背中に触覚刺激を提示し,半強制的に姿勢の改善を促すシステムを

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J.マッテゾンとC.F.Dシューバルトの調性格論比較(1)

どうも、ざっきーです。
このテーマで卒業論文かこうと思ってます。
卒論ってたぶん、研究職につかない人にとっては、1番人生の中で深く物事を追求する時間なんじゃないかなと、想像してます。となると、自分の「思想面の名刺」になり得るから、これからの個人発信の時代は、ポートフォリオとしてネット上に残しておいた方がいいんじゃないかと!内容に入ります!

目次
はじめに
1.調性各論とは
2.マッテゾンについて

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3-1-a.) 「死なない」エレクトラ / 「死んだ」オレスト

インタビューに際し、まず私が明らかにしたかったのはやはり終局の「立ち尽くすエレクトラ」に込められたエーラトの解釈である。

 フロイトは『ヒステリー研究』において

被害者の外傷に対する反応は、そもそもそれが復讐のように十分な反応である場合にのみ、完全な「カタルシス的」作用を持つ _1

と述べ、復讐という行為は「回復」につながるとの見解を示している。

 ということは2012グラーツ『エレクトラ

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第3章 エーラト演出についての解釈の試み

2012グラーツ『エレクトラ』を土台としてエレクトラの「死」というものを考えるにあたり、2013年9月13日、私は幸運にも上演地であったグラーツにおいて演出家エーラト氏に直接インタビューをするという貴重な機会を頂いた。
 これにより、文献や批評記事だけでなく演出家自身の生の声という重要な資料も含めての考察が可能となり、テーマにより深く肉迫できるであろうと私は確信している。

 この第3章では主にイ

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2-2. 分裂する評価 ―レジーテアターか「原作への忠実さ」か

では、この2012グラーツ『エレクトラ』に関する実際の批評を確認していきたい。

 多くの記事において一貫していたのが、エーラトの「磨きのかかった演技指導(die ausgefeilten Personenführung)」への高い評価であった。 この場合のPersonenführungとは、場面ごとに歌手たちをどこに立たせ、どう動かすかの指導のことを指す。

 これについて、例えばG.ペルシェ(

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2-1-b.) 変形するタナトス

次に、『エレクトラ』におけるタナトス(死の欲動)の要素を考えてみたい。

 フロイトはこの死の欲動について、「自我とエス」では

外界ならびに他の生物を標的とする破壊欲動として姿を現わす _1

 と述べている。

 では、ここではエレクトラとクリュテムネストラの親子関係を例に取り上げてみたい。
 作品から明らかなように、彼女たちは互いに激しく憎み合っている。エレクトラは父を殺した母を憎み、クリュ

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2-1-a.) 抑圧されたエロース

『エレクトラ』において「性」の抑圧という要素が最も顕著に語られるのは、再会を待ち望んでいた弟に対し、エレクトラが自身の「女の成長」を語る場面であろう。この部分はヒューザスも講評で取り上げている(この部分はオペラにおいても一部短縮、改訂されて引き継がれている)。

分ってくれるでしょう、オレスト、甘美な戦慄を
わたしはお父さまに捧げてしまったのよ。
たとえわたしが肉のよろこびにひたったとしても、

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卒業研究が決まりました。
「今現在における小説の理想像」です。
今現在においてどのような小説が適切なのか、作家の文学論をまとめ、テーマ、キャラクター、文体などの小説を成す各要素のベストを探り、それに基づいて小説を書きます。

つまり、ガンガンにハードルを上げた上で小説を書きます。

2-1. フロイト精神分析と『エレクトラ』

今回2012グラーツ『エレクトラ』の上演全体としての評価は基本的に各批評家がレジーテアター(Regietheater)に対してどのような立場をとるかで二分された。

 レジーテアターは一般的に原作に
「意味を与え、相互主体的な仲介および解釈を行うこと」(eine sinnstiftende, intersubjektive Vermittlungs und Deutungsleistung)
 よ

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第2章 『エレクトラ』と精神分析のかかわり その演出法

2-1. フロイト精神分析と『エレクトラ』
a.) 抑圧されたエロース
b.) 変形するタナトス

2-2. 分裂する評価 ―レジーテアターか「原作への忠実さ」か