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判断を間違わないチームの作り方

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仕事をする事でメンバーが幸せを感じるような会社にしたい。そのような会社は 社会の役に立って、必ず発展します。
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素直な心

素直な心

70年以上生きてきた中で少しだけ素直な心を持ち始めたような気がするのはついこの間の事でした。もっと早く気付いておけばよかったのにと思います。

お釈迦様の教え

素直な心とは自分自身の至らなさを認めてそこから努力するという謙虚な姿勢の事です。とかく自分は能力があると思っている人や気性の激しい人は往々にして人の意見を聞かず、たとえ聞いても反発します。しかし本当に伸びる人は素直な心を持って他人の意見を

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ムキになって言い返さない

ムキになって言い返さない

謙虚

世の中が豊かになるにつれて自己中心的な価値観を持ち自己主張の強い人が増えてきたと言われています。しかしこの考え方ではエゴとエゴの争いが生じ易く、チームワークを必要とする仕事はできません。

自分の能力やわずかな成功を鼻にかけて傲岸不遜になるような事があると周囲の人達から協力を得られないばかりか自分自身の成長の妨げになります。集団のベクトルを合わせ、良い雰囲気を保ちながら最も高い能率で職場を

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楽天主義

楽天主義

今までビジネスで付き合いのあった人達は地域の関係からイスラム教の人が多かったように思います。私の印象では彼らの特徴は日本人に比べて『楽天的』であるという事です。

イスラムの諺に『楽天主義は神が与えてくれたもの、悲観主義は人間の頭が造り出したもの』というのがあります。つまり『悪い事があれば次はいい事がある』というのは言わば自然の摂理の様なものです。それは自然の成り行きです。人生は初めからそのように

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吉田松陰

吉田松陰

幕末の思想家であり教育者であった吉田松陰のもとへ一人の武士がやってきてこう忠告しました。『あなたは人に学問を教える教育者の立場にあるのに実に謙虚だ。教育者ならば、もっと偉そうに振舞ってもいいと思うのだが…』

これに対する松陰の返答はこうでした。『最近、私も知ったのですが教育は英語でEducationと言うそうで、その元になるEducateとは本来、引き出すという意味だそうです。つまり私は塾生たち

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組織として仕事をする

組織として仕事をする

リーダーの立ち位置

大将はドンと構えて小さな事に動じてはなりません。ドンと構えているからこそ部下は信頼して働くのであって、リーダーのくせに右往左往して落ち着かない様な肝っ玉の小さな人物では話になりません。リーダーは豪胆であるべきです。

しかし私はドイツのロンメル将軍が言ったように『司令官たるもの前線で指揮を取れ』『後ろにいてはだめだ。とにかく前に行って皆と一緒に苦労しよう』と思います。

確か

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チームとしての判断をする時

チームとしての判断をする時

リーダーも一人の人間ですから判断に迷う時があります。世間の状況が頻繁に変わる今のご時世ですからそういう時は何度もあります。そんな時でもチームを進めるにはリーダーは役割として何らかの決断をする必要があります。

一貫性を保つ

一度方針が決まるとメンバーは一斉に動き始めます。現場での細かな決断はメンバーに委ねられ、リーダーの方針に従って進んでいきます。ここでリーダーがやってはならない事があります。そ

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転職や定年退職と自然の摂理

転職や定年退職と自然の摂理

転職

私は40歳の時に大会社を離職して新しい会社を起業しました。会社を飛び出す事は大きなリスクを伴います。だからこそ、そこに所属する優秀な人は離職するメリットとデメリットを考え、離職に踏み切らずにいます。また部下を持って課題責任を負っている優秀な人材は自ら簡単に会社を辞める様な無責任な事はしませんし、会社も離しません。

このように日本の中途採用市場はまだまだ優秀な人ほど表に出てきません。結果的

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面接試験にて

面接試験にて

自分の過去の実績を高く評価する人

年齢に関わらず向上心のある人にとって過去の実績はそれほど意味を持ちません。過去の成功体験より将来の成長に関心があり、どんどん新しいチャレンジをしていくからです。この点は入社の為の面接試験をする時のポイントの一つです。応募者にとっては入社試験の面接では合格したいという希望がある為に自分を良く見せたいという力が働いています。

向上心が無い人や薄い人の場合は過去の大

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定年

定年

誰にとっても生きがいを持つ事は大事です。特に働き盛りのサラリーマンにとって朝早くからぎゅうぎゅう詰めの電車に乗って出勤し、人との融和を保ちながら自分の仕事をする。これがもし嫌々するのだったら60歳や65歳まで持たないでしょう。そのエネルギーはすごいものだと思います。

人間は経済的な面だけでなく精神的な意味でも仕事に生きがいを感じる事が必要ですし、それがなければ人の一生はつまらないものだと思います

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事務机の配置

事務机の配置

多くの日本の事務所は基本的に『大部屋制』になっていてプライバシーは在りません。しかも直属の上司が部下全員を見渡せる場所に座っていて、さながら監視されているような状態で仕事をしています。

一方人種のるつぼで個人主義が根付いた米国ではそれぞれの机がパーティションで区切られていたり、半個室のような状態で仕事をする所が多いものです。社員同士のコミュニケーションという意味では日本の大部屋制はいい。しかし生

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『そうやな~』

『そうやな~』

ちょっとした気遣い・心使いで職場や家庭は明るくなります。そねによって一隅を照らす存在にもなれます。

『そうやな~』

女友達や部下から相談を受けて自分なりに的確なアドバイスをしたつもりなのにどうも相手が納得していないような雰囲気が感じられる経験は在りませんか? これは自分のミスです。多くの場合、相談者は『答え』を求めているのではありません。ただ『分かってほしい』『受け入れてほしい』だけなのです。

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人は善意の生き物です

人は善意の生き物です

社会に役立って繁盛する会社にするにはメンバーの心の持ち方が大切です。

人は善意の生き物です

多くの人にとって大切なものは仕事のやりがい、働き甲斐です。給料の高い会社にメンバーが定着し、反対に給料が少しでも安かったら離職率が高まるかと言えば必ずしもそうではなく逆の場合もあります。要は個人としての存在価値がそこにあるかどうかです。

人間は本来善の生き物です。責任ある仕事を任せられると自然に仕事に

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『結果が全て』ではない

『結果が全て』ではない

『結果が全て』と言われる事が多いものです。そしてその勝ち方はただ自分だけが一方的に得をするという形です。ただ、こういう考えによって得られた勝利は取り返しのつかない犠牲を伴います。

勝者の下には無数の犠牲者が存在し、犠牲者と同じ数の妬みや恨みが生れていきます。例えば世界一の勝者を目指している米国はどうでしょう。全てを奪うような勝利至上主義を貫いた結果、多くの人々を不幸にしました。

米国が起こした

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運を味方につける

運を味方につける

運がいい人にはいい事ばかり起きているのではありません。いい事しか記憶に残っていないのです。逆に俺は運が悪いと感じる人は悪い事ばかり起きているのではなく悪い事しか記憶に残っていない。その違いだけです。

以下は松下幸之助さんの『運』についての考えを取材された時の内容です。

ある人が松下幸之助さんに聞きました。『どうして成功されたのですか、その秘訣を教えて下さい』すると『運が良かったからね』しかしこ

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