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父とわたし

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父がガンになりました。 残りわずかな時間をここに残そうと思います。
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スヌーピーの名言

スヌーピーの名言

末期がんステージ4の父の闘病を、弟と母とわたしとで介護しています。

父は、余命より遥かに長く生きていてくれています。
でも、最近は大好きな入浴すらできなくなりました。
先日はわたしが作ったハンバーグとシチューをたくさん食べてくれました。

わたしも別れが近いことは、理解できているつもりです。

スヌーピー名言安心っていうのは車の後部座席で眠ることさ。 前の席には両親がいて、心配事は何もない。 で

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末期がんの父が主治医から「そろそろ覚悟してください」と言われました

末期がんの父が主治医から「そろそろ覚悟してください」と言われました

最近、父の眠る時間が増えてきました。
たまに昔と今が混乱したような言動をするようになりました。

全部、終末医療で勉強して知っていたので動揺はしませんでした。

でも、先日主治医のところに行ったときに、
「そろそろ覚悟してください」と言われて、
わたしの何かが折れたようになりました。

前まで泣かなったのに、自分の家に帰ってきてからは壊れたみたいに涙が止まりません。
お父さんはお肉が好きなので、美

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無題

無題

あと3ヶ月の命だと宣告された父は、
6ヶ月生きています。
末期がんで、手の施しようがないと言われてから
6ヶ月父は頑張っています。

あと数日で父は誕生日を迎えます。

わたしは愚かでした。
どうして父のような人と結婚しなかったのでしょう。

浮気もしたことがない。
外泊すらも。
わたし達のために、ひたすら働いてくれました。
母や子ども達に暴力を奮ったこともありません。

わたしの命を分けるから、

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炊飯器が壊れたのでお味噌を作っています

炊飯器が壊れたのでお味噌を作っています

昨日、上からモノが落下して炊飯器のフタに当たってしまいました(_ _;)💦
よりによって、「フタ」に!  

修理を試みましたが、フタを支えるところが折れていました。
新しい炊飯器は買いましたが、この壊れた炊飯器を使って何かできないかと考えたのが、

お味噌作りです(⁠・⁠∀⁠・⁠)まあ、普通に「炊飯器、味噌作り」で検索すると出てきますけん、ご興味のある方はそちらをご覧くださいまし。

寒い朝に

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お父さん、死んじゃいやだ!

お父さん、死んじゃいやだ!

わたしの父は、癌で闘病しています。
胃がんと肝臓癌の末期で、医師からも余命宣告されています。

最近、悪質液なのか痩せ方が顕著になってきました。
ドクターからは何でも食べていいし、好きなことをして良いと言われています。
だから、わたしは父が好きな食べ物を作ります。

おはぎ、ケーキ、チョコレートチーズケーキ、
イチジクのケーキ、クッキー、ヒレカツ、ローストビーフ、お肉いっぱいのコロッケなどなど。

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介護者が病人を虐める図式について

介護者が病人を虐める図式について

うちには末期ガンの父がいます。
母を中心にして弟とわたしで介護しています。
妹はたまに買い物に行くのを手伝っています。

さて、この家族体制で一番の弱者は病人である父です。

1人でできることが少ないので、誰かにそっぽを向かれると困ることが多いのも事実です。
わたしと弟は泊りがけで介護をします。

一番楽なのは妹ですが、母は、妹が一番頑張っていると褒めそやします。
そして、わたしと弟の悪口を、

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お盆

お盆

新鮮なきゅうりとナスをいただいたので、早速作りました。
来年もお父さんが生きていてくれますように🙏

ガン告知をすべきか否か

ガン告知をすべきか否か

わたしの父は末期ガンです。

もう治療すべきことがないので、家で療養しています。
でも本人には告知していません。
これはわたしが考えたことではなく、母と妹が決めたことでした。
本人に伝えたら、あまりのショックで父が死んでしまうから、最後まで伝えないと。

普段は、母を中心にわたしと弟で交代で介護しています。
母が外出しているとき、ふと、父は本当のことを知っているのではないかと思うようになりました。

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幸運の蛾を見つけました

幸運の蛾を見つけました

ヘッダーは残念ながらわたしが撮ったものではありません。

一昨日、ふと玄関先にいたのですが、蛾からしたらニンゲンなんて邪魔なんだろうな、と思いソッとしておきました。

そして帰宅時にもいました。

でも翌日にはいなくなっていました。
名も知らない型でしたが、特徴的な大きさと色で
「オオミズアオ」と言う名前だとわかりました。

成虫してからは口が退化してしまうそうで、羽化してからの寿命は一週間しかな

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身体に足りないモノをヒトは食べたがる

身体に足りないモノをヒトは食べたがる

これは以前に友人に教えて貰ったことです。

父に食べたいものはあるか?との問いに、
「血の滴るようなローストビーフ」と言われて驚きました。
この時期、なかなか牛の塊肉を売っているところはないのですが、なんとかお願いして「きのう何食べた」のローストビーフを作っていきましたら、父は大喜びして食べてくれました。

わたしは病院で見た内視鏡の画像を思い出しました。
父の胃の上部にあるガンからは、常に出血し

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自宅での終末医療の限界

自宅での終末医療の限界

父が余命宣告されて約一ヶ月になります。

自宅に帰りたいとの強い希望で、父は自宅医療をしています。
でも本人には告知してありません。
父は気が弱いところがあるので、本当のことを知ったら生きられないと判断したからです。

でも父は確実に弱ってきています。

母とわたしと弟で介護をしていますが、
かなりキツイです。
父は自分でトイレにも行けますから、そちらの方は助かるのですが、先日も書いたように、

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これから介護をするひとへ

これから介護をするひとへ

現在、母と弟と妹とわたしで父の介護をしています。
人数多くて良いと思われるかもしれませんが、それでも家族は疲弊します。

患者も意識していない負のオーラのパワーがとても強いのです。
ヒトは最後まで生きようとします。
それで健康な人の「氣」をも吸い取っていきます。
このこともいずれ研究されるようになると思います。
そして家族の分裂がおきます。

要領の良い者が出てくるので、派閥ができます。
父を家で

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死にたいひとへ

死にたいひとへ

伝えたいことがあります。
わたしの父は余命半年以内の末期ガン患者です。
死にたいひとへ。

死はこちらから向かわなくとも、
あちらから確実にやってきます。

わたし自身も、自分がこの年齢になるまで生きていることなんて考えていませんでした。
父を見送り、母を見送ったら、
次はわたしの番がやってきます。

昔は一日が長くて、一年も長かったのに、
今はすぐに一年が過ぎていきます。

ヒトはたかだか数十年

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実家に帰って介護を手伝っています。

キッチンの窓にヤモリがいました。
もう何年も実家を守っているヤモリ君です。

暑いのでお身体にをご自愛くださいね。