~犬暮らしの案内人~加藤初枝

犬が好きでトリマーになり早27年!(^^)!自営のトリミングサロン「犬のとこやさん」を…

~犬暮らしの案内人~加藤初枝

犬が好きでトリマーになり早27年!(^^)!自営のトリミングサロン「犬のとこやさん」を開業し、犬まみれの生活を送っています。興味のある事は先ず、自分の体で試してみる♪人体実験大好き♡家族、愛犬の健康の為日々実験中♪

記事一覧

高齢者が犬を迎えるということ

写真は高齢のご夫婦と暮らしているポメラニアンの男の子。 この子は推定3〜4歳の時に六本木を彷徨っていた所を保護され、今の飼い主様の元へ。 お散歩には行かず、トリミ…

プロとしての仕事を考える

プロとは提供したサービスに対価を頂く事。 当たり前だが、提供するサービスの質は対価を頂くべき価値に見合うものでなければならないと思う。 私の場合提供するサービス…

名ばかりのプロが噛む犬をつくる

先日、新規のお客様が入った。 予約時の電話で柴犬、オス、5ヶ月というのは伺っていた。 柴犬は気質の強い所があり、人間と対等でいようとする部分があるので無理に抑え込…

愛犬の個性を理解する

人間にも容姿の違い、性格。個性があるのは皆さん承知の事だと思う。 だが、何故か?自分の愛犬には人間の理想を押し付ける飼い主が少なく無いと思う。 何故だろう? や…

犬が吐くのはお腹が空いたから?

犬が朝方黄色い泡を吐く事を経験された飼い主は意外と多いのではないだろうか? 私も経験済みで、獣医に相談すると「お腹が空いたゲロ」と言われた事がある。要はお腹が空…

犬を知れば簡単♪楽チン🎶

犬のしつけで困っている方々の大半が犬という動物を理解しないまま、問題行動を直そうとする。 犬という動物がこういう動物ですよ。 とお話すると、必ず 「難しい」と言…

出来れば病気になる前に・・・

病気になった愛犬の相談を良く受ける。 獣医に掛かってすぐに良くなるものであれば相談も無いが、獣医に掛かっているのに症状が治まらないケースに相談が多い。 何の病気…

ちょっと待って、「すぐに病院」

愛犬に体調に変化が起こると獣医にかかるのは当たり前だし、飼い主として「愛犬の命を守る」という意味でも怠ってはいけない事である 最近の獣医は私から見ても過剰な治療…

皮膚炎になる犬の傾向

トリマーを長い事していると色々病気の傾向が分かる事がある。 最近多い皮膚炎もそのうちの一つだ ハッキリした原因は正直分からないけれど、私の経験上はこんな感じだ …

病気になってからでは遅い・・・

27年間、トリマーをしてきて思う事・・・ 病気になってからでは「遅い」という事 「遅い」とは、 食事を変えるのも、 しつけを入れ直すのも・・・。 病気の症状に悪影…

飼い主がいても・・・

写真のミニチュアシュナウザーのビクターは3~4か月おきにトリミング。 いつも左の写真の様な毛玉だらけで来店する。 ビクターは子犬の時からお店を利用してくれている…

伝わらない・・・

写真の二匹の犬は同じ年。現在8才。 今から6年前2才の時に時を同じくしてお店の利用が始まった。 その時から、双方のワンちゃん共に「アトピー」の診断を受けていて同…

シャンプーの目的

今まで、シャンプーを選ぶ基準は 「トリミングをご利用のワンちゃんの殆どがトラブルが出ない事」 が一番だった。 でも、周りに皮膚炎の子が多くなり、投薬しても完治する…

雨の日のトリミング

今日、朝から雨!! トリミングの予約は入っていた。 雨の日…、 トリミングの後にどうしてもトイレの為に外に出なければならない子を考えると「雨の日キャンセル」は致し方…

高齢者が犬を迎えるということ

高齢者が犬を迎えるということ

写真は高齢のご夫婦と暮らしているポメラニアンの男の子。

この子は推定3〜4歳の時に六本木を彷徨っていた所を保護され、今の飼い主様の元へ。

お散歩には行かず、トリミングの間隔は3カ月。ブラッシングは出来ず。
だからと言って劣悪か?というと、そうでもない。
可愛がっていらっしゃる事は良く分かる。

先日、トリミングのお迎えに行くと(この日は生憎の雨、しかもかなりの雨量)床にひいてあった絨毯が捲られ

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プロとしての仕事を考える

プロとしての仕事を考える

プロとは提供したサービスに対価を頂く事。

当たり前だが、提供するサービスの質は対価を頂くべき価値に見合うものでなければならないと思う。
私の場合提供するサービスは、「犬をキレイに洗ってお客様のご希望のスタイルにカットをする事」だ。
もちろん、対価を頂くお客様のご希望に応えるだけの技術も経験も無ければならないが、それだけでは無いと考えている。

例えば、ブラッシングが出来ないのに被毛を長くしたいと

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名ばかりのプロが噛む犬をつくる

名ばかりのプロが噛む犬をつくる

先日、新規のお客様が入った。
予約時の電話で柴犬、オス、5ヶ月というのは伺っていた。

柴犬は気質の強い所があり、人間と対等でいようとする部分があるので無理に抑え込んだりされる事が苦手な子が多い。
でも、人間と家の中で生活していく時にシャンプーや病院での診察が出来なくなるのは飼い主さんにも苦痛になる。

シャンプーが苦手な子が多い柴犬だが、仔犬の時にしっかりと教える事が出来れば、その後のシャンプー

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愛犬の個性を理解する

愛犬の個性を理解する

人間にも容姿の違い、性格。個性があるのは皆さん承知の事だと思う。
だが、何故か?自分の愛犬には人間の理想を押し付ける飼い主が少なく無いと思う。

何故だろう?

やはり、犬を知らない人間がイメージ先行で頭の中で思い描くからなのだろう。
そんな方が生活を始めると愛犬が自分の思った行動を取らない事に頭を痛める事になる。

問題を抱えると、問題にばかり目が向きがちで行動をやめさせる術ばかり試す。
これも

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犬が吐くのはお腹が空いたから?

犬が吐くのはお腹が空いたから?

犬が朝方黄色い泡を吐く事を経験された飼い主は意外と多いのではないだろうか?

私も経験済みで、獣医に相談すると「お腹が空いたゲロ」と言われた事がある。要はお腹が空きすぎるから空腹時間が長すぎて消化液が逆流する・・・。という事なのだが・・・。

私の周りにはとても勉強熱心な方々がいてくれて、いつもほんの少しのキーワードを頂ける。
「黄色いのは胆汁液、胃液は白くてアワアワ」

食べ物が口から入り消化を

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犬を知れば簡単♪楽チン🎶

犬を知れば簡単♪楽チン🎶

犬のしつけで困っている方々の大半が犬という動物を理解しないまま、問題行動を直そうとする。

犬という動物がこういう動物ですよ。

とお話すると、必ず
「難しい」と言われる。

私からすると、人間の方がよっぽど複雑で、面倒だ。
犬は単純明快な動物だ。

例えば「待って」を教える時に
「待って」と言いながら、犬が動いてしまえは、「待って」は動く事になる。

人間は、「待って」と言っているのだから、犬は

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出来れば病気になる前に・・・

出来れば病気になる前に・・・

病気になった愛犬の相談を良く受ける。

獣医に掛かってすぐに良くなるものであれば相談も無いが、獣医に掛かっているのに症状が治まらないケースに相談が多い。

何の病気もそうなのだろうが、体が困るような食事を与えていなければ大きな病気にもなる事は無いだろう。遺伝性疾患だって親の時代から(またはもっと前から)きちんとした食事を与えられていればそういう病気も出づらいのではないかと思う。

食事と言っても人

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ちょっと待って、「すぐに病院」

ちょっと待って、「すぐに病院」

愛犬に体調に変化が起こると獣医にかかるのは当たり前だし、飼い主として「愛犬の命を守る」という意味でも怠ってはいけない事である

最近の獣医は私から見ても過剰な治療が多いと感じる事がある
診察して原因のわからない咳に「咳止めのくすり」と「炎症止めの注射」と言われた経験があるが、私は注射を断った
診察中にレントゲンを見て、「見た限り炎症は無いんですよね」と言ったのに炎症止めの注射をするという
もちろん

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皮膚炎になる犬の傾向

皮膚炎になる犬の傾向

トリマーを長い事していると色々病気の傾向が分かる事がある。

最近多い皮膚炎もそのうちの一つだ
ハッキリした原因は正直分からないけれど、私の経験上はこんな感じだ

①皮膚炎になりやすい犬種がいる
→コッカー、柴犬、短吻種(シーズー、パグ、フレンチブルドッグ、ペキニーズなど)など
(あくまでもトリミング上見てきた犬種を記載している)

②繁殖上の個体の弱さ
→これは一般の飼い主さんには分かりづらいの

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病気になってからでは遅い・・・

27年間、トリマーをしてきて思う事・・・

病気になってからでは「遅い」という事
「遅い」とは、
食事を変えるのも、
しつけを入れ直すのも・・・。

病気の症状に悪影響を及ぼしているように見えてしまう事があるからだ。
例えば、下痢ももしかすると体が良い方向に転換する手前の症状かもしれないが、病気があると悪化にとらえてしまうケースも出てきてしまう。
そうなると、体の変化をさせたく無いからその食べ物を

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飼い主がいても・・・

飼い主がいても・・・

写真のミニチュアシュナウザーのビクターは3~4か月おきにトリミング。
いつも左の写真の様な毛玉だらけで来店する。

ビクターは子犬の時からお店を利用してくれているのだが、何しろテンションが異常なほど高い子だった。
おまけに飼い主は60代位のお父さん、ひとり?!(まともな仕事をしている感じではない。金銭的にはかなり余裕があると感じる)
何しろ、何を伝えても暖簾に腕押しで反応がない・・・。
反応が無い

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伝わらない・・・

伝わらない・・・

写真の二匹の犬は同じ年。現在8才。

今から6年前2才の時に時を同じくしてお店の利用が始まった。
その時から、双方のワンちゃん共に「アトピー」の診断を受けていて同じような薬を飲ませていた。
(*飼い主同士が知り合いとかいう訳ではない)

皮膚炎の出方は双方ともに違う感じではあったが、どちらかと言うとフレンチブルドッグのゴンちゃんの方が酷かった。

それまで、皮膚炎は見続けてきていたから先ずは飼い主

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シャンプーの目的

シャンプーの目的

今まで、シャンプーを選ぶ基準は
「トリミングをご利用のワンちゃんの殆どがトラブルが出ない事」
が一番だった。

でも、周りに皮膚炎の子が多くなり、投薬しても完治するケースを見る事はなく、むしろ薬漬けにされて最悪副作用で病気になるケースを嫌と言うほど見てきた。

今から数年前、何故?皮膚炎になるのか?を勉強すると、皮膚の上には常在菌がいるが何かの理由でバランスが崩れ痒みを伴うマラセチアなどが増えてし

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雨の日のトリミング

雨の日のトリミング

今日、朝から雨!!
トリミングの予約は入っていた。

雨の日…、
トリミングの後にどうしてもトイレの為に外に出なければならない子を考えると「雨の日キャンセル」は致し方無いと思うのでお店でもキャンセルを受け付けている。

今日もそんなキャンセルが出るかな?と思っていた。

すると、1本の電話が…。

「今日、雨だからね〜」
「キャンセルされますか?」
「どうしようかしら…」

意思が決まって連絡が来

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