Nat 📍🇬🇧

こんなにもたくさん、言葉にできないことがある。だがら、お洒落が好き。イギリス南部の港町…

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こんなにもたくさん、言葉にできないことがある。だがら、お洒落が好き。イギリス南部の港町で一人暮らし。ブランドマーケティングの仕事をしています。 29歳

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イギリス在住独身ほぼ30歳女子の(イタイとこだらけの)ダイアリー始めます。

 そもそも自分にこれだけの修飾語を付けてるところが、元20代若手女子としてはまずイタイ。けれども、そうでもしないと本当にただの人間であって、人生とは修飾語集めと言…

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大切な人ができたせいか、
一年前に特になんとも思わなかったクリスティーナ・ロゼッティの詩にグッと来ている。ただ単に詩を読める精神状態なのかも。Tateが出してる”Dreams of Love”がよいです。

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イギリスに来てから毎日クララ。今日はお日さまが元気だったので私も絶好調です。

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日本から持ってきた器と台所道具

お茶碗と汁椀 お茶碗は一時帰国した時に中川政七商店でイギリス用に買ったもの。日本でずっと使っていたものは思い入れがありすぎて、引越しパックには入れなかった。茶碗…

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好きな人と、湖水地方に行く

 私が生まれた時、お母さんがその年のピーターラビットの食器セットを買ってくれて、私はそれで育った。(妹も生まれた年に買ってもらって、姉妹でそれぞれ違う柄の同じセ…

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エジンバラのイケてるインディーアパレルのお店で友だちと買い物中に、これでコンビニ行ける!の感覚で、I can go to Tesco in these って言ったら広く共感を得ました。Japanese Fabric でMade in Portugal はかっこよすぎです。買った。

2

ぴかりんずとけいぴぴにハマってるんだけど、「アド変」がじわじわ来てる今夜。平成帰ってこないかな。平成、気楽で平和だったな。

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Taylor Swift “Peace”のいい和訳が転がってなかったので訳しました。

イディオム、韻、対比、ちょっとしたスラングがシンプルなストーリーにつめこまれてますね。気づいたとこは太字にしました。個人的見解と、意訳を添えました。泣けますね。…

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我ながら悲しい小説の世界を生きてるみたいだ。

 『悲しみよこんにちは』と『ボヴァリー夫人』。どの時代もフランス文学にはハッピーエンドは用意されていない。『Emily in Paris』のLucも言ってた、悲劇こそ人生のドラ…

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イギリス湖水地方が舞台の名曲 “The Lakes” の意味がわかって泣いている。

 テイラーがインスタグラムに投稿した、『The Tortured Poets Department』の歌詞と思われる投稿がThe Lakesにつながりそう、と思ってシャワーを浴びながら何の気無しに聴…

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明日は職場のCreative Production Team(自分のチームではない)とNacho Thursday Lunchなんだけど、イギリス人だけの職場でこうやって仲間に入れてもらえて嬉しいなぁ。一年かかってようやく身内認定されてきた感あるよ〜💐

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Poor Thingsを『哀れなるものたち』と名づけた人はえらいなぁーって感動してる。おやすみなさい。

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29歳、いつまで女子でいられるのか問題。

 『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』、読んだことあります? ジェーン・スーさんは最高ですね。私はですね、一生女子でいたいのですよ。本を読んだ人だけの内輪ネタ…

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自己肯定感なんていらない、ウチらには禅がある。

 日本人らしさ、日本らしさ、みたいな言葉が若い時は大嫌いだった。社会人になってやっと仕事やそこで出会った人を通して、日本ならではの「美徳」を学んで、今はなぜ日本…

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大晦日、お洒落してひとりでロンドンへ観劇に出かけたら。

 ひとりで過ごす大晦日、アイコニックな1日にしたくて思いついたのがピカデリーサーカスの赤い照明か印象的なクラシックな劇場でムーランルージュを観ること。働いてる会…

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イギリスの水はおいしくないけど、紅茶を格別においしくする。

 これまでずっとコーヒー派だった。砂糖もミルクもなし、深焙りをブラックで。それがイギリスに来てからはすっかり家でコーヒーを飲む回数が減った。なぜかと言うと紅茶が…

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イギリス在住独身ほぼ30歳女子の(イタイとこだらけの)ダイアリー始めます。

イギリス在住独身ほぼ30歳女子の(イタイとこだらけの)ダイアリー始めます。

 そもそも自分にこれだけの修飾語を付けてるところが、元20代若手女子としてはまずイタイ。けれども、そうでもしないと本当にただの人間であって、人生とは修飾語集めと言っても過言ではないと思う29歳なのです。それはまるでクリスマスツリーの飾りつけのようで、普段は気にも留めないけれど、その季節が来るとセンスいい飾りで満ちたツリーと埋め合わせのツリーとの差は一目瞭然なのです。私だって味と重厚感のあるツリーに

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大切な人ができたせいか、
一年前に特になんとも思わなかったクリスティーナ・ロゼッティの詩にグッと来ている。ただ単に詩を読める精神状態なのかも。Tateが出してる”Dreams of Love”がよいです。

イギリスに来てから毎日クララ。今日はお日さまが元気だったので私も絶好調です。

日本から持ってきた器と台所道具

日本から持ってきた器と台所道具

お茶碗と汁椀

お茶碗は一時帰国した時に中川政七商店でイギリス用に買ったもの。日本でずっと使っていたものは思い入れがありすぎて、引越しパックには入れなかった。茶碗くらい買えるだろうと思ってたけど、まあないよね。このお茶碗のスリップ技法は確かイギリス生まれ。キッチンにも馴染んで気に入っている。汁椀は湯布院に旅行したときに見つけたもの。こちらもよく馴染んで、お茶碗ともマッチするから重宝している。スープ

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好きな人と、湖水地方に行く

好きな人と、湖水地方に行く

 私が生まれた時、お母さんがその年のピーターラビットの食器セットを買ってくれて、私はそれで育った。(妹も生まれた年に買ってもらって、姉妹でそれぞれ違う柄の同じセットを持っていた。今思うと素敵だな。)お母さんがピーターラビット好きだったこともあって、絵本のセットはもちろんマクレガーさんの家を模した飛び出す絵本とか、いろんなグッズがあったのを覚えている。お気に入りの物語は、ダントツ「モペットちゃんのお

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エジンバラのイケてるインディーアパレルのお店で友だちと買い物中に、これでコンビニ行ける!の感覚で、I can go to Tesco in these って言ったら広く共感を得ました。Japanese Fabric でMade in Portugal はかっこよすぎです。買った。

ぴかりんずとけいぴぴにハマってるんだけど、「アド変」がじわじわ来てる今夜。平成帰ってこないかな。平成、気楽で平和だったな。

Taylor Swift “Peace”のいい和訳が転がってなかったので訳しました。

Taylor Swift “Peace”のいい和訳が転がってなかったので訳しました。

イディオム、韻、対比、ちょっとしたスラングがシンプルなストーリーにつめこまれてますね。気づいたとこは太字にしました。個人的見解と、意訳を添えました。泣けますね。一箇所以外は、一文ずつ対で訳しています。ではどうぞ、気になるとこあったらコメントでお知らせくださいませ。

“Peace (ピース)” Taylor Swift /テイラー・スウィフト

Our coming-of-age has come

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我ながら悲しい小説の世界を生きてるみたいだ。

我ながら悲しい小説の世界を生きてるみたいだ。

 『悲しみよこんにちは』と『ボヴァリー夫人』。どの時代もフランス文学にはハッピーエンドは用意されていない。『Emily in Paris』のLucも言ってた、悲劇こそ人生のドラマであり真髄だと。フランス人は “c'est la vie” と言って、受け入れて歩くんだ。そんな実らない愛の物語には、違った輝きがある。

 なぜ、そんなことを考えてるかと言えば、気にもとてめてなかった、ものすごく近くて遠

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イギリス湖水地方が舞台の名曲 “The Lakes” の意味がわかって泣いている。

イギリス湖水地方が舞台の名曲 “The Lakes” の意味がわかって泣いている。

 テイラーがインスタグラムに投稿した、『The Tortured Poets Department』の歌詞と思われる投稿がThe Lakesにつながりそう、と思ってシャワーを浴びながら何の気無しに聴いてみたら、今まで気にも止めてなかった一節が妙に気になる。

 『オーロラと、悲しい散文、そして私の裸の足をつたってウィステリアが育つのをみていたい。なぜって長い間動かずにこの場所にいて、あなたにそばに

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明日は職場のCreative Production Team(自分のチームではない)とNacho Thursday Lunchなんだけど、イギリス人だけの職場でこうやって仲間に入れてもらえて嬉しいなぁ。一年かかってようやく身内認定されてきた感あるよ〜💐

Poor Thingsを『哀れなるものたち』と名づけた人はえらいなぁーって感動してる。おやすみなさい。

29歳、いつまで女子でいられるのか問題。

29歳、いつまで女子でいられるのか問題。

 『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』、読んだことあります? ジェーン・スーさんは最高ですね。私はですね、一生女子でいたいのですよ。本を読んだ人だけの内輪ネタにはなりますけども、私はピットインの時の迎え方も入り方もプロでありたい。これからも世界中から値の張るかわいい食器を1つずつ集めたいし、実用性ゼロの服を着て、まったく妥当とは思えない値段の香水を纏ってデートに行って、時々ちょっと贅沢なごはんを

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自己肯定感なんていらない、ウチらには禅がある。

自己肯定感なんていらない、ウチらには禅がある。

 日本人らしさ、日本らしさ、みたいな言葉が若い時は大嫌いだった。社会人になってやっと仕事やそこで出会った人を通して、日本ならではの「美徳」を学んで、今はなぜ日本的なものが“クール”なのかを知っている。その話は今度にするとして、ここではみんながよく言う「日本人の心」の私なりの解釈を書いておこうと思った。(ナショナリストでも愛国者でもないので心配しないでねぇ!)

自己肯定感はいるのだろうか、という問

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大晦日、お洒落してひとりでロンドンへ観劇に出かけたら。

大晦日、お洒落してひとりでロンドンへ観劇に出かけたら。

 ひとりで過ごす大晦日、アイコニックな1日にしたくて思いついたのがピカデリーサーカスの赤い照明か印象的なクラシックな劇場でムーランルージュを観ること。働いてる会社のロンドンオフィスの近くで、行くたびにいつか観たいと思っていた。オンラインチケットを買った瞬間、俄然やる気が出て、当日までの2週間で思いっきりドレスアップする準備をして、大晦日は自分のやりたいことをして過ごすことに決めた。

 思い描いて

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イギリスの水はおいしくないけど、紅茶を格別においしくする。

イギリスの水はおいしくないけど、紅茶を格別においしくする。

 これまでずっとコーヒー派だった。砂糖もミルクもなし、深焙りをブラックで。それがイギリスに来てからはすっかり家でコーヒーを飲む回数が減った。なぜかと言うと紅茶がおどろくほどおいしいのだ。イギリスに引っ越してすぐ会社が借りてくれたホリデーハウスで始まった紅茶習慣。「何これ、すでに私イギリスかぶれ?」とも思ったのだけど、今まで出張で来た際に買いだめた紅茶を日本で飲んでいたのとは確実に何かが違う。

 

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