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『天才はあきらめた』山里亮太著 ー人生に効く名言盛りだくさんのバイブルー
自己否定は努力をやめる言い訳でしかない。
今や天才芸人とも言われる南海キャンディーズの山里亮太さん。
大女優の蒼井優と結婚し、順風満帆の人生にも見える彼だが、そこには地獄のような努力の日々があった。
自分の醜さも交え、死にものぐるいで笑いのために奮闘する芸人としての人生を綴った自叙伝。人生に効く名言盛りだくさんのバイブルです。
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つい諦めてしまいそうになることがある。
大きな失敗
『坂下あたると、しじょうの宇宙』町屋良平著 ー芥川賞作家が描く現代詩案内ー
頭の中にあるものを外に出したいと思うときってありませんか?
例えば本を読んでいると、ある1文がふと現れて、自分の感情をぐわーっと頭まで押し上げてしまうような瞬間。
「どういうことだ?」
「ああ、こういうことかも!」
「そういえばこういうことあったな」
「あれでも、このパターンだとこういう考え方もできるな?」
「うーんわからん!」
みたいな。
目は次の文を追いつつも、全然違うことを考えてしまっ
読書感想『成瀬は天下を取りに行く』宮島未奈著 ―なんでもやってみようと思える元気がもらえる1冊―
いつから結果を気にして何もできなくなったんだっけって思う。
大学受験で自分の限界を知ったから?
社会人になって意味のないことより、結果だけを求めてしまうようになったから?
結果を残せるかわからないけど、やりたくなったからやってみようって思えなくなったのは何が原因だったんだっけ。いや、原因なんてなくて、いろんなことの積み重ねなのかもな。
最近は何かをやろうと思うと、いつもできなかったことばかり
【読書コラム】忙しない日々にゆっくりとした時間と温かいスープを
”昔の時間は今よりのんびり太っていて、それを「時間の節約」の名のもとに、ずいぶん細らせてしまったのが、今の時間のように思える”p50
今年ももう残すところ半年となり、その残りの第一歩である7月ですらすでに終わろうとしている。
今年は例年より時間の流れが早いように感じる。それも一度は終息の影を見せたが、また姿を大きく晒しだしている疫病のせいでもあるのだろう。
今までとは打って変わる生活様式に適
後悔ばかりを思い出してしまう自分へ『ボクたちはみんな大人になれなかった』
後悔をなかったことにするためには2種類のアプローチ方法がある。
1つ目は後悔を塗り替えること。
悔やんだことをもう一度行い、成功させることによって後悔そのものを良い記憶としてアップデートさせる。
2つ目は忘れてしまうこと。
過去の後悔ではなく、今ある幸せに目を向けて、悔いが頭を締めるスペースを極限まで減らす。
とは言ったものの、後悔をなかったことにするのはなかなか簡単じゃないし、それ相応の努