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記事一覧
#018 「読んでいない本について堂々と語る方法」所感
視点が面白い書籍だったのでシェアです!
著者は大学の教授です。日頃講演する中、さまざまな書籍について「教授なら当然読んだことありますよね」というプレッシャーを感じています。また、読んだことのない書籍についてコメントを求められる場面に多数遭遇し、ついに「読んだことのない書籍について堂々と語る方法」を体得されたのです!
何が知りたかったか
私は、本を読むというのはどういう状態なのか知りたかったの
#019 倫理の「なぜ〜してはいけないのか」を追求する
倫理学についての思考ゲームとして考えさせられた本があったので、紹介します!
本のタイトルに怖い印象を受けますが、「ダメなものはダメ。なぜダメなのだろうか」を掘り下げて行く趣旨の書籍で、倫理的にダメとされる行為を推奨する書籍では決してないのでご安心ください。
この本は、古代から問われ続けている10もの難題に力の及ぶ限り答えを与えていく内容となっています。特に面白かった点は、質問そのものではなく、
#003「営業の赤本」〜どう売るかではなく、なぜ買うのか〜
目から鱗の内容だったのでシェア!
手に取ったきっかけ竹葉さんの投稿がきっかけで読んでみたいと思った1冊です。「どう売るか」ではなく、「なぜ買うか」に着目した良書です。
ジェフェリー・ギトマーさんってこんな人著者の写真があったほうが内容への興味やイメージも湧くので掲載します。ユーモアがあり、かつ文才もあるので非常に読みやすい一冊。2時間くらいで通読できますが、折に触れて繰り返し読んでみたいと思い
「征服されざるもの」モーム
モームの短編集の中でもスリルのある作品だった。タイトルの意味を最後のページで知った。勝利したドイツ軍のハンスと敗北したフランスの農家の娘アネット。戦争していた国同士のこういう婚姻関係って実際どれくらいあったのかはわからないけども、現実的な生活面を考えて「征服」されちゃう人が多いと思う。小説には描かれていなかったけれど、その後のアネットは生活面は貧困で両親にも嫌われ、短命に終わるにせよ精神は自由のま
もっとみる「マウンティングは楽しむもの」目次だけ読んだ感想
目次がまず最高に面白い「マウンティング」という言葉には嘲笑するニュアンスが強いのでどうしても嘲笑のニュアンスに引きづられてしまうけれども、マウンティングと捉えられる発言は日常のあちらこちらに転がっている。意識していようとなかろうと。ある意見を発したら、それは何かしらのマウンティングと捉えられてしまう可能性が高いのだ。「私はフルーツが好きです」という普通のセリフも、「マウンティング」という言葉が脳内
もっとみる1984を読んでみて
自分で書くあらすじネタバレはたくさんあるのでちゃんと読みたい人は注意です!
1984は、三部構成になっている。
第一部では、ビッグブラザーによる社会統制の様子が主人公ウィンストンの目を通じて描かれている。第二部では、ウィンストンはジュリアと出会い、生を謳歌しつつビッグブラザーによる支配から抗おうと画策する。そして第三部では、ウィンストンは投獄されるが、精神世界は支配させまいと抵抗していく。。。