風の時代とエントロピー
「風の時代」とよく聞くけれど
風の時代という言葉を、
最近よく耳にするかと思います。
しかし、実際に何のことかよくわからないという方もいるでしょう。
どのような時代になるのか?
私たちの生活はどのように変化するのか?
抽象的過ぎて分かりづらいものです。
風の時代については、様々な解釈がありますが、
今回は風の時代とエントロピーについて考察してみます。
エントロピーとは?
まず、エントロピーという聞き慣れない言葉について解説します。
エントロピーとは、
物理学の用語で、乱雑さ、無秩序さを表すものです。
バラバラであればあるほど、エントロピーが高いということです。
例えば、
水蒸気は氷よりも水分子がバラバラに動いているのでエントロピーが高いです。
また、学校の集会などで生徒が整列している状態は、エントロピーが低く、休み時間で生徒が各々で遊んでいる状態は、エントロピーが高いということになります。
私たちの生きる世界は、
エントロピーが増加していく流れがあります。
これは、直線に増加するのではなく、波のように上下を繰り返しながら、平均値が増加していくという特徴があります。
形のあるものが生まれ、
それが壊れるという循環を繰り返しながら、
よりバラバラになっていくのです。
例えば、
形があるものは絶対に壊れます。
石はどれだけ固くても時間が経つとやがて砂になります。
学校の集会でも、
どれだけ教師が整列させようとしても、
生徒はだんだんと我慢できなくなってバラバラになっていくでしょう。
このように、
私たちの生きる世界は、
秩序が強化される段階と無秩序になっていく段階を交互に繰り返しながらも、
平均的に無秩序になっていく性質があります。
よりバラバラになる段階
そして、風の時代とは、
より無秩序になっていく段階だと言えます。
物質から精神への時代、
形あるものから形のないものへ、
集団から個人へなど、
様々な風の時代に対する考察がされますが、
それらの共通項を探してみると、
「バラバラになる」ということが言えます。
「バラバラになる」とは、エネルギーが増加していると言い換えられます。
例えば、氷と水、そして水蒸気を比べてみると、
熱(エネルギー)を加えると氷→水→水蒸気の順で状態変化していきます。
つまり、水蒸気が最もエネルギーが高いということになります。
エネルギーが高いと水分子はバラバラになってきます。
氷は形を持っていますが、水蒸気は水分子が自由に動き回っていて形を持ちません。
このようなことがあらゆる物事に色濃く反映されていくのが風の時代です。
会社よりも個人が力を持ったり、
情報も機密が徐々に公開されていったり、
国の権力からの自由を求めて村づくりの風潮が広まったり、
囲い込むような形を持った状態から自由にバラバラになっていくということがあらゆる場面で起きます。
テレビなどのマスメディアからYouTubeやSNSに力が移っていること、
大企業や政府、国の機密が暴露されていること、
これらは風の時代、エントロピーが増大することにより形を維持できなくなった結果起きたことです。
災害によって、中央集権の象徴である大都市が破壊される可能性が高まっています。
これも無秩序さを増大させる世界の流れと言えるでしょう。
1箇所に人間がまとまっているというのは秩序がある状態で、
人間が分散して様々な場所に住んでいるというのは、
より無秩序さが高い状態。
つまり、エントロピーが高い状態と言えるからです
エントロピーが増大している結果置きている物事には色々と覚えがあるか思いますが、
連続してこれらのイベントが起きていることには意味があります。
私たちの営みは世界の流れに沿ったものだからです。
エネルギーが増えている
その要因は、
私たち一人一人のエネルギーが上昇しているということが言えます。
これは次元上昇、アセンションとも言われますが、エネルギーが増大した結果の一つの側面としてバラバラになっていくのです。
別記事「次元上昇って何?」で、
1つの運命にしばられるのではく、
色々な運命を選択できるようになることが次元上昇。
と述べましたが、
これも1つの決まったものから、
バラバラに別れた世界線を認識し、
それらを移動できるということになったということになります。
エネルギーが増えると行ける場所が広くなるのは、徒歩より車、車より飛行機という移動手段を考えることと同じです。
これも移動する場所の可能性がバラバラになると言えるでしょう。
私たち個人の行動指針としては、
エネルギーが上昇しているので、
特定の型に合わせ、
じっとしているというのが難しくなります。
決まったレールに乗っていくというのが、
より苦痛になっていくのです。
自分を解放してエネルギーを世界に循環させる必要があります。
そうしないと不調が起きるでしょう。
エネルギーが供給されているのにそれを発散しないと爆発してしまいます。
水の温度を上げていくと、
鍋のふたはガタガタします。
もし空気穴がなければ
水蒸気がふたを押し上げ、鍋の外に飛び出すでしょう。
つまり、
やりたいという直感を素直に表現し、
世界に自分を発信する必要があるのです。
それはどんな形でもよく、人それぞれの形があります。
大地のように形があるものから、
風のように形がないものが台頭していく段階なのです。
これは世界の大きな流れで、この流れに乗っていくか、逆らっていくかで、私たちは物事がうまくいくのか、難しくなるかが分かれます。
もしも判断に迷う際には、エントロピーが高いのはどちらかという選び方をしてみると良いかもしれません。
具体的には、集団より個人、閉塞より開放、物質より精神、といったところです。
あなたの直感は、風の時代の特性に沿ったものを目指しているのではないでしょうか?
もしそうなら、その直感を信じて流れに乗ってみることを提案してみます。
スイスイ物事が運ぶでしょう。
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