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京都はんなりnotes

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京都人が京都に関するおすすめnote記事をまとめたマガジン。
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#エッセイ

京都旅はいつも真冬

京都旅はいつも真冬

2023.1.20

京都へ一泊二日の誕生日旅行。去年みたく鎌倉でしずかに過ごすのでいいなと直前まで思っていたのだけれど、昨年末から和泉式部や清少納言の書いたものを読んできてふと、千年も昔の京都で彼らはそうしていたんだよな、書くことに情熱を注いだ人たちのかけらに触れてみたいな、今年は本をつくりたいと思っているし、と思ったのだ。

そうでなくても京都はなぜかとくべつな街で、行けば毎回といっていいほど

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写ルンですが教えてくれた、とりとめのない日々を愛すること

写ルンですが教えてくれた、とりとめのない日々を愛すること

京都にプチ定住をはじめてからはや2ヶ月が経とうとしている。もう6月に何をして何を考えていたかなんて、忘れてしまっている。「感情を味わう」をテーマに生きている私にとって、「そのとき何を感じていたか」を忘れてしまうことは、何よりも悲しいこと。

だからこそ、どうにかして感情を思い出すきっかけを作ろうと毎日日記を書いてみたり、こうやって3日に1回noteを更新したりしているのだけど。もっと、こう視覚的に

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旅する私のお気に入りのブックカフェ

旅する私のお気に入りのブックカフェ

ブックカフェが好き。本を読むのが好きだし、コーヒーを飲むのも好き。静かな空間が好きだし、ひとりの時間が好き。

こころゆくままに本を楽しむ時間ブックカフェ、ここでは厳密な細かな定義は設けずに「カフェという空間でありながら本を読める場所」ということにする。

こういう空間は、必ずと言っていいほど静かである。むしろ「話す目的でのご来店は遠慮しています」と書かれていることも。私はその表現を見るたびに、ほ

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京都・南禅寺の水路閣。下から見るか上から見るか。

京都・南禅寺の水路閣。下から見るか上から見るか。

南禅寺の水路閣。

南禅寺のいわゆる和風ど真ん中の景色に、西洋風レトロな建築物の水路閣がなぜだか見事に溶け込んでいる、何ともユニークなスポット。紅葉シーズンに訪問する予定の方もいるのでは?

今回は、水路閣のもうひとつの楽しみ方についてご紹介します。

◇明治初期に急にさびれた京都そもそもどうして、こんな水路閣が作られたのか。すっかり忘れてしまったので、改めて調べてみました。

江戸から明治に時代

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京都人がリピートする美味しいもの5選

京都人がリピートする美味しいもの5選

「旦那さんの実家が京都」と言うと、京都好きの方は大体「京都の美味しい店、教えて」と聞いてくれます。

生粋の京都人が愛用するのは、ズバリ長く続いているお店です。こんな格言もあるそうです。「人気のある飲食店の法則。大阪では安い店、東京では新しい店、名古屋では量の多い店、京都では歴史の長い店、神戸では本当に美味しい店」。これは神戸の人の格言で、京都のくだりはいわゆる皮肉なんですが、いずれにしても「京都

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