マガジンのカバー画像

🚶人生雑感🚶

19
日々のこねこね✦誰あてでもないけど誰かに届いたら嬉しいひとりごと
運営しているクリエイター

記事一覧

東京大学に入って思うこと(二回目)

東京大学に入って思うこと(二回目)

東大生になりました。
noteに書いたことはなかったけど、二度目。文学部修士課程です。

2018年に学士を卒業したとき、
「研究などということは二度としたくならないだろう」
と思っていました。
卒論レベルでも伸し掛かる自分の力不足、期日への焦り。
やることを上から決めてもらえる社会という機能に、有り難さすら感じながら卒業したはずでした。

結果はまあ、社会には社会のつらさがあった。

自分は思っ

もっとみる
満足する才能がない

満足する才能がない

満足するのが下手すぎる。

自分とか周りのことは好きなのだが、いつも現状で満足していられない。
気がついたら壁に向かって走り出して、ぶつかって高速で転ぶ。テンションが転がり落ちてしくしく泣きはじめる。
周りに「不器用」と言われる。謝りながら数日後にはケロッとしていて、でも挫折経験は覚えている。

そんな自分が苦しくて、でも、総合的にはわりと好き。

最近も盛大に飛び込んでぽっきり折れて、もう嫌とめ

もっとみる
やさしさって不要なのではないか【雑感・漫画感想】

やさしさって不要なのではないか【雑感・漫画感想】

最近ずっと勝てない迷いの話。
あと『青野くんに触りたいから死にたい』がおもしろい。

私はずっと優しい人が好きで、優しくなるためにがんばってきた。
じぶんが優しくないからそう思うことだ。

けれど、優しいことにどれだけ意味があるのだろう。
『青野くん〜』作者の椎名うみさんは、自分の答えを持ってる気がする。だからそれを待って読んでる。

*

小学生の時、クラスで避けられている生徒がいた。
私はその

もっとみる

知っていることが増えることでより善に近づく人でありたいねぇ

いい人ってなんだ【記録・雑感】いい人すぎるよ展レポ

いい人ってなんだ【記録・雑感】いい人すぎるよ展レポ

デザインチーム「entaku」主催の、展示「いい人すぎるよ展」「やだなー展」にいってきた。

「いい人」という言葉から想起する様々が面白かったので、二展示合わせてレポを書きます。

……

いい人って、なんだ?
誰が決めるんだろう?
何をしたらいい人ってことになるの? それってホントにいいことなの?

そんな小賢しい疑問が、私の出発点。

たぶん、私たちは、この展示を見て、「いい人」を決めてしまう

もっとみる
写真を通して世界に出会ったこの一年のこと【記録・雑感】

写真を通して世界に出会ったこの一年のこと【記録・雑感】

「#写真が好き」の募集が始まって、喜び勇んだ。語りたいことがすぐに湧いてきたからだ。

私は撮る側ではなく、写真をもっぱら観る側である。
日常や旅行記は撮るけれど、本格的にカメラをそろえたり、構図に凝っている人ほどは関心がおよばない。

それでもこのテーマで書きたかったのには、理由がある。
「写真」の世界がどれだけ魅力的か・おもしろいか、私はなんとこの「たった一年」で気づき、より深く出会い直してほ

もっとみる
【記録・雑感】インターネットシーンを通じて音楽を好きになった話

【記録・雑感】インターネットシーンを通じて音楽を好きになった話

そんなに音楽を好きでない期間が長かったと思う。
正確には、自発的に好きではなかった。

小学生時代、楽器の習い事をしていた。
教科書の楽譜なら抵抗なく読める、くらいの理由で、積極的に音楽に取り組んでいた。

中高時代、世はAKB48やジャニーズグループをはじめとするアイドル戦国時代だった。
どこかのグループのファンなのが当たり前で、「嵐だと誰が好き?」がコミュニケーションの一部だった。

そんな中

もっとみる

かつては人の評判をいちいち調べないとこの本が面白いのか、この店が美味しいのか分からないことが私にもあった それを自覚して脱却したことに人生の足跡を感じる

【雑感】人の手が人を支えると信じたいMIU404とか事件とかの話

【雑感】人の手が人を支えると信じたいMIU404とか事件とかの話

ふと元気がなかったので、ツイッター(現Xだが私はまだ慣れるまでツイッターと呼び続けている)で以下の感じで募集した。

それに対して10人ぐらいから返事が来た。

私の好きなイラストレーター紹介します

好きなスカーフブランドの欲しい商品送りますね

バターを塗られるパンの絵(顔がある)

ニ頭身でてちてち歩くいきもの(結構強い)

ネコ型ポーチ

推しが推しの誕生日にこれをプレゼントする幻覚あげま

もっとみる
人文学は世界に必要か

人文学は世界に必要か

note創作大賞にエントリーしようと思ったら期間が終わってた。へけっ。
だけどきっと創作大賞にふれるような人にとっては身近で、私にとっては、たくさんの人の目に留まったら嬉しいと思う話だ。

そのためちょうどいいと思って、國學院大學さんのタグを借りました。
私の学び直し。私が人文学についてここ数年真面目に考えて、学んだり先に進んだりしたことの記録です。

なお、この記事はいつもの27歳の若造が書いて

もっとみる
「人文学は世界に必要か」のレスポンス

「人文学は世界に必要か」のレスポンス

ハロー世界。

人文学を世界に活かす方法について考えた、私の前記事に頂いた色々なレスポンスが結構面白かったので、紹介させてほしい。

全然関係ないけど……知ってる人いる?
前回のヘッダー写真は京都にある、大正時代の公立小学校・立誠小再現室。
小学校揃えということで、映画「二十四の瞳」の苗羽小を持ってきました。名作でだいすき。

1.要・不要思考は不要頂いたレスポンス(note内に留まらず、Twit

もっとみる

自分の記事について考えてたんだけど、「文学部は不要じゃないか」っていちばん言うのって、文学部に行きたくて諦めた学生自身や、やってる人の「否定のための枕詞」そのものだった気がする。自分で葛藤があって、人の声を内面化し続けていたんだろうな
https://note.com/light_jacana761/n/n383043de0f9b

うれしいこと 思ってもいなかった知らない人と心の交流が生まれること きっと世界では知られていない素晴らしい人と出会うこと そのことに世界を感じること

自分を好きになれって言われてそれができたら苦労しないじゃないですか

自分を好きになれって言われてそれができたら苦労しないじゃないですか

どうもこんにちは。
最近、「自分を好きになる」という世界的難題の、意識低めな代替手段を見つけてしまい、ハッピーなのでシェアハピします。

私の場合は、自己肯定の前に自己分解だった。

というか長期戦でそれが個人の問題じゃなくなってほしい。

こんな感じ。

課金記事ですが、上記の説明は先に全部書くので、問題なく全部読んでもらえるんじゃないかなと思います。
課金部分は私の個人的な独白。この人も苦労し

もっとみる