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映画感想

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新旧問わず、映画館で観た映画の感想を書いています。 あくまでも個人の主観なので悪しからず。
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2018年7月の記事一覧

途中、『海猿』かなって思った『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』

面白いです。普通に。
ドラマ版が好きだった人なら間違いなく楽しめる。
安定感ある。

まあ、ドラマは1時間に1エピソードなところを、
今回は2時間の中にいくつか詰め込まれている形で、
でもどれも「想いを伝える」というテーマに、
わかりやすく沿っているので、非常に見やすかった。

どのエピソードが刺さるかは人によるだろうけど、
僕は新田真剣佑とかたせ梨乃が感動した。
特にかたせ梨乃は、最初B級ホラー

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インスタに子供の写真を載せるような感じだった『未来のミライ』

設定が超絶好きでした。これ。

個人的な話で恐縮ですが、
昨年、一昨年と母方の祖父母が亡くなって、
特に祖母にはけっこうかわいがってもらってたから、
家から徒歩1分ぐらいのところに住んでいたにも関わらず、
全然会いに行かなかったことを後悔してるんだけれど、
最近、じーちゃんやばーちゃんが昔どんな人で、
何を考えていたのかっていうことを考えることが多くなって、
そんな状態だったから、
未来の妹だった

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やり直して欲しい『BLEACH』

佐藤信介監督のマンガ実写化映画は、
最近だと『亜人』や『いぬやしき』がけっこう面白かったので、
今回の『BLEACH』もちょっと期待していた。

が、それは見事に外れることとなった。

前述の2作品は、原作を一切読んでいなかったので、
純粋に初めての作品ということで楽しめたのだろう。
でも『BLEACH』は違う。
原作を全巻読み、とても好きな作品だった。
だからこそ、無意識のうちに原作と比べてしま

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ワールドではなくハウスだった『ジュラシック・ワールド/炎の王国 』

懲りない人間シリーズ第5弾である(笑)
いやだってね、1993年の『ジュラシック・パーク』から、
何回同じことやってんのって。
恐竜を甦らせて、手に負えなくなって、命が危険にさらされてるのに、
また恐竜を甦らせて、、、って。

ただ、今回は、前作のジュラシック・ワールドのある島で、
火山の噴火が発生したため、恐竜たちを保護しようとするはじまり。
その点、これまでのシリーズとはやや異なる感じだったか

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おっさんからしたらその若さそのものが虹色に見えた『虹色デイズ』

やや予想を裏切られた(笑)
キービジュアルが男4人だからさ、
男同士のくだらなくも熱い青春物語かと思ったらさ、
ただカップルが3組できる普通の青春群像劇でやんの。
男臭さはほぼない、ふっつーの異性間交流。
ラストとかもはや茶番(笑)

時間の使い道が恋愛しかない、若さ爆発の青春純愛映画。
いや、いいよ、高校生のときってこんな感じだったし。
もはやあのキラキラした生活そのものが、
おっさんからしたら

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仕事か趣味か女か友達が大事だと思った『終わった人』

いいお話でした。

定年してなーんもやることなく日々惰性で生きていた舘ひろしが、
ひょんなことから仕事や女や趣味が復活して再び元気を取り戻す、、、
かに見えたけど、また失意のどん底に落ちて、、、って話。

笑えるし、泣けるし、普通に面白かった。
定年退職した翌日から毎日暇そうで、
映画見るなり、友達と飲むなりすればいいじゃんって思うけど、
仕事人間だった人って、それがなくなると、
本当にやることが

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ババアの嫉妬甚だしい『女と男の観覧車』

久しぶりに見ました。ババアの嫉妬。
すごいよ、ケイト・ウィンスレット。
いいキャラしてる。

ケイト・ウィンスレットは再婚して、
自分の連れ後と二番目の夫と3人で生活しているのだけど、
そこにその再婚相手の前妻との娘が急にやってきて、
「マフィアの旦那の元から逃げてきたの」と。
もう、この時点で設定が興味深いよね。

んで、ケイト・ウィンスレットは、
ライフセーバーの男と不倫するのだけど、
その男

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もはや意味がわからない『パンク侍、斬られて候』

この映画なんて言ったらいいんだろう(笑)

予告を見ると、割と壮大なアクション映画かと思いきや、
実際は、まあアクションなんだけど、
こう、一言じゃ言い表せない不思議な世界が広がっていた。

話としては、ウソを通すためにウソをついたら、
取り返しのつかないことになってもうた的な感じで、
すごくオーソドックスな感じではあるのだけれど、
世界観が狂気じみているのと、
出てくる人みんなキャラが強烈すぎる

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コレジャナイ感満載の『アメリカン・アサシン』

6月公開の楽しみ映画のひとつだったけど、
ちょっと待てと。

確か予告では、
「テロリストに恋人を殺された主人公が、
 復讐のためにCIAを利用する」
みたいな言い方だったから、
その設定がすごく面白そうだなと思ったわけさ。

パンピーだったのに、
復讐心だけでCIAに入り、彼らを手玉に取る、
そんな展開を期待したのさ。

しかも、物語開始5分で、
幸せの絶頂から不幸のどん底に陥る振り幅の大きさが

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