たかはしみっちっち

旅人志望の編集記者兼まんが描き。 鉄道旅/サウナ/観光特産士。 エッセイ・写真・イラス…

たかはしみっちっち

旅人志望の編集記者兼まんが描き。 鉄道旅/サウナ/観光特産士。 エッセイ・写真・イラストの総力戦でお送りします。

マガジン

  • サウナねこ・ニセモノのサウナ日記

    サウナはじめました。サウナねこ・ニセモノが週一回サウナを巡ります。

  • 小田急ロマンスカーミュージアム~大磯プリンスホテルの旅

    小田急ロマンスカーミュージアムと大磯プリンスホテルに、昨年末行ってきました。神奈川県民プチ旅の様子をお届けします。土日祝更新予定。

  • 五十にして天命なんか知ったこっちゃねえよ。

    「五十にして天命を知る」ってホントですかね。全然わかんないッスよ。

  • 観光特産士Ⓡ3級・みっちっち「特産・名産 ごちそうさん」

    晴れて観光特産士Ⓡ3級を取得したたかはしみっちっちが、 全国を旅して見つけた特産・名産品、 アンテナショップで見つけたご当地グルメなどを 写真やイラストで紹介してまいります。

  • 下飯田駅ってなにがあるの~横浜市営地下鉄ブルーライン乗り降り

    「いつも素通りしてる駅に、何があるのか知りたくて」横浜地下鉄ブルーラインを各駅下車してきました。今のところ、横浜駅ー湘南台達成。近いうちに、横浜駅以北&グリーンラインもやれたら。

記事一覧

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【自己PR兼お仕事募集】まんが・イラスト・ライティング

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「津軽海峡・秋景色」あとがき・正誤表

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「津軽海峡・秋景色」序章

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浅草ROXまつり湯/サウナねこニセモノ蒸され旅

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おふろの王様海老名店/サウナねこニセモノ蒸され旅

木曜日の夜8時前に訪蒸。 相鉄線かしわ台駅「海老名店」というから海老名駅が最寄りかと思いきや、下車駅は相鉄線でひとつ隣の「かしわ台」である。横浜駅から快速で30分…

おふろの王様高座渋谷店(神奈川県大和市)/サウナねこニセモノ蒸され旅

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なごみの湯(荻窪)/サウナねこニセモノ蒸され旅

寒い時こそ、サウナだ。都内に大雪警報が発令された日のこと。仕事を早じまいし、荻窪「なごみの湯」へ向かった。こんな寒い日は、サウナに限る。 東京駅から高尾行の中央…

熱望、サイレントサウナ

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2023年サウナ始め~スパイアス(横浜)/サウナねこニセモノ蒸され旅

2023年のサウナ始め。横浜スパイアスにやって来た。 横浜駅西口、高島屋から歩いて5分ほどの新田間川沿いにある。横浜の人には「ハマボール」と言った方が通りがいいかも…

ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【後編】

東京湾ビューの客室から夜の竹芝駅。駅前だというのに行き交う人はさほど多くない。店舗はいくつかあるようだが、混雑している風はない。ホテルまで、ぼんやりと灯りのとも…

ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【前編】

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サウナの本懐「外気浴」

外気浴とは、文字通り外の空気を浴びること。屋外に設けられた「ととのいスペース」などで、座ったり横になったりして休憩することだ。 サウナで蒸された後、シャワーで汗…

サウナー、はじめました。

ここではサウナでのエピソードや、実際私が蒸されたサウナについての所感をまとめておきたい。非常に個人的な「サウナログ」だ。 時にはネガティブな感想も出てくると思う…

大磯プリンスホテルで味わう非日常②【完結】

前回からずいぶんと間が空いてしまった。 誰が待っているわけでもない。別に続きなんか書かなくたって誰も困らない。 しかし、これを書き上げないと気持ちが悪い。おそら…

『【擬古典落語創作論】落語作家は食えるんですか』ちょっと長めの激励文

「落語作家は食えるんですか」こんなセンセーショナルなタイトルの本が出版された。正式な書名はアタマに【擬古典落語創作論】という文言が付く。著者は私が勝手に〝同志〟…

大磯プリンスホテルで味わう非日常①

大磯プリンスホテル。まさに「白亜の」と形容するにふさわしい、海辺の大リゾートホテルだ。しかし私が日の暮れた時間に到着したのがいけなかった。その美しさは翌朝までイ…

【自己PR兼お仕事募集】まんが・イラスト・ライティング

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自己紹介&PRです。
たかはしをご存知の方も、はじめましての方も、どうぞご贔屓に。

【たかはし みっちっち】
〇千葉県出身、神奈川県藤沢市在住
〇編集記者兼フリーイラストレーター

【これまでの主なお仕事】<まんが・イラスト>
〇書籍「ゴイタツ日本語教師をめざせ!」(アルク様)挿画
〇中国語ジャーナル ビジネス中国語コーナー(〃)挿画
〇イッツ・コミュニケーションズ様 広告パンフレットまんが

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「津軽海峡・秋景色」あとがき・正誤表

「津軽海峡・秋景色」あとがき・正誤表

【あとがき】旅は一度で「3回」楽しめるという。

1回目は計画を立てている時。
2回目は実際の旅行。
3回目は旅のあとの振り返り。

今回、久しぶりにまとまった旅行記を書いた。校正の都度、旅路を振り返った。5校やったので、トータル7回は旅を楽しんだと思う。脳内とはいえ、7回も本州の最果てまで行けば、そりゃあ疲れる。執筆には予想以上に時間が掛かってしまった。

が、やりきった感はある。私の「旅の記憶

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「津軽海峡・秋景色」序章

「津軽海峡・秋景色」序章

 コミックマーケット102で発行する拙著「鉄道150年記念 JR東日本パスでゆく津軽海峡・秋景色」の序章を、試し読みを兼ねて公開する。

【序章】JR東日本パス 
 「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」
 大きく書かれたA4のフライヤーを、駅のちらしラックから気まぐれでピックアップした。8月のことだった。

 このパスは、2022年10月14日~27日の2週間、フリーエリア内のJR東日本全線と

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浅草ROXまつり湯/サウナねこニセモノ蒸され旅

浅草ROXまつり湯/サウナねこニセモノ蒸され旅

晴れた日曜日の午後。
浅草ROXまつり湯に出掛けた。

ぴあムックに、有効期限が3月末の半額クーポン券が付いていたので、駆け込みで使ってしまおうという魂胆だった。10年ぶりの訪問だ。

90℃、快適に熱い。まつり湯はその名の通り、浅草ROXの6・7階にある。直通のエレベーターで受付がある7階へ向かう。

午後2時、受付でもロッカーでも混雑はなかった。実にスムースだ。

洗い場の数が多い。隣との仕切

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おふろの王様海老名店/サウナねこニセモノ蒸され旅

おふろの王様海老名店/サウナねこニセモノ蒸され旅

木曜日の夜8時前に訪蒸。

相鉄線かしわ台駅「海老名店」というから海老名駅が最寄りかと思いきや、下車駅は相鉄線でひとつ隣の「かしわ台」である。横浜駅から快速で30分強、こじんまりとした駅だ。

が、かしわ台には相鉄の車両センターが隣接している。鉄道好きは見逃せない。駅のすぐそばの高架橋から、ずらりと並んだ電車を見ることができる。壮観だ。

改札口を出て周囲を見渡すと、背の高い建物がない。店舗も平屋

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おふろの王様高座渋谷店(神奈川県大和市)/サウナねこニセモノ蒸され旅

おふろの王様高座渋谷店(神奈川県大和市)/サウナねこニセモノ蒸され旅

金曜日の夜8時。小田急江ノ島線高座渋谷駅前の「おふろの王様」にやって来た。

ロケーション、最高ここはなんといっても立地が素晴らしい。大和市の学習センターや図書館が入る複合型公共施設の5~7階にある。エントランスをくぐらず、ビルの外に設けられたエレベーターで直接受付のある5階まで上がることができるのも便利だ。各停しか停まらない高座渋谷駅。同じ沿線住民として嫉妬してしまう。

大浴場は7階にある。ビ

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なごみの湯(荻窪)/サウナねこニセモノ蒸され旅

なごみの湯(荻窪)/サウナねこニセモノ蒸され旅

寒い時こそ、サウナだ。都内に大雪警報が発令された日のこと。仕事を早じまいし、荻窪「なごみの湯」へ向かった。こんな寒い日は、サウナに限る。

東京駅から高尾行の中央線に乗る。その時点では雨だった。「警報は空振りか~」などとのんきにしていたら、途中の阿佐ヶ谷で屋根が白くなっていて驚いた。23区といっても、中央区と杉並区では天気が全く違う。

荻窪駅前も雪が降っていた。歩道にシャーベット状の雪が積もる。

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熱望、サイレントサウナ

熱望、サイレントサウナ

「サウナは社交場」ーーだけれども。「サウナは社交場」と人は言う。昭和の頃はビジネスマンがサウナで商談、といった光景がよく見られたそうだ。サウナで裸の付き合い、裸でおしゃべり。そういうのもいいだろう。

令和ーーコロナ禍の現在、感染対策としてサウナ内では「黙蒸」が推奨されている。昭和の社交場サウナを愛しておられる方は、現状にさぞご不満だろう。お察し申し上げる。

しかしコロナ禍以降にサウナの良さに気

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2023年サウナ始め~スパイアス(横浜)/サウナねこニセモノ蒸され旅

2023年サウナ始め~スパイアス(横浜)/サウナねこニセモノ蒸され旅

2023年のサウナ始め。横浜スパイアスにやって来た。

横浜駅西口、高島屋から歩いて5分ほどの新田間川沿いにある。横浜の人には「ハマボール」と言った方が通りがいいかもしれない。1階から3階までレストランなどのテナント、4階から7階までがスパ施設となっている。

ミラブルのシャワーヘッド10時入店。でかいアヒルのぬいぐるみが出迎えてくれた。そこかしこに大中小のアヒルがいて、かわいい。このぬいぐるみは

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ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【後編】

ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【後編】

東京湾ビューの客室から夜の竹芝駅。駅前だというのに行き交う人はさほど多くない。店舗はいくつかあるようだが、混雑している風はない。ホテルまで、ぼんやりと灯りのともる歩道を3分ほど往く。

チェックインを済ませ、フロントにあったテイクフリーの朝刊をエレベーターの中で眺めた。「安倍元首相 撃たれて死亡」の大見出しが、重い。それでも日常は容赦なく進む。私は私の日常を生きるしかない。

とはいえ、今日は自分

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ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【前編】

ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【前編】

用事はないけどゆりかもめ2022年7月上旬、ベイサイドホテルアジュール竹芝(東京都港区)に1泊した。今の会社に半年勤めた自分へのご褒美である。

アジュール竹芝に宿泊する目的は、もちろんサウナだ。時間や帰りの足を気にせずサウナに入れる。部屋でビールを飲んで、そのままバタンキューできる。我ながら夢のような企画だと思う。

会社の最寄り駅・有楽町から竹芝へ行くには、2つのルートが考えられる。

1つ目

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サウナの本懐「外気浴」

サウナの本懐「外気浴」

外気浴とは、文字通り外の空気を浴びること。屋外に設けられた「ととのいスペース」などで、座ったり横になったりして休憩することだ。

サウナで蒸された後、シャワーで汗を流し水風呂に入り、外気浴をする。それを3~4回繰り返すと、いわゆる「ととのった」状態になりやすいそうだ。

サウナの醍醐味は水風呂、とおっしゃるサウナー諸氏もいらっしゃる。しかし私は、外気浴にこそサウナの楽しみーー本懐があるのだと、大袈

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サウナー、はじめました。

サウナー、はじめました。

ここではサウナでのエピソードや、実際私が蒸されたサウナについての所感をまとめておきたい。非常に個人的な「サウナログ」だ。

時にはネガティブな感想も出てくると思う。味付けはしょっぱくならないよう工夫はするが「甘いだけじゃない」ということ(第一、ほめてばっかりだと嘘くさい)をお心に留め置いてご覧になってほしい。

きっかけは五十肩サウナへ行くようになったのは昨年だ。きっかけは五十肩。3月ぐらいから症

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大磯プリンスホテルで味わう非日常②【完結】

大磯プリンスホテルで味わう非日常②【完結】

前回からずいぶんと間が空いてしまった。

誰が待っているわけでもない。別に続きなんか書かなくたって誰も困らない。

しかし、これを書き上げないと気持ちが悪い。おそらく自分だけが、気持ちの悪い思いをしている。というわけでこの旅日記は、自分のためだけに書く。当時(約1年前)を思い出しながら。

食事を終えて部屋で一休みした後、再びスパ&温泉へ向かった。先ほどは温泉にザブンと入っただけだったが、2度目は

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『【擬古典落語創作論】落語作家は食えるんですか』ちょっと長めの激励文

『【擬古典落語創作論】落語作家は食えるんですか』ちょっと長めの激励文

「落語作家は食えるんですか」こんなセンセーショナルなタイトルの本が出版された。正式な書名はアタマに【擬古典落語創作論】という文言が付く。著者は私が勝手に〝同志〟と呼ばせていただいている、落語作家の井上新五郎正隆さんだ。

「(タイトルのような)そんな不躾な質問をする人なんて今どきいるのか?」 と疑問に感じたあなたは、恐らく思慮深く空気の読める方だと思う。そのまますくすく育ってほしい。

しかしなが

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大磯プリンスホテルで味わう非日常①

大磯プリンスホテルで味わう非日常①

大磯プリンスホテル。まさに「白亜の」と形容するにふさわしい、海辺の大リゾートホテルだ。しかし私が日の暮れた時間に到着したのがいけなかった。その美しさは翌朝までイマイチよくわからなかった。

巨大ホテルらしい、いくつも並んだカウンターでチェックインをする。女性のスタッフさんが、宿泊者カードに書いた私の誕生日に気づき「おめでとうございます」と言ってくれた。それがたとえホテルパーソンとしての発言だとして

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