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そう来たか!の衝撃が走った、「シン 東洋陶磁」展
陶芸の話を振ると「やきものって解んないんですー」と逃げようとする人がほとんどだ。逆に「李朝がわかる女になりたいんです」と意識の異様に高い女性も少数いるが。
両方のやきもの反応について、必ずおすすめしていることがある。「大阪市立東洋陶磁美術館に行くしかないでしょう」
20年前にうつわの記事を書くことになり、勉強のためにワタシがまず取った行動が、ここの会員になって、時間を見つけて通うことだった。誰か
村上隆を「嫌い」と言うことで、「良きアートファン」の顔する人が多いのが問題じゃね?
村上隆のことを「嫌い」「俺は認めない」などと言っておけば、アートがわかったような、「良識ある」アート好きであるかのような格好がつく、そんな空気はある。
私も漫然とその空気の中にいた。
自分の展覧会の開会挨拶でカネの話に終始する、そして「ワタシは世界で評価されているのに、日本では嫌われている」と、面白くないネタを繰り返す村上さんも村上さんだが、ワタシには、村上さんにそう言わせている「空気」の方が大
The World of Kyoto-Sushi, Where Pre-Nigiri Traditions Live On
Have you ever heard of the "edible craft" of sushi called "kyo-sushi(Kyoto sushi)" ?
"Izuju" is located under the stone steps of Yasaka Shrine in Gion, Kyoto. As soon as the restaurant opens, custome
登録100万人のYouTuber、りおなちゃんは、実写版:奈良美智の女の子みたいだ
「ワタシのこと、お前っていうのやめてよ」。
お父さんをこき下ろす言動が話題の、6歳のユーチューバー、りおなちゃん。チャンネル登録者が100万人を超える大人気だ。
勧められて見てみたら、なんか見覚えが、、、どこでお見かけしましたっけ?と思ったら、奈良美智の絵ではないですか。
奈良さんの絵の女の子の多くは、下ぶくれの赤ちゃん顔で、不機嫌な表情をしている。いろんな解釈はできるが、か弱い者の声がスルー
海外で、日本の若手の抽象画がキテるとか
京都新聞 2024年2月17日掲載
2月は芸術系大学の卒業制作展、3月は「アーティスツフェア京都」が開催され、若手作家にスポットが当たる。この時期にあわせて、抽象画を手がける3人の展覧会が開催されている。
竹林玲香(1998年生まれ)の作品は、灰色がかったブルー、ピンク、薄紫のグラデーションの上に線描がリズミカルに描かれる。黄色いドットに覆われた作品もある。陶のような異素材もペインティングの素
「ミニマル美術」展で、シンプルでいられない世界のことを考えた
京都新聞 2023年12月23日朝刊に掲載
ミニマルアートとは、幾何学的なパターンや素材の物質性をシンプルに際立たせて、説明や主観的な感情をそぎ落とした表現。1960年代後半に、アートのトレンドとなった。このグループ展では、コンセプチュアルな作品を制作する若手作家が、ミニマルアートのスタイルを借りて競作する。
木のフレーム、電気ストーブの形をした光のオブジェは松井沙都子、オブラートにシルクスク
バングラで聞いた「10年後、僕が日本を助けます」を、ラグジュアリーホテルで思い出した
新しくオープンしたラグジュアリーホテルにご招待を受けた。
チェックインしようとしたらフロントデスクにはインド映画に出てきそうな髭のダンディ、部屋の案内をしてくれたのは、チャイナドレスやアオザイが似合いそうなアジア系の若い女性ではないですか。客室のシンプルで広々したデザインもあいまって、日本のホテルにいる感じがしない。
いやはや日本の人手不足、ここまできたかと驚いた。
しかし、改めて驚いたのが、そ