あれはとある月の16日その日は私の誕生日の前日だった。彼女に温泉旅館宿泊をプレゼントされたもんだから嬉しくて嬉しくて舞い上がっちまってトリプルアクセルをしそうな…
どうやら私は根幹で人をバカにしているらしい。そして私が優位な立場であると思っている。いや、思い込んでいる、思いたいという願望。私はこうあるはずだという自分への…
しっかり煮ると美味しくなる。冷ますと味が染み込む。時間をかければ料理は美味しくなる。あっ、煮込み過ぎて干上がってしまった。料理は人に食べてもらわなきゃ…。 …
のび太はよくジャイアンに虐められる。そして泣きながらドラえもんに泣きつく。そしてドラえもんはのび太に手を貸す。助けるわけではない。その場しのぎの手段を秘密道具…
「起立、礼、さよおなら」 齢10に満たない少年少女の意気衝天な挨拶が放課の合図だ。最初に教室を出たのは数人の男子生徒であった。おそらくこのあと遊ぶ約束をしている…
何かおかしい。いつも通りの部屋なのだが、いつも通りではない。窓は鍵がかけられ密閉されているし部屋の鍵も外からロックされている。叩いて叫んでも返事がない。どうや…
言葉には質量があるわけよ なんだい、藪から棒に 発せられる言葉は箱に過ぎないのさ、そこにどんな思いが込められてるかが重要なわけさ ぴんとこねぇな いいか、例え…
庭にいる弟が何やら騒いでいる。気になってベッドから体を起こす。 「あんたをここに住まわせた覚えはないんだからね。」 猫でも入り込んだのだろうか。まぁよくあること…
単刀直入に言うわ、あなたが嫌いよ 指を差し唐突にこんな言葉を言って放つのは紛れもなく僕の彼女である。 あの、えっと僕何かしました? 気の利いた返しもできず申し訳…
いざ自分たちの出番だとステージに向かおうとしたが、緊張と不安で足が止まってしまう。自分を奮い立たせ、再びステージに向かおうとした。しかし、そこで妙な違和感を覚…
どうも十府ひでです。短編小説を投稿していきたいと思います。できれば週に一回ぐらいあげたいけど…いや、あげるぞ、なんとかね。気軽にコメントとかくれると嬉しいです…
十府ひで
2024年5月6日 11:53
あれはとある月の16日その日は私の誕生日の前日だった。彼女に温泉旅館宿泊をプレゼントされたもんだから嬉しくて嬉しくて舞い上がっちまってトリプルアクセルをしそうなほど興奮していた。道中の車内はそれはそれは楽しくおしゃべりをしながら片道2時間程度車を走らせた。温泉が近づいてくるなり硫黄の匂いがプンプンしやがるもんでワクワクの火に油を注がれたように、気持ちは昂っていたわけだ。部屋につくなり早速温泉に向
2024年5月3日 00:25
どうやら私は根幹で人をバカにしているらしい。そして私が優位な立場であると思っている。いや、思い込んでいる、思いたいという願望。私はこうあるはずだという自分への期待。慢心。こんなものは早く捨て去ってしまいたいものであるが、このようなみかん箱の底で腐ったようなドロドロなプライドはなかなか取り除くことはできない。箱ごとすてれば良いのだが、このカビ臭いを通り越し腐敗臭のするものに愛着を感じてしまい、あ、
2024年4月28日 12:09
しっかり煮ると美味しくなる。冷ますと味が染み込む。時間をかければ料理は美味しくなる。あっ、煮込み過ぎて干上がってしまった。料理は人に食べてもらわなきゃ…。 考えすぎるのはよくない。しかし癖になっているのだから仕方ない。そして通学途中の電車で大学の同級生を見かけた私は話しかけるかどうか悩んでいる。こちらは一人、向こうは二人。話しかけようか。私は彼らと普段話はするものの特段仲の良いわけではない。
2024年4月22日 13:23
のび太はよくジャイアンに虐められる。そして泣きながらドラえもんに泣きつく。そしてドラえもんはのび太に手を貸す。助けるわけではない。その場しのぎの手段を秘密道具という形で与えるのだ。しかし、のび太は欲を出しドラえもんの言い付けを破り秘密道具を悪用してしまう。結局のび太は痛い目を見て話は終わる。ドラえもんというストーリーは、ジャイアン、のび太、ドラえもんの3つの関係でバランスを保っている。 私
2024年4月20日 00:58
「起立、礼、さよおなら」 齢10に満たない少年少女の意気衝天な挨拶が放課の合図だ。最初に教室を出たのは数人の男子生徒であった。おそらくこのあと遊ぶ約束をしているのであろう。それはさながら、スターティングゲートが空いた瞬間の競走馬のような勢いであった。それに続くようにしてぞろぞろと教室から出てくる生徒たち。次いで出てきたのはボールを持った集団。校庭で遊んでから帰る組である。続いて習い事ある組、特に
2024年4月16日 22:41
何かおかしい。いつも通りの部屋なのだが、いつも通りではない。窓は鍵がかけられ密閉されているし部屋の鍵も外からロックされている。叩いて叫んでも返事がない。どうやら閉じ込められてしまったようだ。今日は仕事だというのに。さて、どうするか。この感じだと簡単に出られそうにない。いや、私次第でおそらく出ることができる。しかし、それはあまり取りたくない方法だった。なぜなら、、、とそのときドアが細く開きそこから
2024年4月12日 22:11
言葉には質量があるわけよ なんだい、藪から棒に発せられる言葉は箱に過ぎないのさ、そこにどんな思いが込められてるかが重要なわけさ ぴんとこねぇないいか、例えばな、ある人が(この映画面白かった)と言ったとする。この人にとって面白かったわけだが、それは何かと比較して面白かったのかそれとも、ある基準を超えたから面白かったのかそれぞれ理由があるだろう そりゃそうだろ、何が言いたいんだつまり、人
2024年3月19日 23:56
庭にいる弟が何やら騒いでいる。気になってベッドから体を起こす。「あんたをここに住まわせた覚えはないんだからね。」猫でも入り込んだのだろうか。まぁよくあることなのだからいちいち騒ぐほどのことでもないだろう。くだらないなぁ。と再びベッドに横になる。「いうことを聞かない悪い奴は死んでもらいます。」ちょっと待て!!!!そこまでする必要はないだろうと急いで窓から顔を出して、「やめろーーー!」と叫ん
2024年3月12日 23:20
単刀直入に言うわ、あなたが嫌いよ指を差し唐突にこんな言葉を言って放つのは紛れもなく僕の彼女である。あの、えっと僕何かしました?気の利いた返しもできず申し訳ないと思いつつもあまりに急であったから致し方ない。いえ、気の障るようなことをされた覚えも許可した覚えもないわ。なんだその言い回しは、僕は君の許可なしに発言すら許されないのか。それじゃあなんだって言うんだよ。まさか、別れたいと
2024年3月7日 19:05
いざ自分たちの出番だとステージに向かおうとしたが、緊張と不安で足が止まってしまう。自分を奮い立たせ、再びステージに向かおうとした。しかし、そこで妙な違和感を覚える。違和感というかそこにいるべきではない、正しくは今から向かう場所にもうすでに自分が立っているのである。一瞬戸惑ったがこれは緊張のせいでネタに集中できていないからだと悟り、もう一度気を引き締めようとするがそれも躊躇われた。理由は明白であっ
2024年3月7日 18:56
どうも十府ひでです。短編小説を投稿していきたいと思います。できれば週に一回ぐらいあげたいけど…いや、あげるぞ、なんとかね。気軽にコメントとかくれると嬉しいです。当たり障りのない自己紹介となりますがよろしくお願いします。