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パレスティナの人々の命を守れ‼️映画紹介「ガザ 自由への闘い」

連日、パレスチナから悲惨な声が届いております。
人類史上最大ともとれる人道被害を、私たちは止められないのでしょうか。

今、「アジアンドキュメンタリー」というサイトで「ガザ 自由への闘い」(2019年米)という映画が無料公開されています!
ドキュメンタリー映画です🕊️


イスラエルに完全に封鎖されているガザ地区は「天井のない牢獄」とよばれ、地区に住んでいるパレスティナ人は自由を奪われ、武力で抑圧された生活を余儀なくされています。

ガザ地区は全長約40㎞、幅約10㎞で、200万以上のパレスティナ人が住んでいます。
約半数が未成年で、多くが難民キャンプに住んでいます。
国境はイスラエル軍によって管理され、国境の有刺鉄線に300メートル以内に近づけば射殺されます。

イスラエルによる経済封鎖で貧困状態はひどく失業率は全体で50%、若者の7割は職に就いていません。
食料も地区外からの搬入に頼らなければならないのです。
イスラエルは栄養失調にならない最低限しか配りません。
水不足も深刻で、ガザにあった海水淡水化プラントはイスラエルの攻撃によってほとんど破壊されました。
停電も普通で、1日に4時間程度しか電気が使えません

地区の外にでるにはイスラエルの許可が必要ですが、たとえ医療目的であっても認められるとはかぎりません。
生活と移動の自由は基本的人権ですがその権利は踏みにじられてきました。
陸路も海も空も監視されており、パレスチナ人はどこにもゆけないのです🥺
ちなみにイスラエルによって入ることも制限されているため、ガザの人々はほとんど外国人に会ったことがありません。

ガザの住民はほとんどがユダヤ人に土地を追われた難民です。イスラエルはパレスティナ人から土地を取り上げ反抗すれば容赦なく弾圧しました。


パレスティナ人は抵抗します。
2006年の選挙でハマスが勝利しガザ地区を支配するようになります。
ウィクリークスによるとハマスの支配はイスラエルの希望だったようです、なぜならハマスはインティファーダなど少し過激な活動をするからです。
支配すればそれを口実にガザを攻撃できるからです。
その希望通り、イスラエルはガザを繰り返し攻撃し街を破壊し、人々を殺戮することを国際社会から見逃されてきました。



一人のパレスティナ人が国境のフェンスを越えて飛ぶ鳥を見て思いつきました。
「何千ものガザ市民が集まって平和的に越境を試みたらどうだろうか。」



「ガザは絶望的な人道危機に苦しんでいる、経済も社会インフラも崩壊してしまった。
仕事も希望もなく国境は閉鎖されたままだ。
世界のパレスティナ難民は1000万を超え、条約によれば故郷に戻る権利を与えられている。だから故郷に帰りたい。
植民地的支配の道徳観を当てにすることはできない。
僕らは自分たちの力で世界中の人々に働きかけたいと思う。

他の国が勝ち取ったような自由、独立、意志決定力を僕たちが勝ち取るまで闘う。
歴史的倫理的観点から見れば軍事占領は破滅につながる。
植民地と隔離政策によって他民族に対する殺戮と差別行為を助長させるからだ。
占領軍は人々を消し去ろうとしている。
僕らは人権の中に強さを見いだし、たとえ弱い立場でも声をあげてみせる。」

こうして2018年3月30日「帰還の大行進」が始まりました。
人々は毎週金曜日に集まり国境のフェンスに向けて非武装の抗議活動を続けました。


しかし、イスラエル軍は発砲。
子どもを、障害者を、女性を、高齢者を、ジャーナリストを、医療従事者を狙い撃ちしガス弾を打ち込むのです。

石を投げた少年は頭を銃撃されました。
イスラエル軍は子どもも標的にして狙撃しているのです。

必至で両手を挙げ、攻撃の意図はないと示すパレスチナの人々をイスラエルのスナイパーは銃で撃ち抜いていくのです。



非武装の市民に対する虐殺であることは国連の報告も認めています。

イスラエルの行為は明らかに戦時国際法、ジュネーブ条約違反です。国連も認めているのに、なぜイスラエルの残虐行為を欧米は見逃しているのでしょうか?
なにがイスラエルを世界中で何をやっても許される国にしているのでしょうか?
それはイスラエル支持を崩さない欧米(それに追付いする日本)の責任だと思います。



映画はただいま無料で公開されています!

パレスチナ情勢やどんな現状が起きているのかが分かりやすく説明されていて、とても勉強になります!
📖


パレスチナの人々って私も会ったことがありません。
会う機会もなく、日本の近くでもないため少し遠い存在のように私たちからしたら感じるかもしれません。
しかし、映画を通して実際のひとりひとりのストーリーや話しているのを見ると、同じ人間が大変なことになってると顔が浮き上がってくるようになり、深刻さが伝わってきます。


この映画の最後にも伝えていましたが、イスラエルを国際司法で裁くべきです。
イスラエルが国をあげてやっていることは、犯罪です。
パレスチナの人々にとっても、公平な法秩序にとっても裁かれるべきであり、それは私たち国際社会がもっと声をあげていくべきなのです‼




執筆者、ゆこりん、ハイサイ・オ・ジサン


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